みなさん!知ってますCAR?

2010年9 月15日 (水曜日)

TOP NEWS

40年以上前の歴代名車トラックをリストア!

三菱ふそう  日本のモータリゼーションが始まっておよそ半世紀。自動車は、化石燃料時代を脱するべく、次世代型のビークルとして電気自動車やハイブリッドカーがもてはやされる時代。ところが、そうした新時代への眼差しとは裏腹に、このところ、“旧きよきクルマ”が見直されつつある。
 スポーツカーや時代を画した乗用車は、つとにもてはやされているが、旧きよきトラックがレストアされ始めている。しかも日頃ニューモデル開発に熱を上げる、自動車メーカーのエンジニアたちの手で、再生作業が展開されていたのである。1970年前後の小型トラック・キャンターが3台レストアされた。うち1台はスターターの急なトラブルで試乗はかなわなかったが、2台を栃木県の喜連川(きつれがわ)にあるテストコースでハンドルを握ることができた。T210Cという型式を持った1975年式キャンター・ディーゼル(写真)とT95ADというガソリンエンジンを積んだ1970年式ダンプ仕様のキャンター。
 総勢29名のエンジニアが休日を使い、レストアに取り組んだという。ボディの錆びの部分を板金で手当てし、さび付いたUボルトを難儀して取り外し、新しいUボルトを取り付け、リーフスプリングのばらし再組付けするも前後を間違えるとなどのドラマが満載。その中で三菱の歴史に思いをはせ、当時のクルマ作りをタイムスリップするなど、想定以上の≪レストアの学習効果≫を話してくれた。今後、中型トラック5台、小型バス1台を含む計15台を動態保存状態でレストアする計画だという。そのほとんどが野外で保管されていたため、腐食が進んでいて限りなくゴミに近いコンディション!?
 ところが、今回の試乗で、なかでも元気よく走ったのは、T210Cだった。むろん、当時の車両はエンジン音や車体の振動、シャシーからの騒音など、あちこちからの音と振動がすごい。だが、日本電装(現:デンソー)製の列型噴射ポンプを備えた4気筒エンジンは、ことのほかよく吹けた。ハンドルを握るうちに・・・40数年前がアルバイトで運送業にいそしんでいた学生時代の思い出が甦りもした。昔を思い出させるのは何も流行り歌だけではないのである。

カーライフ大助かり知恵袋1

三菱自動自動車の光と影 知られざるスリーダイヤモンド物語 第4回

三菱A型  まさに手探りのクルマ作りが展開される。「エンジンのカムおよびカムシャフトの製作のためには研磨機はあったが、タイミングの誤差がはなはだしく、手作業で修正。時には作り直しも再々ありました。当時は嵌合(かんごう)の標準は制定されていないので作業者の勘に頼る有様。そのため焼き付きトラブルはさんざん経験し、その経験で適当な公差を決めるというものでした」と当時を語るエンジニア。
 「熱処理も書物や経験を頼りにおこないました。歯車の製作は軸心の平行の狂いのため、歯形の磨耗がはなはだしく、雑音としても出ました。とくに困難を極めたのは後軸に作られた作動用の傘歯車の製作.ケースや部品のゆがみの連続のため,そうした誤差が重なり合い、より誤差が拡大し,試運転するごとに大音響を発し,不愉快はなはだしく苦情は尽きることがありませんでした」
 90年前といえば3世代前、おじいさんの時代。自分のおじいさんが、こうした悪戦苦闘のすえ自動車らしきものを作り上げたかと思うとなにやら他人事ではない!?
 車室の構造や製作に関しては、造船所ではまったく知識も経験もなかったので、当時の馬車を製造していた業者に丸投げしている。大型の木材をくりぬいて丸みをつけ、その他の部分も木材を使い、形の割には大重量の車室が出来上がったという。キャビン内は英国製の毛織物をあしらい、いわばコストを無視した贅(ぜい)を尽くしたともいう。
 こうして完成した三菱A型乗用車は、翌大正8年の福岡博覧会に出品されると同時に、三菱造船と三菱商事が共同出資した販売会社「大手商会」(東京・芝日の出町)を設立し販売を目指す。この大手商会は、輸入車の販売やグッドイヤータイヤなどの販売も手がけている。
 ところが、三菱A型乗用車は、わずか22台を製作したところで途絶えた。いろいろな事情があったようだが、最大の理由は海軍から「自動車よりは航空機をつくれ」という命令に近い圧力があったからだという。大正10年に生産が中止され、これにともないせっかく設立された販売会社の「大手商会」も翌年の大正11年には解散している。

カーライフ大助かり知恵袋2

イマドキのクルマのメンテナンスの必需品!?

