みなさん!知ってますCAR?

2011年11 月15日 (火曜日)

TOP NEWS

エコカーエンジンの泣き所を発見!?

トップニュース  いまや「エコカーにあらずんばクルマにあらず!」という勢いだ。そのくらいエコカー、環境重視クルマが街中にあふれつつある。
  ところが、このエコカーには、全部が全部ではないだろうが、弱点というか落とし穴がありそうだ。先日、和光ケミカルを取材したところ、「とくに国産の直噴エンジン車の中には、吸気系が早期に汚れ、アイドリング不調をきたすクルマが少なくないです。もちろん走り方にもよりますが・・・」とのこと。「その対策として、取って置きのケミカル製品を開発しました」というのだ。
  調べてみると、たとえばノアやヴォクシーなどに搭載している1AZ-FSE型エンジンは、長期間のアイドリングなど特定のエンジン回転数を多用すると、吸気系に徐々にカーボンが溜まりアイドリング不調などの不具合が起きるとのリコール情報を発見。5年または10万キロ保証だったのを“9年以内の保証”にしている。対策は、付着したカーボンの除去で、抜本的な解決策ではない。リビルトメーカーに電話で聞くと「なかにはインジェクターが固着して外れないケースもあります」とのこと。
  考えてみれば、イマドキのクルマのエンジンがストレスだらけ。メカニカルロス低減のためピストンリングの張力を減らした、EGR(排ガス還元装置)量を増した、アイドリングストップを採用した。とにかく燃費を高めるため(そうしないとライバルに負けちゃう!)ありとあらゆる手を加えている。トヨタのディーラーメカニックに聞くと「イマドキのクルマは、ふつうに乗っていてもシビアコンディションと考えてほしい」。つまり、ホコリの多いところを走ったり、ゴーストップの多い走り方をしたりするクルマのことをシビアコンディションといい、通常の半分の距離でオイル&オイルフィルター交換やエアクリーナー交換をおこなう。「従来1万5000キロごとだったオイル交換を7500キロごとがいいのですが、ユーザーさんには分かりやすく少しサバを読んで5000キロごとがベスト」と顧客に勧めているとのこと。・・・このあたりのメンテ情報、引き続いて追いかける予定だ。

カーライフ大助かり知恵袋1

時代を画した7台の名車で語る自動車125年の歴史 第12回

パブリカスポーツ  初代パブリカは、低価格を達成するあまり、メッキ部品やヒーター、ラジオ、ミラーなどを省いた。そのことで、自動車に高級感や夢と楽しさを求め始めたユーザーには評価されず、販売は期待はずれとなった。目標である3000台/月を大きく下回る1600台/月だった。そこで、2年後の1963年7月、装備を充実させたパブリカ・デラックスを発表、需要が急伸したという。月販販売を1万台超えたのである。
  ちなみに、パブリカ・デラックスは、スタンダードのパブリカにくらべ価格は4万円高の42万9000円。従来のパブリカのキャッチコピーが「あなたのために生まれた本当の大衆乗用車です」だったのが、「強力! 豪華! 経済! これこそ、日本のパブリック・カー(国民車)です」に変わった。パブリカの登場は、日本に本格的なクルマ社会をもたらせたといえる。それまでタクシー会社や法人を対象だった販売政策がサラリーマン層を中心とした個人や家庭にシフト、本格的なモータリゼーションの時代を迎えたのだ。あまり知られていないが、1962年の第9回全日本自動車ショーではこのパブリカの空冷の水平対向2気筒エンジンを10馬力高め、足回りも強化した2シーターのスポーツモデル(写真)が参考出品された。これは関東自動車工業の製作で、デザインはダットサン110やブルーバード310を手がけた佐藤章蔵(さとう・しょうぞう)。航空機の技術に精通している佐藤は、スライディングルーフの採用やボディを2重構造にしてポリウレタン樹脂を注入してサンドイッチ状にするなど、随所に航空機のテクノロジーを取り入れた。その結果、重量はコンバーチブルよりも8kg軽い612kgとなり、1965年に発売したトヨタ・スポーツ800の礎となった。

カーライフ大助かり知恵袋2

クルマのノイズ(異音)を聞き分ける!

