みなさん!知ってますCAR?

2014年1 月15日 (水曜日)

TOP NEWS

スズキ・ハスラーの成功率は高くない!?

スズキ・ハスラー  1月8日からスズキの新型軽自動車『ハスラー』が発売された。
  ハスラーは、前号でも少し触れたとおり≪軽ワゴンタイプの乗用車とSUVを融合させた≫。ワゴンRのシャシーを使い、オフロード世界のスパルタンなジムニー的走りに近づけたところに新味がある。15インチタイヤで、最低地上高がワゴンRの150ミリとジムニーの200ミリのちょうど中間の175ミリという数字がそのあたりの事情を物語っている。
  今年は、ホンダとダイハツから軽の2シータースポーツカーが登場する。ビートとコペンの後継モデルだ。現在日本の自動車市場は41%が軽自動車。「仕方なしに軽自動車にしたから、軽自動車こそ他にはない魅力があるので、軽にする!」というユーザーが増えつつある。考えて見れば、日本には3.8メートル幅の道路が8割近くにもおよぶ。全幅1.5メートルを切る軽自動車は、取り回しやすさを考えると理屈に合う。軽自動車が今後半分を超える日はそう遠くない!? スズキのダイハツが日本の自動車メーカーの首位に並ぶときがくることもありえる?
  とにかくスズキの新しいカードは、2シータースポーツではなく軽のSUVハスラーということだ。「日常生活で使えて、休日にはアウトドアスポーツのお供のクルマ」のコンセプトは受け入れられるか? ターゲットは、クルマ離れが激しい若者だ。アイドリングストップのカスタマイズ化、衝突被害軽減装置、滑りやすい坂の途中で機能するヒルディセント・コントロールを軽初に取り付けるなど、小さな魅力も少なくない。ぱっと見はチャイナカーに見えなくもないが、新ジャンヌだけによく見るとスタイルも新鮮だ。燃費もNA車で29.2km/l、ターボ車で26.8km/lと悪くない。メインの車両価格が130万円前後で、比較的リーズナブル。
  こういろいろ調べてみると、購入層の多くは若者ではなく、団塊世代のおじさんやおばさん、あるいは40代50代が購入するのではないかと思えてきた。

カーライフ大助かり知恵袋1

今年103歳を迎えたミスターK物語 第12回

ミスターK  軍需品の輸送・補給という戦争になくてはならない兵站(ロジスチックス)や後方活動の役割を日本が担ったのである。前線で酷使したアメリカ軍の軍需トラックやジープの修理、加えて生産もその仕事の大きな部分だった。それを担当したのが日産、トヨタ自動車などの戦前から自動車製造を展開してきた自動車生産工場。隣国の戦争は疲弊していた生産工場に富をもたらせた。数年前まで戦争で青息吐息だった日本は、今度は同じ戦争での後方支援というカタチで富を得るという皮肉。降って沸いたビジネスのことを≪特需≫(特別需要)と呼んだ。その特需により、日産、トヨタだけでなく開店休業だった日本の産業を蘇らせたのだ。
  この特需は、単に衰弱していた日本のものづくり工場に仕事をもたらせただけではなかった。旧態依然の日本のものづくりのクオリティを、いっきに高める役割も果たしたのである。
  その当時、外貨をかせぐために盛んに製品を輸出し始めていた。今では想像できないことだが、日本の製品は粗悪品の代名詞であった。≪安かろう、悪かろう≫というのがメイド・イン・ジャパンの海外での評判だった。アメリカやイギリスなどの自動車産業に比べ、日本製の自動車はまるで幼稚園扱いの製品でしかなかった。品質の管理、量産技術など先を行く先進国の自動車メーカーから学ぶべきところは山のようにあった。いわゆる先進国から技術などを学ぶ、キャッチアップの時代だった。

