みなさん!知ってますCAR?

2014年5 月15日 (木曜日)

TOP NEWS

リッター25kmの新型ヴィッツの価値とは?

ヴィッツ  このほどマイナーチェンジされたトヨタのコンパクトカーの代表車種ヴィッツの注目ポイントは、やはり燃費である。
  エンジンは、3気筒の1000cc、4気筒の1300ccと1500ccの3本立てで、このなかで一番好燃費を叩き出しているのが、“売れ筋車種”の1300。JC08モードで25.0km/ⅼ。リッターカーの24.0km/l、1500ccの21.2km/lを凌駕している。
  その秘密は、ズバリ言えば「合わせワザ」である。ハイブリッド車で培ってきたアトキンソン・サイクルを採用。膨張比を高くし排圧を抑制する、高圧縮比13.5で、熱効率を向上。可変バルブタイミング機構を従来の油圧から電動モーターに変更し、緻密に制御、低回転時や油温が低いときにも制御可能となり燃費に貢献。ディーゼルエンジンやスポーツエンジンでしか採用事例がなかったピストン冷却用のオイルジェットの採用や、これも高級車にしか採用できなかった液封エンジンマウントで静粛性を高める一方、樹脂製のヘッドカバーで軽量化を図るなど、涙ぐましい合わせワザ技術を駆使している。
  もちろん、アイドリングストップももちろん組み込まれた。結果として、25.0km/lを叩き出し、ガソリン車でありながら100%の減税を獲得している。
  エアコンにしろ、冷蔵庫にしろ、最近の家電は「エコ家電」。仕事量は格段に上がってはいるが、使う電気量が劇的に現状している。これと同じで、クルマのエンジンも本気になって燃費向上、高効率を目指している。ヴィッツの1300に、この姿を見ることができる。革新のガソリンエンジン車は、値段が高くなりがちなハイブリッドに好燃費の面で今後ますます迫る勢いと見た。なお、価格は145万円台から。

カーライフ大助かり知恵袋1

今年103歳を迎えたミスターK物語 第20回

日産310  1960年代の初頭、日産はアメリカ市場戦略としてハワイを足がかりにし、「ダットサン310」を売り込もうとしていた。1960年2月、50歳を迎えた片山豊は、羽田からアメリカに向かった。途中ハワイの日産ディーラーで発売したばかりのダットサン310をテスト走行させてみた。ところが、真珠湾を望む峠で、突然セカンドギアがだめになり、走行不能に陥った。それ以前にも310はリアのアクスルシャフトが折れるというトラブルを抱えていたが、今回ギアボックスにも問題が出たのである。
  こうしたトラブルは、ひとつの例だが、当時のダットサンは、追浜の高速周回路が1961年に完成する以前のこともあり、背景には高速安定性やブレーキ性能に課題があった。なかでもブレーキの利きに関しては、サーボ付きのドラムブレーキでは制動力にむらが出たり、異音が発生したりという不満の声が聞こえてきた。一方、北米東部ではエンジンの冬季の始動性が悪いという不満もあった。これらの大半は日本市場では考えられない部類の問題であった。
  日本国内に比べ速度域の高いアメリカのフリーウエイを過不足なく走る実力を備えていなかった。厳しい言い方をすれば、国際商品としては未熟な部分が少なくなかったのである。
  エンジニアではないが、クルマに精通している片山は、こうした不具合を取り除くことがみずからに課せられた使命だと考えた。本社の開発部隊では、北米向けの仕様に関する部隊を「カクユウ部隊」と呼んでいた。ユウというのはUSAを意味し、四角の中にUが入る記号なので「カクユウ部隊」となったのだ。

カーライフ大助かり知恵袋2

ボルボディーラーのパーソナル・サービス・テクニシャンとは?

