みなさん!知ってますCAR?

2008年4 月15日 (火曜日)

愛車メンテのプラスアルファ情報

★ロングタイプのトルクスビットソケット

3025100r1  ドアノブの周辺をはじめ、いまどきのクルマにはトルクスボルトと呼ばれるボルトが使われるケースが少なくない。
 とくに樹脂パーツなどに使われているのが穴の奥にある(見栄えを高めるため!)トルクスボルト。これを取り外すのに取って置きのハンドツールが登場している。
 KO-KENの「トルクスビットソケット」がそれで、軸部分が丸断面なので、奥まったところにあるトルクスボルトへのアクセスができるのがだんぜん有利。全長が100ミリと長いところが使い勝手が二重丸のゆえんである。
 差し込み角は、3/8インチ(9.5ミリ)で、T20からT55まで計8サイズがラインアップしている。価格は1本1450~1620円。8本セットでは1万2300円だという。
 真ん中に突起が設けてあり、いわゆる「いじり止め」タイプのトルクスボルト用のT○○H(品番名で、○○にはサイズが入る)もスタンバイしている。こちらは1本1650~1850円。8本セットで1万4000円。

カーライフ大助かり知恵袋2

インジェクターの洗浄マシンとは?

252_52211  世の中には、「メンテナンスはお手上げだ~っ!」という世界がたまにある。
 燃料噴射装置の主役ともいうべきインジェクターが、まさにその代表ではないだろうか? 精密機械だから一生モノ。あるいは・・・精密機械だから下手にいじるとかえって悪くなる・・・そんなイメージの自動車部品である。インジェクターといえば、開閉部のバルブは1ミクロン(1/1000ミリ)の精度だし、ピンドルバルブニードルと呼ばれるリフト量は60~100ミクロンの世界なのである。
 ところが、エベレスト(チョロランマ)を征服すると世界が開けるのと同じで、あえて困難な事柄に挑戦する企業が世の中にはある。埼玉県川越市にある「アズニュー」https://asnu.jp もそのひとつで、これまでお手上げだったと思われてきたインジェクターをオーバーホールして蘇らせるシステムをイギリスから導入している。「超音波インジェクタークリーナー&フローベンチシステム」がそれ。
 このマシン、一基130数万円もするため、ユーザーには手が出せないが、全国のチューニングショップや整備工場に70機ほど納入済みだという。内部に侵入したごみによりエンジン不調に陥っていたクルマや、インジェクター内部のクリーナーが破損しているなど意外とインジェクターにまつわるトラブルは少なくないという。インジェクターのオーバーホールで、愛車ががぜん蘇る、のもけっしてオーバーではないという。

カーライフ大助かり知恵袋1

旧きをたずねて新しきを知る! その1

252_52611  前号で紹介した日産自動車の『横浜ゲストホール』(横浜市神奈川区宝町2)に展示してある一番古いエンジンに、こだわってみたい。
 日産のエンジンのルーツともいうべき7型である。日産自動車の前身とも言うべきダット自動車製造が1929~31年に小型乗用車DAT91型用に開発した、直列4気筒で排気量495ccのサイドバルブ式エンジンである。なぜ500ccに満たない排気量だったかというと、当時は350ccまでなら1人乗りで無免許で運転ができるという決まりがあり、それが近い将来500ccまで引き上げられる、との噂があったからである。
 サイドバルブというのは、吸排気のバルブが文字通りピストンの横にレイアウトされ、吸排気バルブ、吸排気ポート、カムシャフトなどのパーツがシリンダーブロック内におさまる。構造が簡単で修理しやすいなどで、T型フォードで採用されている。だが、圧縮比が高くとれず、燃焼室のコンパクト性は程遠い。現在では、発電機のエンジンぐらいにしかその姿を見ることができない。
 ところが、このDAT号は、のちに日産のメインエンジニアとなる後藤敬義(ごとう・のりよし)が中心に開発したもので、1930年(昭和5年)に無舗装路の大半だった東京~大阪間をノンストップで走破した国産車として金字塔を打ち立てている。(次号に続く)

TOP NEWS

グローバル部品メーカーのテクニカルセンターとは?

253_53251  ジャーナリストを生業としていて、なにが嬉しいというと「まず見ることができない現場」に足を踏み入れるチャンスが少なくないことだ。前号のGT-Rの組み立て現場もそうだが、今号は、アメリカ系の自動車部品メーカーであるTRWの横浜にあるテクニカルセンターに潜入できた。
 TRWと聞いても具体的なイメージが湧かないが、T型フォード時代(20世紀初頭)からエンジンバルブを製造から始まった部品メーカーで、TRWの言われは、トムソン、ローマン、ウールドリッチという当時の企業家3名の頭文字を取ったものだという。アメリカの企業ではよくあるのだが、M&A(企業買収)で大きくなり、現在ブレーキ部品、エアバック、ステアリング、シートベルトなど自動車にまつわるパーツやシステムを供給する企業。世界27カ国に200以上の拠点を持ち、総従業員数が6万6000人だという。
 横浜・新山下にあるテクニカルセンターには、スレッド装置(写真)と呼ばれるシートベルトの性能試験装置、エアバック展開試験室、ブレーキのキャリパーの耐久試験装置、マスターバックの性能確認試験機など各種テスト機や実験設備を持つほか、エアバックの試作品を作る設備などを備える。
 日本の自動車メーカーに新製品を提案したり、アプリケーションといって車種ごとの適合業務などがおもな仕事だという。

2008年4 月 1日 (火曜日)

愛車メンテのプラスアルファ情報

★台湾製ハンドツールを侮るなかれ!

