みなさん!知ってますCAR?

2015年2 月15日 (日曜日)

TOP NEWS

限りなく200万円に近い大空間Kカーと営業マン

ウェイク  前号で、700万円を超えるゴージャスな高級サルーン・アルファード/ヴェルファイアを取り上げたので、今回は昨年暮れに発売されたダイハツ/ウェイクと,その営業マンを遡上(そじょう)にのせよう。
  このクルマ、2013年11月の東京モーターショーで参考出品された「DECA DECA(デカデカ)」をベースに市販化したもので、名称自体が、英語の「夢から目を覚ます」というよりも、「上にいく」をもぢったのではないかと思う。このクルマの最大のウリは、全高1835ミリからできた室内高1455ミリ。タントの全高は1750ミリなので、ウェイクのほうが85ミリも高く、室内高も100ミリ高い。ホイールベースは実はタントと同じ2455ミリ。プラットフォームが共通のようだ。
  TVコマーシャルで謳う通り、軽自動車ワンボックスのなかでは、コンペティターを蹴散らす圧倒的な収納能力は、認めるとして、やはりクルマは家族同様10年~15年と長く付き合うものなので、ぱっと見た感じのインスピレーションである。遠くからみた感じ、近くでみた感じ。先日、このあたりを感じるために、近くのダイハツのディーラーを訪ねてみた。そこは街道沿いにあるトヨタや日産のディーラーと違い、街の外れで、しかもこじんまりしたお店。セールスマンが2~3名で、ツナギを着た女性の整備士さんが駆け寄り対応するという、言い換えればファミリームード満載。セールスマンは、ひと目で客を識別できるらしく、当方を一瞥、「この人は冷やかし」だと分かったらしく、ハナからやる気なし。通常なら「ぜひご試乗を!」と誘うところ、こちらの質問を他人事のように答えるだけ。企業ダイハツを一身に背負った迫力はまるでなし。それゆえか、肝心のクルマへの興味も薄れるというところ。遠めでみても、近めでみても、欲しいクルマではなかったことは確か。なかでもエクステリアの加飾が見苦しく、軽自動車なのに車重が1トン前後あるのもユウウツ。ちなみに価格はターボ仕様で限りなく200万円に近く、燃費はJC08モードで23.8km/l。

カーライフ大助かり知恵袋1

マツダの基礎を創った松田恒次物語 第7回

マツダの2輪  この野口遵(のぐち・したがう)のアドバイスもあり、恒次の父であり東洋工業の総帥・松田重次郎は、機械部門を設立してオートバイの試作を始めている。これはイギリスのフランシス・バーネット号とダグラス号の2台を輸入し、分解し、図面に起こし、いわばコピーしたものだ。エンジンは2ストローク単気筒250cc。試作車6台をつくり、さらに30台量産し、当時のお金で350~380円で販売している(銀座の地価が坪6000円の時代)。このバイクは広島市恒例の招魂会オートレースで、英国製の名車アリエル号をも凌駕したという。これを機にオート3輪車の製作に打ち込もうという機運が高まった。昭和4~5年ごろのできごと。
  機械部門の設立前後に入社した恒次は、製作担当者と二人で3輪車を作るうえで必要な電気部品、タイヤなどの購買関係のリサーチに東京や大阪を回っている。実はこの物語の主人公である恒次にとって、大阪はふるさとの地であった。というのは、父親が呉や佐世保などでの仕事に熱中していたため,子供のころは大阪の祖父母の家で育てられていたからだ。物心ついた時分、父親が大阪で鉄工所を営んでいた頃がある。父親の重次郎は、そのころ松田式ポンプを開発商品化し、旱魃(かんばつ)で凶作気味だったタイミングもあり、大いに売れた。こうした父親のモノづくりの熱い眼差しは、自然と恒次の心に染み込んだ。鞴(ふいご)を吹いたり、旋盤を眺めたりしていたことからモノ造りへの関心が高まり、大阪市立工業高校へ進学している。

カーライフ大助かり知恵袋2

これが カスタムカー作りの醍醐味 なのか!?