ボルボ  自動車の修理・点検業務、部品販売などのことを「アフターサービス部門」と呼ぶことが多いのだが、そのサービス部門の様子が大変化を起こす模様だ。
  整備部門である「サービス部門」は華やかな新車販売の陰に隠れ、日の当たらない存在と思われてきた。ところが、よりユーザーの心を捉えた≪サービス業務≫が、そのブランドの信頼性と価値を生み出し、結局は新車販売に結びつくことに気付き始めたのである。
  たとえば、ボルボの全世界のユーザーリサーチによると「どこの国のユーザーでも、その9割がテクニシャン、つまり自分のクルマを担当してくれた整備士と直接会話をしたい」と思っているというのだ。こんなこと、実はなにもアンケートしなくても分かりそうなものだけど、世の中理解していなかった経営者が多かったらしく、衝撃を持って迎えられている。
  そこで、ボルボではパーソナル・サービス・テクニシャン(略してPST)というシステムを導入するという。ディーラーのサービス業務は、案内係、予約係、フロントマン、パーツ担当者、マネージャーなど複数の担当者がチームで展開するというのが現在の手法。これを一人の整備士がすべておこなうことで、ユーザーと整備士のコミュニケーション時間を劇的に増やし、ユーザー心理を高めてもらおうというのがその意図。そのクルマの履歴なども理解できて、次の点検のときのつながりも太くなるためディーラー側も有利となる。
  これを実現するためには、整備士がそれぞれの業務の処理能力向上だけでなく、接客能力もある程度高めないといけない。「ひととあまり口を聞きたくないから、整備士の道を進みました」というクルマ好きの整備士クンには受難の時代だと映るかもしれないが、このスタイルが広まれば新しいディーラーのあり方が見えてくる。

愛車メンテのプラスアルファ情報

TONEのスイベルラチェットハンドル

スイベルラチェットハンドル  スイベルラチェットハンドルは、あまりポピュラーではないが、使うとその使い勝手に感激する。
  SWIVELとは英語で「回転させる」意味で「スイベル・チェア」とは回転椅子のことである。
  ラチェットハンドルの場合、ヘッド部分がクルクル回転でき、軸(ハンドル部)に対しストレートにも90度にもなることができる。むろん、ヘッドの根元には、ヘッド首振りを任意のところで留める機構が付いている。ストレートの位置にして、奥まったところにあるボルトを脱着できるところがすぐれている。
  このラチェットハンドルは、全長が245ミリと通常タイプより100ミリほど長いので、力をかけやすく、しかもストレートタイプにして奥のところのボルトへのアクセスもしやすい。長いわりには重量271グラムとさほど重くはなっていない。その秘密は、グリップ部を中空構造にしているからだ。ただ、相対的にヘッドヘビーとなり、手に持ったときのバランスはやや不自然さはまぬがれない。ヘッド部は丸型で、ギア数は72で、ギアフィールも比較的滑らかな部類。プッシュボタン式のソケットホールド機構も付いている。
  デザインも最近のトネのトータルデザインを踏襲し、悪くない。唯一のウイークポイントは左右の切り換えを両手でおこなわないとできない点。しかも現在どちら回りなのかは目で確かめられず、いちいち回してみる必要もある。価格は1万1000円とリーズナブル。いまのところ差し込み角が3/8インチしかない。https://www.tonetool.co.jp

2014年5 月 1日 (木曜日)

TOP NEWS

高級車だって、燃費がいいね! と言われたい

ボルボXC60  少し前までは、「高級車オーナーが燃費のことを、あれこれ議論するのはおかしい」というムードだった。だが、時代が確実に動いている。「高級車だからこそ、燃費もよく、走りもよく、乗り心地もよくて当たり前!」そんなかなりオキテ破りのクルマが登場しつつある。
  ボルボのXC60(写真)やV60、S60などに搭載されているDRIVE-E(ドライブ・イー)という直噴4気筒2リッター・ガソリンエンジン車が、そのひとつだ。
  結論から先に言えば、たとえばS60 T5というクルマでJC08モード燃費が14.6km/ⅼなのだ。車重が2トン近くもありながらこの燃費の良さは脱帽だ。
  その秘密は、なんとデンソーとの共同開発にあったという。
  2つの燃料ポンプで最終的に最大200バールの高燃圧にし、噴射回数も1~3回とまるでディーゼル並みで、より燃料の燃やし方を理想に近づけ燃焼効率を高めている。それをアシストするために、高圧ポンプをダイヤモンド・ライク・カーボン(DLC)仕様にして、スパークプラグも従来のイリジウムプラグよりさらに耐高電圧仕様にして出力エネルギーを1.6倍、寿命を2倍に。さらにエンジンコンピューターを1秒間に100万個の命令を実行可能なタイプに高め、酸素センサーなどの各センサー部もバージョンアップしたという。ひところで言えば、ここ数年VWやアウディなど欧州車の主流となるダウンサイジングエンジン技術をさらに進化させたものだが、日本の技術がその中核だというのは少し誇らしい。この技術が、軽自動車にまでダウンサイズできれば、リッター40キロも夢ではない!? 化石燃料エンジン車は、さらにこの先の未来があるのかもしれない。