カーライフ大助かり知恵袋2

鉛蓄電池が消える!? 重量わずか2.8kgのバッテリーが出現

新型バッテリー  年に一度幕張で開かれる改造車を中心の「東京オートサロン」は、いまや完全に世界的注目のイベントになった。コアとなる日本の美意識が高く評価され、海外からのマスコミも押し寄せ、報道に余念がない。いまや2年に1度の東京モーターショーがソウルや上海などのモーターショーに押され、沈滞気味にくらべ好対照。表通りではなく、いわば「裏通り」が日の目を見るのは、コスプレやアニメが高い評価を受けているのと通底している!?
  そのイベントで、従来の常識を覆す自動車部品を見つけた。“非鉛バッテリー”である。クルマのバッテリーは長いあいだ鉛蓄電池が支配してきた。安いけど、重い。10キロ近くもある。鉛の比重は何しろ11.34、アルミの約4倍もあるのだ。
  ところが、BLITZ(ブリッツ)が発売したのは、なんとわずか2.8kg。スポーツカー86、スバルBRZに搭載用。鉛蓄電池にくらべ6kg以上の軽量化だ。片手で持て、まるで空箱を手にした感じ。「リン酸鉄リチウムバッテリー」というタイプで、13.2Vの高電圧で安定し、従来の鉛バッテリーの5倍以上のロングライフ。構造はシリンドリカルというから円柱タイプのセルだ。自己放電率もひと月3%以下というから休日しかクルマを動かさないドライバーには福音だ。30分で90%の急速充電ができ、充電容量が残り20%になると自動的に機能を停止する。完全に干上がる前に、リセットボタンを押せばエンジン再始動ができる仕掛け。
  気になる価格は、定価で7万円だという。鉛蓄電池の3倍以上! 今のところモータースポーツ、航空業界、マリン向けだが、量産化で安くなれば普通のクルマにも使われる日が来るに違いない。

愛車メンテのプラスアルファ情報

頭がもげた、グチャグチャになったボルトを抜くには?

ANEXネジ解決  ボルトやネジにまつわるトラブルは、頭の溝が壊れた、ネジ部が破損した・・・などいろいろあるが、一番ありがたくないのは、≪ボルトの頭がもげた≫ケース。
  大昔、筆者はバイクのフロントフォークのオイル交換をしようとしてドレンボルトを緩めようとしていともカンタンに頭をもげ、四苦八苦したことがある。そんな時、ANEXの『なめたネジを外しビットシリーズ』(品番:ANH2-3)があると心強い。
  頭がもげたときは、なにがなんでも切断面をまずフラットにすること。そのうえにドリルで、できるだけセンターに穴をあける必要があるからだ。フラットにするにはリューターがあればカンタンだが、手持ちのペーパーを細身のドライバーに巻いてシコシコやるしかない。中心にポンチで小さなヘコミをつくり、そこにドリルで穴をあけ、逆タップ(逆ネジ)をねじ込み折れたボルトを緩みとるのだ。もちろん緩みやすいように、充分に浸透潤滑剤を塗布することを忘れないこと。
  この製品は、ビットが両頭タイプで、片側にドリル、もう片側に逆タップが付いている。ビットは、M2.5~M3ミリ用、M4~M5ミリ用、M6~M8ミリ用の3つあり、ネジ径で使い分けること。ステンレスネジの場合、硬いので、付属のオイルを塗布すると加工しやすい。ドリル部は消耗品なので、スペアが付いている。価格は4300円と少し高いが、困ったときに『こんなのがある!』ということを頭の隅においておきたい。https://www.anextool.co.jp/

2014年1 月 1日 (水曜日)

TOP NEWS

EVの小型REを付け航続距離を2倍に!

デミオEVエクステンダー  このところマツダの記事ばかりで、アンチ広島ファンの読者ごめんなさい。
  先日、マツダの横浜研究所で、興味深いEVの試作車に試乗できた。わずか5分ほどの試乗だったが、知的好奇心をいたく刺激されたので報告したい。
  マツダの電気自動車は、デミオをベースにしたもので、昨年日本市場に投入。リースということだから法人向けで、本気度は正直少ない。ところが、これでいろいろユーザー情報を獲得していた。一番のネックは、やはり航続距離だ。充電基地などのインフラも途上にあるため、いざマイカーとしては不安度が増す。しかも充電時間が長いのも気に食わないということもわかった。
  そこで、マツダが出してきたのは「エクステンダー」という切り札。EXTENDは伸ばす、延長する、という英語。工具のエクステンションバーを想像すると分かりいい。トランクに小さなエンジンを備え、電池が切れる前にその小さなエンジンが動き、電気を作るという電気自動車の変化球バージョン。数年前浜松でスズキのスイフトベースのエクステンダーを取材したことがある。スズキの試作EVエクステンダー車はトランクに660ccエンジンを載せているので、完全にトランクルームは消滅。これでは「なんだかな~ッ」という感じだった。
  マツダのデミオEVエクステンダーは、なんとシングルローター330ccのロータリーエンジン(RE)を横積みにしている。コンパクトなのでほとんどトランクルームを阻害していない。それでも発電機と9リッターの燃料タンクなど付属部品込みで約100キロ増だという。航続距離は200キロからいっきに倍の400キロに伸びるという。400キロなら、何の心配なく使える。試作第1号車にしてはかなり完成度が高かった。REがこんなカタチで蘇るとは思わなかった。