スナップオン  イマドキのクルマというのは、エンジンやトランスミッション、エアバック、シャシーなど10個前後の部品ブロックごとが電子制御され、それらはCAN(キャン)通信と呼ばれる通信で結ばれている。だから、たとえばパワーウインドウのモーター1個を交換した場合でも、初期化というかゼロ点調整が必要となる。ステアリングラックの交換時なども同じ。ハイブリッドカーなどの場合は、さらに電子制御の領域が広がり、たとえばブレーキのエア抜き作業などは、通常のクルマのようにやるとエアの混入を促進するなどもぐら叩き状態となりトラブルが広がりかねない。
 自己診断装置(ダイアグノースチック)が付いているので、故障コードを読み取る装置を取り付け、トラブルを診断したり、故障コードを消去する作業をすることになる。その装置が40万円以上となれば、サンデーメカニックにはあまりにも敷居が高すぎる。ところが、サンデーメカニックにも、ようやく手が出せそうな価格の外付け診断機が登場しつつある。文字情報で作業サポートをしてくれるのもある。たとえばスナップオンから出たMTG1000は、定価15万円だが、類似品はネット上で6万円台の販売もあるようだ。数年後には、音声ガイドで、しかもコードレスタイプの、さらに使いやすいタイプが登場するかもしれない!?

愛車メンテのプラスアルファ情報

ハイパーロング・プライヤー

ハイパーロングプライヤー  いつも書くので耳にたこかもしれないが、近頃のエンジンルームは部品が混みいって、手が入りづらいこと、このうえなし。長いプライヤーがあれば、うまくゆくのに・・・と思うこともしばしば。
 そんな声を反映して、具合のいいロングプライヤーが世の中にはあるのだ。
 ハイパーロング・プライヤーがそれ。ストレートタイプとベントノーズタイプの2種類があるが、使いやすいのは先端部が曲がっているベントノーズタイプ。全長は300ミリ。先端には2つの切り込み溝と大小のギザ歯があり、いろいろ使い勝手がよろしい。柄を握りぐいっとチカラを入れてもラジオペンチのような頼りなさがない。剛性にすぐれたハンドル形状でねじれやしなりがなく文字通りガッチリ掴むことができる。口開きは2段階調節で、最大口開きは25ミリぐらいまでだ。本体はクロームバナジウム鋼だという。表面処理はニッケルクロームメッキ。価格は1880円。新潟の五十嵐プライヤー(https://www.ips-tool.co.jp/)製だ。

2010年9 月 1日 (水曜日)

TOP NEWS

オールラウンドSUVのすごさを理解させることができるか? 新型パジェロ

パジェロ  オフロードバイクでも腕がないとチト太刀打ちできそうもない、岩盤の急斜面を力強く登っていく・・・。前夜の雨で路面が大きくえぐれたV溝状の林道・・・。とにかく普通のクルマでは、5メートルも前に進めない悪路を何事もないように進む新型パジェロ。
 そのパジェロのエンジンルームには、世界で一番厳しいポスト新長期規制をクリアした3.2リッター・コモンレール式4M41型ディーゼルエンジンが収まる。今回、吸気ポート形状、燃焼室形状、低圧縮比(17→16)、インジェクションなどを一新し、エンジン制御の最適化により排出される窒素酸化物を低減。VGターボの過給圧を高め、インジェクターをチューニングすることで、出力、トルクともに10%以上向上させ、燃費もJC08モードで5%向上させ、10.4km/lと平成27年度燃費基準を達成している。出力向上にあわせ、熱対策もウォーターポンプやオイルポンプのチューンで万全だ。排ガス装置は、EGRクーラー、DPF(ディーゼル・パテュキュレーター・フィルター)、NOⅹトラップ触媒、酸化触媒などによる合わせワザである。
 思えば、石原都知事がススの入ったペットボトルを振りかざしいきなりディーゼル車バッシングを始めたのが、11年前の1999年。それ以来、街中からすっかりパジェロの姿が消えてしまった。06年にV6ガソリン車がデビューしてはいるが、やはりパジェロはディーゼルエンジンでないとサマにならない。低速トルクの豊かなエンジン特性を利して悪路を走破、あるいはハイウエイを颯爽と駆け抜けることもできる。まさにオールラウンドSUVである。このパジェロが戻ってきたのである。≪クリーンディーゼル≫という名の心臓部を備えて!