ちょろーる  毎年1月に幕張メッセで催される東京オートサロンのひとつの楽しみは、千葉にあるNATSという自動車専門学校の学生が作り上げたカスタムカー10数台を眺めることだ。当初は、学生がモノづくりの体験学習で片手間に作り上げたシロモノ、という見方をしていたが、担当の学生にインタビューするうちに、どうもそうではないことが分かった。
  このNATSという学園は、2年間の終了期間を要する自動車整備科コースがメインで生徒数550名ほどおり、そのほかにも整備科を終えた生徒が学ぶ「カスタマイズ科」や「モータースポーツ科」さらには計4年間学ぶ「自動車研究科コース」もあるという。オートサロンで登場するカスタムカーは「カスタマイズ科」の生徒8名が一組で、半年がかりで作り上げているというのだ。
  たとえばスズキの2人乗りKカー「ツイン」をベースにした「ちょろーる」(写真)。このひとを食ったネーミングの車両は、“ロールスロイスのチョロQ”をイメージしたもので、板金加工技術、他車のパーツを流用する技術(テールランプはトヨタ・アイシスで、トランクリッドはダイハツ・オプティのものだとか)、シートの張替えを業者に依頼するというアレンジ&マネージメント技術が駆使したという力作。ほかにも、トヨタのハリアーをベースにした「どこにもないエレガントなエクステリアを持つオールマイティな多目的車両」を目指した「ドベール」という車両も登場していた。早い話、グループ単位で試行錯誤したり、ドタバタしながら、締め切りを横目にして一台のクルマを仕上げていく。座学にはないダイナミックでリアリティかつロマンがそこにはあるようだ。

愛車メンテのプラスアルファ情報

手持ちのビットとジョイントして活躍できる! T型レンチ

ロータリーアクショングリップ   これって、いかにもプロ好みにハンドツールっていえるのかもしれない・・・
  そんな第一印象を抱いたのがサンフラッグの「ロータリー・アクショングリップ」である。
  品名自体が、大阪人の発想のようで、なんだか意味不明だが、要するに対辺1/4インチのヘキサゴンビットをジョイントして使うT型レンチである。アルファベットのTの上部の横棒がスライドしL字レンチにもなるし、完全に抜き去り、Iレンチにもなる。Tの縦棒の中間部に樹脂の黒色カラーが備わるので、クルクルッと早回しできるのがミソ。
  もうひとつのミソは、ヘキサゴンビットとのジョイント部が手前にスリーブを引くとロックが解除でき抜き差しでき、しかもマグネット付きで、なおかつジョイントの遊びが小さいという点だ。遊びが少ない、という点だけで、プロユースといえる。モノづくりの世界ではこれが意外と難しいからだ。
  ただ、いざ使うとなるとやや重く、しかも工具箱でかさばるのが気にかかる。単体での重量が224グラム、長さが200ミリあり、これにヘキサゴンのビットを取り付けるとさらに長く重くなるからだ。でも、重いぶん丈夫に感じ信頼感は小さくない。使いこなすうちに整備の能力がなんだか高まるのではないか・・・そんな、多少オーラを感じなくもない工具である。㈱新亀製作所 https://www.sunflag.co.jp/

2015年2 月 1日 (日曜日)

TOP NEWS

700万円を越えるトヨタの大空間高級サルーン

アルファード  小さなクルマがもてはやされている今日この頃だが、もともと人間はより広く、よりゆとりのあるクルマを求める存在である。より豪華に、より付加価値の高い、よりステータスなクルマ・・・そう考えると、仏教用語の無間地獄(むげんじごく)ではないが、「大空間高級サルーン」に行き着くか、フェラーリを代表とする超スポーツカーに行き着く。だからして富裕層のなかには、この2つの異なるベクトルのクルマを所有している御仁がいるようだ。
  このほどデビューしたアルファードとヴェルファイアの兄弟車は、まさに前者の「大空間高級サルーン」である。個人的にはほとんど興味はないが、ナナメに眺めるとなかなか面白いことが分かってくる。このクルマ、年間6万台以上を売り上げているのである。この狭い日本でだ。驚くべきことにこのカテゴリーでの競争も激しいらしく、そのぶん技術革新もないわけではない。アルファード/ヴェルファイアのリアサスが、このほどダブルウッシュボーンタイプに変更されたのだ。これにより、リアの荷室空間&居住空間が広がっただけでなく、フラット部が劇的に増え、セカンドとシートサードシートの前後移動の自由度が高まり、シートアレンジに幅ができた。空間の演出の拡大はこの手のクルマの魅力だという。もちろん自動ブレーキも万全だ。
  ハイブリッド仕様もあり、JC08モード燃費では19.4km/lだという。HVにしてはあまりよくないと思いがちだが、車両重量が2トンを超え、2220kgを超える車種もあることが分かり納得。ハイブリッド仕様のベーシックモデルでも415万円。最上級のエグゼクティブ・ラウンジ(定員7名)は車両価格が703万6691円もするのだ。ちなみに、アルファードのキーワードが「豪華・勇壮」はいいとしてヴェルファイアの「大胆・不適」には驚かされる。ワンボックスカーのすごい世界だ。