261  安かろう、悪かろう・・・そんなキャッチフレーズをつい付けたくなるイメージがついてまわった台湾製ハンドツールが、このところがぜん魅力を増している。
 台湾台北に本社を持つFUCOもそのひとつ。FUCOのクラフトボーイ(CRAFT BOY)というブランドのハンドツールがお奨め。ソケットツールセット、レンチ類など種類の豊富さ、サイズの豊富さ、フィニッシュのよさ、ハンドツールとしての斬新性など、心に届くハンドツールが少なくない。
 首振りコンビネーションスパナセット、フレックスクローフットレンチセット・・・・欧州やアメリカ、日本にはあまり見かけないツールも少なくない。
 クロスレンチ(写真)も、単なるコピー工具ではなく、1歩、もしくは半歩工夫を凝らしている。工夫とは、たとえばデザインだったり、使い勝手であったり、フィニッシュであったりするのだが、台湾製の工具がそれまでの経験の積み重ねで、成熟期に入りつつあることの証明といえそうだ。
 FUCOのホームページは、https://www.fuco.com/

カーライフ大助かり知恵袋2

付加価値をつける!純水洗車とは?

301_2  筆者のように洗車にはいたって無頓着なユーザーはあまり大きな顔をしていられない。どうせ2~3日したら雨が降るのだから、洗車などしたくもないね・・・そんな高をくくって数十年なのである。
 ところが、世に≪純水洗車≫なるものが登場したのである。
 純水とは現在中近東などで「海水の真水化計画」として知られている逆浸透幕の原理を応用して、作り上げた純水のことだという。水道水の中に溶け込んでいるナトリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル分を除去した、蒸留水と限りなく近い水のことである。
 ROモジュールと呼ばれる浸透幕を何層にも重ねて海苔巻き状にした特殊な容器に水道水を通し、純水を生成するマシンである。このマシン、1時間で約150リッター(10台分)の純水を作り出すという。
 ミネラル分を含む水道水ではなにがダメだったかというと、ボディ表面に白いミネラル分が水シミとして残り、艶のあるイマドキのクルマの塗装の見栄えを台無しにしてしまうというのである。
 純水で仕上げをすると、透明感のあるボディとなる。とくに新車などによくコーティングを施すクルマがあるが、この場合純水洗車をしたのちコーティング施工するとより理想に近い仕上がりができるという。
 純水洗車による高品質洗車が、近いうち日本の常識になるのだろうか!?

カーライフ大助かり知恵袋1

1日楽しめ、いつのまにかエンジン博士に!

11  横浜方面に足を延ばし、3時間以上自由時間ができたら、ぜひ一度訪問したいお奨めのプレジャーエリアがあるので、ご紹介しよう。
 日産自動車の『横浜ゲストホール』(横浜市神奈川区宝町2)がそれ。ゲストホールというとなんだか、敷居が高い感じだが、平たく言えば≪エンジン博物館≫なのである。ここに来れば日産のエンジンのほぼすべてが見渡せる。量産エンジンはもちろんのこと、記録を塗り替えたレーシングエンジンが系統順に理解できる仕組み。なかでも興味深いのは、戦前に開発された排気量495㏄エンジンの各部品の展示と映像が見ることができる点だ。3年前にデビューした比較的最新でセレナなど多くの日産車に採用されているMR型エンジンのバラシパネルをイマドキエンジンの凄味を再認識することができる。
 実はこのゲストホールは、昭和8年、日産自動車生誕の地でもあり、かつてはここから自動車を作り出していたところ。横浜工場の戦前、戦後のヒストリーを眺めることができるパネルが秀逸。アメリカ人技術者ゴーハムさんのことなど、知らない世界が少なくない。家族連れでも楽しめる。このゲストホールは午前10~午後4時までオープンしていて、無料。しかも無料駐車場ありだ。
 ホームページは、https://www.nissan.co.jp/INFO/FACTORY/YOKOHAMA

TOP NEWS

日産GT-Rのエンジン組み立て現場に潜入!

411_2  日産のスーパーカーとして話題を集めているGT-Rのエンジン組み立て現場を見ることができた。VR38エンジンは、Y30セドリックで1983年にV型6気筒エンジンを国内初投入した威信にかけて、日産のエンジンテクノロジーの粋を投入したエンジン。
 超軽量のプラズマ・コーティングを施したシリンダーボア、IHI製のステンレス鋳造のツイン・ターボチャージャー、左右バンクが独立した吸排気システム、全域をフィードバックすることで燃料冷却の必要をなくし燃費に貢献するテクノロジーなど先進技術がてんこ盛りエンジン。
 このエンジン組み付け現場は、予想外にこじんまりしたところ。量産エンジンの工場内にあるが、完全にホコリやチリを排除したクリーンルーム内。
 匠(たくみ)と呼ばれる作業員が手組みで1基につき100分間で作業をしていた。5人が同時に作業をしているので、一日の約20数基だ。2軸のナットライナー(ボルト・ナットを締める工具)と電動ツール、ハンドツールでの組み付けである。オイルが使われるエアツールだとオイルミストが拡散するので、電動式工具をあえて使っていた。意外だったのは、ハンドツールが意外としょぼいTONEブランドだった点。せめてKTCのネプロスを使ってもらいたいところ!?
 クリーンルーム内では吸排気などの補器部品取り付くまでのベアエンジンまでを組み付け、完成したエンジンは気筒圧、カム中心角のズレ、起動トルク、定常トルクなど10数項目を測定(写真)。さらに、補器類を付けたあとはエンジンベンチに運ばれ、全基全開テストで性能確認されていた。一基ずつ責任を持って組み立てるセル生産。量産とは異なるスキルの養成も、狙いだという。


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