異音  プロの整備士が要求される仕事のひとつに「異音を聞き分け、それがどこから出ているかを突き止める」というのがある。いわゆる“異音(ノイズ)の追求”だ。クルマがトラブルを起こすと異音を発生するケースが少なくない。その異音を聞き分けられればトラブルを解決するうえで大きな決め手になるという背景がある。雨漏りの探求同様に、経験とスキルが要求される世界だ。
  先日取材したフランス車の整備士コンテスト決勝大会に、実に興味深い競技があった。「ヘッドフォンから流れる異音を、あらかじめ5つに分類した異音のグループに分けなさい!」というものだ。きしみ音、唸り音、破裂音、ホイッスル音、それにゴーゴー音。異音50個を20分以内で5つの分類に分けていく・・・実は3つほどトライしてみてたまたま正解できたが、3つだけでも神経が混乱し始めた。50個聞くとなると、その大変さを想像できる。イマドキの整備士さんは、コンピューター診断機を使い、故障コードと呼ばれるトラブル履歴からトラブル原因を追究する・・・という仕事が大半だが、実際には、こうした五感を使った能力が求められる。プロの異音聞き分け能力はどのくらいだったかというと、4割ほどしか正解できなかった。試験官ですら7割の正解率だったそうだ。

愛車メンテのプラスアルファ情報

8500円で手に入れたガレージジャッキを使ってみた!

ガレージジャッキ  ブレーキパッドの交換、オイル交換それにタイヤの交換などガレージジャッキがあると便利なシチュエーションがある。30年ほど使って、いつの間にかリリース機構が固着して難儀していた旧いガレージジャッキを、思い切ってお払い箱にして、新しいジャッキを物色した。そして見つけたのが、コストコで販売していた中国製のARCANというプロ仕様の「ローリフトジャッキ XL35」だ。軽いアルミ製が併売していたが、最低地上高が高いので、あえてスチール製にした。8500円とバカ安。
  ところが自宅に持ち帰り、使おうとしたところ、あまりの重さに閉口。104ポンド、つまり47kgもあるのだ。たしかに最低地上高が9センチ弱で、最高高さが54.9センチというスペックは文句のつけようのない。地上高の低い、ロードスターNA6CEにもらくらく使える。平坦なガレージならごろごろと転がせば、なんら問題ない。だが、段差とスロープで構成されている筆者のガレージでは、そのつど50kg近くの重い物体を抱かかえないといけない。あらかじめストレッチしてかからないと腰を痛めるほど。しかも、この取扱説明書が英語、スペイン語、それにフランス語だけなのだ。日本語がどこにもない。見れば分かるというものの、なんだか差別されているような気分。英語の勉強にはなるけど。ちなみに、問合せ先はフリーダイヤルではあるが、アメリカの東海岸にあるサウスカロライナ州である。

2011年11 月 1日 (火曜日)

TOP NEWS

大型トラックもハイブリッド時代がやってくる!?

大型トラックの研究所内  乗用車の世界では、ハイブリッドカーが徐々にシェアを伸ばしつつある。セダンタイプだけでなく、ミニバンタイプも登場して選択肢の幅が広がりつつある。一方、排ガスゼロのEV(電気自動車)が理想ではあるが、高い車両価格、長距離ドライブできないほどの短い航続距離、それにガソリン車に比べやはり長い充電時間、選択肢の幅が狭い・・・という3重苦。
  こうしたなかで、大型トラックの世界は、相変わらず排気量13リッター前後で直噴ディーゼル6気筒。ゴー&ストップの運転が少ないので、ハイブリッド化してもさほどメリットが出ないと思われてきた。そんな常識に“待った!” をかける大型トラックの開発が現在急ピッチで展開中だ。栃木県の喜連川にある三菱ふそうの研究所に潜入した。巨大なハイブリッド専用のテストベンチがあり、商品化を目指し奮闘中。その試乗車の助手席に乗り高速周回路を体験した。プリウスとは異なるパラレル方式のハイブリッド。ゴミ収集車などのクルマにはハイブリッド仕様も登場しているが、大型は世界初だ。
  「東名高速道路を舞台に実験したところ、約10%の燃費改善につなげました。回生エネルギーを有効利用する手法です。10%というと少ないようですが、大型トラックの場合、年間10~15万キロ走るので、トータルで考えると莫大なセービングマネーとCO2削減になります。5年で充分もとが取れる計算になるように価格設定します」と担当者は胸を張る。聞けば大型トラックの寿命は、10年100~150万キロを目標としているようだ。乗用車の約10倍。逆に原付バイクとなると、乗用車の1/10ぐらいか?
  ところで、この大型トラックのハイブリッド・バージョン、発売はたぶん1~2年後あたりだと思うが、リチウムイオンバッテリーが日進月歩で進化している。大いに期待が持てる働くクルマになる可能性大だ。

カーライフ大助かり知恵袋1

時代を画した7台の名車で語る自動車125年の歴史 第11回

パブリカ  今回は、日本のモータリゼーション(クルマなしではいられない世の中の意味)が始まる以前の物語である。1955年(昭和30年)5月18日、「国民車構想」が新聞などで伝えられた。これは正確には「通産省」(現・経済産業省)の「国民車育成要綱案」というもので、平たく言えば国民の誰もが買える小型自動車。次の5つがキーワードだった。