カーライフ大助かり知恵袋1

今年103歳を迎えたミスターK物語 第11回

ミスターK  敗戦後の日本の社会は、混乱を極めた。
  軍需産業の崩壊と兵士の復員などにより失業者が急増、1945年の秋にはその数は1400万人といわれた。食料不足と戦災などにより住宅も極度に不足、しかも極度なインフレにより国民生活は、未曾有の危機に陥った。クルマ造りどころの騒ぎではなかった。
  ところが、戦後新しい国際緊張の時代を迎えたことから日本の立場に変化がおき、日本の経済復興が想像以上に加速する。アメリカを中心とした資本主義勢力と、ソビエトを中心とした共産主義勢力が対立し、日本はアメリカの自由主義圏に入ったことが、その背景。
  1950年6月に朝鮮半島で、東西両陣営が戦争状態に入った。北緯38度線を境にして、西の大韓民国をバックアップするアメリカ軍の自由主義連合、東陣営は金日成率いる朝鮮民主主義人民共和国が中国共産党中国人民義勇軍、それにソ連を後ろ盾に、両陣営は一進一退の戦闘状態が約1年続いた。
  日本は、この朝鮮戦争が始まる4年前に制定された平和憲法により、戦争放棄している都合上、前線にこそ出ることはなかったが、補充基地としての大きな役割を果たした。このことが、自動車メーカーを蘇らせるのである。

カーライフ大助かり知恵袋2

軽自動車が4割を超えた背景とは?

鈴木修会長  「自動車業界で一番元気のいいオジサンは誰?」と聞かれれば即座にスズキの鈴木修さん(83歳)だろう。1958年に、2代目社長の娘婿になって以来半世紀以上、いまでは会長兼社長の名実ともに“スズキの顔”だ。声だけ聞いていると、50歳代に見えるほど。その鈴木さんが、新宿でおこなわれた新型軽自動車ハスラーの記者発表に顔を見せた。
  ハスラーは、ワゴンRのプラットフォ-ムを使ったものだが、最低地上高を175ミリと余裕。ワゴンRが150ミリで、バリバリの4WDジムニーは200ミリなので中間だ。つまりオフロードも平チャラなつくり。4WD仕様もそろえている。格好も見たことのない斬新さで悪くない。遊び心いっぱい。
  その鈴木さん「これまでアルトからワゴンRと実用的なクルマばかりをつくり続けてきたので、反省して遊び心を満たしたクルマを提案します」とこのクルマの意義を説明。いっぽうで、2013年は軽自動車が売れに売れ、全体の4割を超える勢いだが、来年からは厳しい。税金が1.5倍になり、消費税が8%に上がるので、軽自動車が売れなくなるというのだ。
  でも、いまや軽自動車は、市民権を得たとも。「少し前まで軽でも仕方ないな、というところからむしろ積極的に軽自動車を選択する」層が増えたと読む。安全性、燃費の良さを考えると、800ccぐらいにアップしたほうがいいとの考えもあるが、鈴木さんは「いや、エンジニアが限られた寸法と排気量のなかで、つくり込んだ芸術品ともいえる」「小さくつくるということは燃費以前にモノ作りで省エネなんです」と持論を展開。車幅3.8メートルの道路が全体の80%近くある日本では、いまの軽の寸法(全幅)がベストだということのようだ。
  元気のいいジイサンが、日本の産業を牽引しているだね。

愛車メンテのプラスアルファ情報

斬新さが売り! ベラのラチェットハンドル8000B

ベラ  ドイツのドライバーメーカー・ベラ(VERA)は、エルゴノミックグリップのドライバーをいち早く登場させ、ドライバー市場でいっきに名を馳せたメーカーとして有名。同じドライバーメーカーであるスイスのPBとは一味異なる製品群を世に送り出している。レーザーチップのドライバーなど付加価値の高いドライバー造りでも注目されている。面接触のトルクレンチでも一頭地を抜いている。
  今回は、そのベラがつくったのが、このラチェットハンドルである。
  驚くべきことは、グリップはベラのドライバーそのもの。ヘッドは丸型でスイングする。ギア数は72もあり、振り角度5度。実に頑丈そうに見えるだけに、重量は3/8インチで304グラムもある。軽いのになると200グラムを切り、平均で240グラム前後なので、かなり重い部類。スナップオンのなかには244ミリと長いものもあるが、この長いタイプよりも6グラムほど重いのだ。重いだけでなく手に持ったときの、重量バランスはあまりいただけないようだ。斬新なだけに少し残念だ。
  このラチェットハンドルの最大の利点は、軸に樹脂製のカラーが付いていて、早回しすることができる。こうした機能は類似製品には見当たらない。少し毛色の変わったラチェットハンドルを持ちたいという、へそ曲がり読者にはお勧めできるが、そうでない方には、あまり薦めたくない一本だ。


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