みなさん!知ってますCAR?

2013年11 月15日 (金曜日)

TOP NEWS

新型オデッセイは魅力的なのか?

オデッセイ  多人数乗用車のパイオニア的ともいえるホンダのオデッセイが、このほどフルモデルチャンジされた。1994年にデビューした初代からかぞえて、20年目、5代目だという。
  今度のオデッセイは、「3列すべてが広く快適で、上質な室内空間と走行性能をこれまでにない次元で両立した上級ミニバン」を目指したという。プラットフォームとパワートレインを一新し、居住性、走り、燃費性能、デザイン、使い勝手、安全性などすべてにわたり進化させたともいう。
  とくに、ホンダ得意の低床レイアウトが効果をあらわし、大開口のスライドドアと地上高が約30センチの2列目ステップ高によるすぐれた乗降性やフレキシブルなシートアレンジは多少魅力ではあるが。今回からヒンジ式のセカンドドアをやめコストの高いスライド式に改めているのも注目ではあるが・・・。
  現在日本のクルマ市場は、約半分は軽自動車、残りの半分がコンパクトカー、そんな時代。
  そんな時代に平均で350万円の7~8名乗車の上級ミニバンが成功するのだろうか? これがもし、ハイブリッドシステムを積んで、燃費がノーマルの2倍近い、リッター25キロに迫れば話は違うのかもしれないが、排気量2.4リッターの直噴エンジンとCVTの組み合わせで、リッター14km/lでは、あまり魅力を感じない。むろん記者会見で、ホンダの社長は「ハイブリッド仕様も現在鋭意研究中です」というから、遠からず登場するのかもしれないが。

カーライフ大助かり知恵袋1

今年103歳を迎えたミスターK物語 第8回

ミスターK  慶応義塾大学経済学部から、日産自動車に就職したのちのミスターKこと、豊(ゆたか)が配属されたのは、販売課だった。販売店に出荷した台数を管理し、販売店とノルマの折衝をおこなうという単なる橋渡しの仕事は、ひどく物足りないものだった。そんな不満がくすぶっていたある日、工場案内の人手が足りないので手伝ってほしいと上司から言われる。日本初の自動車の量産工場を見学したいという希望が多く、担当部署である庶務課では手が回らなかったのである。
  豊は、工場内に足を踏み入れると、見学者以上に心が高鳴った。新しい自動車部品ができ、クルマが組み立てられていく工程を見ると自分もその中の一員のような気持ちになり、より多くの人にすばらしい物づくりの現場を理解してもらいたいと強く思うようになった。大学では経済を学んではいるが、もともと理工学部希望だった豊は、自動車を心を込めてつくっている日産という企業の姿勢を正しく伝える、「工場案内」のパンフレットを作ることを使命だと考えた。当時、自動車メーカーにおいて宣伝や広報という仕事はあまり重要視されていなかった。
  自動車のボディは外注の架装メーカーに任せていたこともあり、自社のクルマのカタログの作成も、いまから比べるとずいぶんお粗末なものだった。広告代理店も今ほど発達していなかったので、制作担当の片山のもとで、撮影から割付まで手探りの状態でおこなったという。
  こうしたなかで誕生したのが、映画≪ダットサンができるまで≫である。横浜市神奈川区宝町にある“エンジン博物館”で今でも見ることができる貴重なドキュメントである。