カーライフ大助かり知恵袋1

三菱自動自動車の光と影 知られざるスリーダイヤモンド物語 第3回

三菱自動車  三菱合資会社本社から、乗用車の生産が指示された。
 「三菱合資会社」はどんな企業かはあとで説明するとして、とにかく神戸造船所の上部機関である本社から「乗用車をつくれ!」という指令が出たのだ。当時その乗用車設計にたずさわった人物によると「自動車の製作をしようという機運がどのような経緯で出てきたのかは、新入りの私には分からないが、どうも神戸造船所だけから盛り上がってきたものではなく、あくまでも本社の意図から出たものだと思っている」
 90年以上も昔のことであり、いまとなってはそのあたりの経緯はつかみきれないが、とにかく、イタリア製のフィアットをモデルにして乗用車製造をスタートさせている。当時はフォード、ビュイック、ハドソン、ダッジといったアメリカ車、ルノー、シトロエン、ベンツ、ロールスロイスといった欧州車が、ごく少数ながら日本に輸入されていた時代。
 なぜ、フィアットだったかというと、本社の三菱合資会社で社用車として用いていたことと、フィアットが堅牢で経済的だという判断からだ。
 潜水艦に載るディーゼルエンジンや航空機用のガソリンエンジンを作っていたとはいえ、現在の生産技術から見るとかなりトホホな状態。
 当時を知るエンジニアが書き残しているところによると・・・「一言でいうと、ただがむしゃらに作り上げたというのが三菱A型自動車でした。(30馬力ほどの)エンジンは、4気筒一体の鋳鉄製で、200ポンドの水圧試験にかけると、30%しか合格しませんでした。鋳造技術の未熟さからです。また車体枠や作動歯車箱(デフギアのこと)は、造船所でハンマー打ちによる成形で作りあげました。芯出しに苦労しました」という。

カーライフ大助かり知恵袋2

日産のアラウンドビューモニターが進化

アラウンドビューモニター  日産のエルグランドなどに装着されているアラウンドビューモニターというのをご存知だろうか? 車両の4隅に取り付けられた4個の超広角高解像度カメラ(C-MOS)の画像を処理し、まるでクルマの真上から、見ているような画面をインパネのモニターに映し出し、駐車時などの運転支援をおこなう便利システムだ。そのアラウンドビューモニターが進化した。自車周辺の移動物体、つまり歩行者や犬猫などの移動物体を検知して、画面に映し出すだけでなく、ブザーでドライバーに注意を喚起するというものだ。≪移動物検知機能≫というそうだ。
 今回、この機能をテストコースで確認することができた。結論を言えばなかなかに便利で、安全運転にプラスになる。ちなみに、このアラウンドビューモニターは、2007年10月にエルグランドに始めてお目見えしたのだが、2009年7月、スカイライン・クロスオーバーに駐車の手順を画面表示と音声で案内する≪駐車ガイド機能≫、スイッチ操作で左右の見通しの悪い道でフロントとリアそれぞれの死角を左右約180度の広画角で映し出す≪フロント・リアビュー機能≫、それにナビの地図上に登録した地点に駐車すると、自動的にフロントワイドビューを表示する≪ナビ連動フロントワイドビュー機能≫の3つの機能を搭載したという。

愛車メンテのプラスアルファ情報

ナットグリップ・ユニバーサルソケット

ナットグリップ・ユニバーサルソケット  高価なので手が出せないが、いつかは手に入れたい。
 そんな工具のひとつが、ユニバーサルソケットではないだろうか? ソケットの一種には違いないが、ユニバーサルという名称からも分かるように、工具自体にジョイント部を持つため、通常のソケットでは、手に負えないタイトなところにあるボルトやナットを確実に捉え、回すことができる。この便利さを味わうと、手放せないツールのひとつでもある。ただし、価格は3倍前後もする。
 その高嶺の花のツールに≪ナットグリップ機構≫が付いたのがこれ。
 ナットグリップというのは、開口部に小さな鋼球を付け、外側からリングで押さえることで、相手のボルトやナットをしっかりグリップする機能である。これにより、エンジンルームなどで、不用意にボルトやナットを脱落させ、あとでつらい思いをすることがない。
 KO-KENで今回新登場した製品は、差し込み角が3/8インチ(9.5ミリ)で、サイズは8,10,12,13,14ミリの5種類。価格はいずれも3980円である。https://www.koken-tool.co.jp/


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