カーライフ大助かり知恵袋1

マツダの基礎を創った松田恒次物語 第6回

野口  マツダ(当時の社名は「東洋工業」)は、もともと1927年創業の「東洋コルク工業」から始まる。文字通りコルクを作るモノ作り企業だったが、この物語の主人公・松田恒次の父親の松田重次郎(1875~1952年)が、この会社の社長だった。赤字経営が続いた企業を立て直すための助っ人的役割をになって、社長に就任したのである。この重次郎がまた凄い人物だった。
  重次郎は、広島の向洋(むかいなだ)、という瀬戸内の漁村で生まれ、14歳のときに大阪に出て、鍛冶屋の修業や機械の製作技術を習得、そののち呉や佐世保の海軍工廠などで造船技師として活躍。その後、独立し松田製作所を立ち上げ、「松田式ポンプ」を発明し、当時旱魃の自然災害もありそれなりの成功を収め、故郷の広島に居を移し、周りから押されて東洋コルク工業の経営を任されることになった。このころ物心両面で、何かと交流があった実業者に野口遵(のぐち・したがう:1873~1944年:写真)がいた。野口は東大の電気工学科を卒業後、ドイツの多国籍企業シーメンスに入社後、次々に新事業を打ち立て、明治後期から昭和初期にかけて活躍した政商である。日本窒素肥料(元・チッソ)を中核とする日窒コンチェルンを一代で築いた実業家でもある。積水化学工業、積水ハウス、信越化学工業などを創業し、広島電灯(現・中国電力)や日本ベンベルグ絹糸(現・旭化成)を設立したところから「電気化学工業の父」とも、朝鮮半島のコンビナートを造成するなどで「朝鮮半島の事業王」とも称されている。

カーライフ大助かり知恵袋2

ナットメーカーの凄み!

ナット  取材にいくと、相手の圧倒的な情熱や実力を垣間見ることがあり、自分のだらしなさが情けなくなることがある。とくになんでもないと思ってきた変哲のない部品だと、件(くだん)の感情が加速度的に襲い掛かる。
  先日東京ビックサイトでおこなわれた「オートモーティブワールド」と呼ばれる自動車をテーマにした4つほどの見本市でのこと。大阪府松原市にある「松本ナット工業」(https://www.matsumoto-nut.co.jp/)では、昭和28年からナット一筋の工場。ナットフォーマーと呼ばれるマシンでM6からM22まで、自動車産業、建設機械、農機などで使うナットを大量に製造しているのである。
  驚くのは何万個という膨大な数だけではなく、その精度である。日本のモノづくり世界では、ネジ部と座面の精度がとくに要求される。JISではたとえば0.3ミリの誤差範囲ならOKだが、この工場では50ミクロン以内の誤差としている。つまり、0.05ミリである。「座面の精度はシール材を使わずシールの役目を期待されることもあるので、とくにうるさいです」(担当者)
  つまりナットの精度が上々なら、シール材という追加の部品を使うことなく、目的が達成。それによりコストダウンが大幅にできる。ボルトやナットはICなどとともに「産業の米」とも言われる基本パーツ。見過ごしがちなナットにもこんな物語があるのである。

愛車メンテのプラスアルファ情報

垂涎のスナップオン1/4スイベルラチェットの台湾格安ツール発見!

スイベルラチェット  物欲に囚われたくはないが、それでも一度目にしたツールを渇望することは時たまある。
  スナップオンの差し込み角1/4インチのスイベルラチェット(品番THNF72)である。林道ツーリングで知り合ったライダーの工具袋に収まるそれを一度だけだが使ったことがあり、いたく感動したからだ。スイベル(SWIVEL)とは「回り継ぎ手」のことで、丸型のヘッドがくるくると回せ、軸に対しL字でもストレートでもどちらでもいける、相手のボルトに対し角度が変えられる自由度があるラチェットハンドル。ヘッド部のデザインはベンツのマークを思わせるので通称≪ベンツラチェット≫とも呼ばれる。
  この良さが手に残っていて、コピーでもいいから似たものを探せないものか? そんな下心が、先日足を踏み入れた、横浜みなとみらいのとあるホームセンターで思わず現実となった。兵庫県三木にある藤原産業(電話0794-86-8200)SK11シリーズの品番SRH2FRという製品。全長こそ146ミリで、スナップオンの175ミリにくらべ30ミリほどショート。逆に重量が147gでスナップオンより30gほど重いのが癪(しゃく)の種。スナップオンはロングではあるが、軽量。ここにスナップオンの凄みが垣間見え、1万円近いプライスでも受け入れられている背景。
  だが、台湾ツールも負けてはいない。ギア数は72と本家と同じで、そのラチェットフィーリングも悪くはなく、至極スムーズ。ヘッド部の幅と厚みは計測したが、ほぼ同じ。しかもスナップオンにはないプッシュボタン付きなので、ソケットやエクステンションバーが作業中に外れるという心配がない。ソケットを取り付けたときのガタも小さい部類で、好感が持てる。価格は1830円。スナップオンの約1/6で手に入れられる。やはり台湾ツール恐るべし、である。


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