カーライフ大助かり知恵袋2

失念していた! エアフィルターエレメントの交換

エアエレメント  「ついつい忘れていた!」ということはよくあることだ。
  ほかでもない。エアクリーナーエレメントのことだ。大気が冷え始める秋ともなると、充填効率が高まるせいか、夏にくらべるとエンジンが微妙ながらも、活気を帯びる。ところが、11月の半ばに近づいても、エンジンが重々しい感じだ。先日1年ぶりにオイルとオイルフィルターを交換したんだけど・・・。そんなモヤモヤしていた気分で、いつもの上り坂に差し掛かった。明らかに従来にくらべエンジンの吹き上がりが悪くなっている! 
  そのとき突然ハッと気が付いた。同じエアクリーナーエレメントをかなり長期に使っていたことを。気付いたらさっそく点検だ。通りかかったコンビニの駐車場にクルマを停め、エンジンフードを開け、エアクリーナーケースの位置を確認。手前に2つクリップがあり、これを手で緩め、エアダクトのジョイントのホースバンドを少し緩める・・・エアクリーナーケースの取り外し手順を頭のなかでおさらい。2番のプラスドライバー1本あればすぐエアクリーナーエレメントの具合を目視できる。トヨタのクルマは整備性が高い。そのとき同じエレメントでもマーチのエアコンフィルターの交換に手こずったことを思い出しながら、作業。わずか1分で、エアエレメントが顔を出した。見れば、かなりひどい汚れだ。ユーザー車検のとき確認したのだが・・・。
  メンテノートを確認すると、7万キロ近く交換していなかった。5万キロごと(埃の多い道路などを多く走るシビアコンディションだと2万5000キロごと)。さっそく近くのディーラーで、エレメントを購入(純正で約2400円)し、そこの駐車場で、交換。交換後坂道を登る勢いの違いに、あらためてエアクリーナーエレメントの偉大さを認識した。汚れたエレメントでは吸入空気が少なくなり、首を絞めて走っていたようなものだ。紺屋の白袴的失敗でした!

愛車メンテのプラスアルファ情報

PBのラチェットドライバー「インサイダー3」

PBらチェット  前回に引き続きスイスのPBである。
「  インサイダー3」という愛称を持つラチェットドライバーを入手したのでリポートしたい。
  ラチェットドライバーは、どこかで話したかもしれないが、かつてはプロが使うたぐいの工具ではなかった。かなり昔から、“便利だ”という理由で存在はしていたが、リンクというか、つなぎ目が多くなり、どうしても剛性感が失われ、オモチャでしかなかった。オモチャといって変なら家庭用のツールの世界に収まっていた。日本のドライバーメーカーも何度も挑戦してきたが、どうもうまくゆかない。1本1000円前後のドライバーを作りつつけているドライバーメーカーには、プロ仕様の上等品を創る文化がない、あるいは≪高くてもいいモノをつくれば売れる!≫という思い切った発想の転換ができなかったようだ。
  その点、PBの『インサイダー3』は、悔しいほどに完成度が高い。値段も購入価格9000円弱と安くはない。グリップの赤い部分を指でうしろにスライドさせると、カチッという音がして、そのままグリップエンド部の一部がパカッと開き、ビットが納まるマガジンが顔を出す。ビット数は10本。プラス3本、マイナス3本、ヘキサゴン4本だ。ヘキサゴンは3,4,5,6ミリだ。ビットと脱着はなんの問題もない。ギア数は24とけっして多くはないが、フィーリングはすこぶるよしだ。先端部にはマグネット機能があるのでビットはぴたっと安定する。シャンクがないので、奥まったところのビスにアプローチできない。そんなときには価格が2000円強とやや高いが、別売りの1/4インチ・ビットホルダーを手に入れればいい。全長60ミリと75ミリがある。https://www.kiichi.co.jp/

2013年11 月 1日 (金曜日)