1.定員は4名、または2人と百キログラム以上の貨物を詰めること。
2.最高速度は百キロメートル以上。
3.エンジン排気量350~500cc、月産2000台を目標にする。
4.平坦な道路では時速60キロメートルのときには1リットルの燃料で30キロメートル以上を走れること。
5.大掛かりな修理をしないでも10万キロメートル以上走れること。

  面白いことに、トヨタはその前年の1954年、小型車構想を練っていた。最初の試作車は1956年に完成。室内空間が大きくとれるFFのレイアウトだった。ところが、当時はまだ信頼耐久性にすぐれたFF用のドライブシャフトがなかったため、量産にはいたらなかった。
  その後、4年の歳月をかけ、新たに発表されたFRレイアウトの車両は1960年の第7回全日本自動車ショーで発表され、翌1961年4月に発売された。車名は全国から公募し「PUBLIC CAR」をかけ合わせた造語「パブリカ」と命名された。販売価格は、前年に国民車にもっとも近いクルマとしてデビューしていた三菱500よりも安く設定され、パブリカ店(のちのカローラ店)の設立やマイカーローンの設定などでも、話題を呼んだ。開発の中心には戦時中、立川飛行機で高高度戦闘機「キー94」を開発していた長谷川龍雄(はせがわ・たつお:1916~2008年)である。

カーライフ大助かり知恵袋2

3万円のポータブルカーナビを取り付け使ってみた!

カーナビ  これまで「カーナビに頼るとボケが早く来る!」というさしたる根拠もなく、自分のクルマにはカーナビを取り付けずにいた。知らないところに行くときは、あらかじめ紙の地図に頼る昭和のドライバーの流儀を頑固に守ってきた。試乗車に付いているカーナビや時々取材旅行で借りるレンタカーでは、カーナビに接して使いづらさに苛立ちを覚える一方、文明の利器に感心することもあった。
  長いあいだカーナビは20万30万もする商品で、手が出せなかったというのが、本音。
  近頃は、2~3万円で手に入るポータブルカーナビが増えている。そこで、量販店に出向き、試しに1台手に入れ、13万キロをあとにした愛車に取り付けてみた。パナソニック・ゴリラCN-SL305Lという機種だ。手垢の付いたオンボロ車に真新しいカーナビを付けるのはどうかな、と一瞬頭をよぎったが、付けてみると違和感がない。電源はシガーライターから取り、パーキング位置検出センサーをシフトレバーの近辺に貼り付けるだけで、とくに工具を使うシーンはなくあっけなく30分ほどで終了した。ただ、取説を読み込むのに同じくらい時間がかかった。
  使ってみてどうか? 近視と乱視と老眼の3重苦なので、5インチモニター画面の文字が読めるのか、と心配したが、杞憂だった。それに使い勝手も悪くない。ⅰPhoneを6ヶ月以上使っていることもあるようだ。ただ、タッチ式なので、走行中いじろうとすると隣のアイコンに触り、いちからやりなし・・・という事態が起きる。厚さが15ミリもある取説を眺めると、まだほんの2割ほどの機能しか使いこなしていないので、採点をつける資格はないかもしれないが、無理やり点数をつけると75点ぐらいか。

愛車メンテのプラスアルファ情報

KO-KENのZ-EAL「クイックスピンナー」

クイックスピンナー  ハンドツールの中には、小粒でもキラリ! と輝くアイテムがある。
  クイックスピンナーもそのひとつだと思う。エクステンションバーに差し込み、手でクルクル回してボルトを締めたり緩めたりできる。ラチェットハンドルと組み合わせて、早回しができる。あるいはTバーとエクステンションバーの中間に入れることで、早回しができるTレンチを構築することができる。とにかく、このツールだけではまったく使い道がないが、他のツールと組み合わせるとシナジー効果ががぜん出ちゃうのだ。
  そのクイックスピンナーに新顔が登場した。KO-KEN製だ。新世代の自動車整備用ツール・ブランドZ-EAL(ジール)に加わったのだ。差し込み角は、3/8インチ。従来品にくらべ、2回りほどコンパクト。具体的にいえば、重量が54g→40g、直径が35ミリ→28ミリ。長さは25ミリで同じ。径が小さくなったので、狭いところでの使い勝手も向上。工具箱に1個入れておくと何かと便利だけでなく、愛着の高いアイテムになりそうだ。価格は2030円。https://www.koken-tool.co.jp/


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