TOP NEWS

東日本大震災で活躍したウニモグに乗る

ウニモグ  ウニモグ(UNIMOG)、というクルマをご存知だろうか?
  第2次世界大戦終了後の1945年に、ダイムラー・ベンツ社の航空エンジン開発エンジニアが、農業用多目的装置としてウニモグの原型を作り出し、そののち小変更が加えられ、いまでは3000種類ほどのアタッチメントが用意される。“多目的動力装置”というドイツ語の頭文字をとったのがウニモグだ。悪路走行車両として飛びぬけた走破性をもつ車両。全長5600ミリ、全幅2300ミリ、全高2875ミリで、車両重量が約9.5トン! ホイールベースは、全長にくらべ3600ミリと短いのは、アプローチアングルを稼ぐためとみた。
  この車両、ハイウエイの壁面清掃、NTTでの通信車、はたまたタイヤの代わりに鉄輪を履かせ線路上を走らせる作業車としても活躍しているが、2011年3月11日の東日本大震災時の被災地支援車両として、ダイムラー社から計4台のウニモグが送られ、三菱ふそうトラックバスが現在管理を受け持っており、その1台にこのほど栃木で試乗できたのだ。
  ウニモグは、ダカール・ラリーなどでも活躍しているだけに、一度乗りたかったクルマ。ワクワク感は高まる。左ハンドルだ。ハンドルを持たせてくれなかったので、ハンドリングについてはいえないが、高い目線で、ゆっくりゆっくり走り出す。排気量4.3リッターの4気筒ディーゼルエンジンは、わずか2100rpmからイエローゾーン、2700rpmからレッドゾーンで、通常走行回転域は、1200~1800rpmの低速。タコメーターの色分けしてあるのはそれがわかった。走行中の振動とノイズは、まことにすさまじい。とてもじゃないが、長距離ドライブは無理だ。その意味では、フラストレーションが溜まるが、なにしろ斜度45度、水深1.2メートルというのは凄い。震災時には、大活躍したことが想像できる。わずか10分ほどの試乗だったが、このクルマに揺られるうちに、はるかアマゾンの流域か、サハラ砂漠の真っ只中にいる気分になっていた。クルマが持つ空気感にあらためて、興味を抱いた。

カーライフ大助かり知恵袋1

今年103歳を迎えたミスターK物語 第7回

大学時代の片山豊  大学在学中は、日本国内および朝鮮満州などの旅行に興味深く、まだ関東軍がことを起こす前の張作霖時代の北京。燕京大学で中国の歴史の講座などを聞く機会もあった。そんな思い出を豊は語る。
  「当初、エンジニアを志望していましたが、慶應義塾という文科系に入学したため、自分の将来の生き方を暗中模索していましたが、アメリカを訪れる体験を通じて、ハッキリと自分の進むべき道が見えて来ました。直接、モノ造りに携わらなくても、広い視野から、その基本となるモノ作り思想(商品コンセプト)を構築し、市場での愛され方(商品の付加価値)を創造する等の重要な仕事に注目するようになりました」
  慶応に工学部が生まれるのは、昭和19年に藤原銀次郎がつくった藤原工業大学との合体を待たねばならない。当時の慶応には工学部系がなかったわけだ。だが、片山豊には、アメリカ体験や大学でのこうした経験が、戦後1954年に初めて業界が一丸となって開催した全日本自動車ショーを推進したり、あるいは米国日産の責任者として、長期的な経営ビジョンを描くことができる下地になったのだという。豊の大学生時代を彩った経験は43日間のアメリカへの旅行のほかにもう2つあった。ひとつは、創設後間もない自動車部で活動したこと。もうひとつが、音楽を通じて4年後輩の渡辺忠恕(わたなべ・ちゅうじょ)と出逢った思い出だ。とくに渡辺忠恕との親交は、彼のフィンランド人で声楽家の教養の高い母上をはじめ、社交的な家族を交えて、大変意義の深いものだったという。渡辺の父は青年の頃フィンランドに渡り、キリスト教の牧師になり現地で結婚して日本に戻った。その子供が忠恕で、やがてかれは慶応義塾を卒業して、豊のいる日産に入社してくることになる。(写真は大学時代。片山豊は左)

カーライフ大助かり知恵袋2

人気のホンダフィットHVのツインクラッチはドイツと日本の合作

シェフラーとホンダ  たとえば、自動車のエンジンは、クランクシャフト、コンロッド、シリンダーブロック、シリンダーヘッドの4部品以外関連会社または部品メーカーに依存している。ことほど自動車のモノ作りは自動車メーカーだけでは成り立っていない。3万点もの部品の多さを思えばこれはごく当然。そんななか、実は、エンジンの制御、トタンスミッション、衝突安全装置など自動車のキモともいうべき装置が、実はドイツのメガサプライヤーと呼ばれる部品メーカーが担っていることを案外知られていない。ボッシュ、コンチネンタル、シェフラーの3社は横浜に研究所を創設。そこが日本の自動車メーカーへの窓口となり、日々営業活動をしているのである。たとえばボッシュなどは、驚くべきことに2000人ものエンジニアが働いているのである。
  日本の自動車メーカーとともにシステムを開発する状況も生まれている。たとえば、販売の好評な、ホンダフィットのハイブリッドシステムのキモのツインクラッチ(DCT)は、シェフラー社との4年近い長きにわたるカンカンガクガクの開発を通して誕生したものだ。カタログ上ではアクアの燃費を超えた燃費チャンピオン車だけでなく、ファン・ツー・ドライブなクルマとして、フィット全体の7割を占めるにいたっている。モーターをトランスミッション内部に入れるなどの工夫をしている。
  ツインクラッチは、1985年にポルシェがレースの世界で導入したもの。マニュアルギアに2つのクラッチを取り付け、奇数段と偶数段で、走行中次にギアを準備させることで瞬時に変速が可能となる。イージードライビングと鋭い加速、それにマニュアル車並みの燃費の良さ。理想に近い走りができる仕掛けとして、欧州のスポーツカーやスポーティカーに採用されてきた。どちらかという付加価値の高い値段の張るクルマが多かったのだが、フィットでの採用で、いっきに普通のクルマにも増殖する動きが出てきた。
  ちなみに、シェフラーは、日本ではあまりその名が知られていないが、19世紀後半に誕生した老舗の自動車部品メーカー。クラッチやトランスミッションのLUK(ルーク),ニードルベアリングから始まりエンジン部品のINA(イナ)、ボールベアリングからはじまりホイールなどのFAG(エフエージー)の3つのブランドを持つ。

愛車メンテのプラスアルファ情報

PBのクロスハンドル・ラチェットドライバー

PB  スイスという国は、不思議な国だ。永世中立国にして軍隊を持ち、いまでもバチカンへの傭兵までいる一方、GDPは世界19位。金融、観光、精密機械、化学薬品などがおもな産業で、一人あたりの年収は8万ドル以上(約800万円)。全世帯数の約9.5%が、100万ドル(約9000万円)以上の資産を持つ富裕層だというから凄い。
  そんなスイスに世界的に名が知れたドライバーメーカーがある。PB(ピービー)だ。創業者のPAUL BAUMANNの頭文字がその社名の由来。1878年農機具づくりからスタートしたPBは、1940年代からドライバーに特化。意欲的な新製品の投入で、世界のドライバーメーカーを牽引する存在だ。
  そのPBで、注目したいのは、クロスハンドル型のドライバー。まるで大きなリーフ状のハンドルで、使うと実にチカラが入れやすく手にやさしい。赤色の樹脂製で、滑りづらい表面仕上げが特徴だ。通常ラチェットドライバーというと、おもちゃ感覚が多いが、これはプロ仕様だ。軸の途中に歯数24のラチェットギアが仕込まれており、気持ちのいいフィーリングで締め込んだり緩めたりできる。先端部には、1/4インチのビットが取り付けられる。軸のガタもまったくなく、しかも中立位置(左右の切り替えはラチェットの収まる黒い部分)でも遊びのないところは他を圧倒している。スナップオンなどに比べ重量が3割ほど軽いところもアドバンテージ。ビットの収納部はハンドル部にはないのが玉にキズだが、すぐ愛着を抱き馴染むことができるラチェットドライバーだと評価できる。価格はそれなりに高く、ビットが付かないで8、190円もする。喜一工具 www.kiichi.co.jp/


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