カーライフ大助かり知恵袋1

今年103歳を迎えたミスターK物語 第19回

片山さん  紅顔だった少年がやがて白髪の老人になるという意味では、たしかに≪時の流れ≫ほど残酷なものはない。だが、時間がなければ何事も成し遂げられないし、人は目を細め自分の過去を振り返り微笑むこともできない。
  今年103歳になった片山豊。いまも熱く読み継がれている小説家・太宰治(だざい・おさむ)や、社会派推理小説家として新しい地平を開き、現在もその作品がTVや映画化されわれわれを楽しませる松本清張(まつもと・せいちょう)と同年なのである。しかし太宰の小説はおろか、清張の小説にも自動車はほとんどそのテーマではなかった。彼らの青春時代はまだ自動車の姿がなかったからだ。
  片山は、日本が高度経済成長時代に突入する間際の1960年にアメリカに旅立つ。本格的にアメリカへ日産車を輸出するための市場調査という名目ではあるが、上層部の狙いは体(てい)のいい島流し。50歳の片山は、そのとき徒手空拳に似た気持ちだった。彼には何の勝算もなかったが、もともと明るい性格で、前向きに物事を捉える節があったようだ。
  そのころ日産本社では、労働組合と経営者側の確執、それを複雑にした権謀術策が渦巻いていた。煩雑な世界から距離を置いた別世界で、片山は仕事に打ち込んだ。力量を正当に評価するアメリカ社会で、鋭い洞察力を大いに発揮し、片山の世界はぐんぐん広がった。アメリカといえば、地球上に誕生したモータリゼーションの発祥の地であり、かつ最大の自動車市場だ。その自動車中心社会において、やがてDATSUNの名は確固たるブランドとなる。気がつけば片山は、東京(本社)の日産を上回るDATSUN王国を構築していた。

カーライフ大助かり知恵袋2

ロードサイン・インフォメーションは走りを変える!?

ロードサインインフォメーション  進行方向に障害物があると、ある一定条件下ではあるがぶつかる前に自動でクルマが停止して事なきをえる。たとえ、ぶつかってもダメージを軽減できる。オートブレーキ・システムは、ここ数年で急速に進化し、装着率が伸びてきた。進化とは、たとえばフロントオガラス上部に付いたカメラと、フロントグリルに埋め込まれたミリ波レーダーなどで、衝突事故が予測されると警告を発し、それでもブレーキ操作をしないと自動で停まる・・・その速度域(他のクルマとなら相対速度)が高まりつつある。やがて、この技術は、近い将来の≪自動運転化≫につながる。
先日試乗したボルボS60(Sはセダンの意味らしい)という直列6気筒3リッターカーにも低速用追突回避装置と歩行者や自転車検知のヒューマンセーフティというオートブレーキ装置が付いていた。
  これはこれで安心なのだが、その“付録的機能”にいたく感激したので報告しよう。「ロードサイン・インフォメーション(RSI)」という機能だ。走行中の道路の制限速度だけでなく、この道路は追い越し禁止領域だということをリアルタイムで、眼前の速度メーター画面に標識そのもののデザインで教えてくれる。つまりデジカメで捉えた前方の画面から速度標識と追い越し禁止標識をキャッチしてコンピューターですばやく演算し、速度計に表示してくれる。その処理能力たるや、日頃使っているパソコンと比べ物にならないほど素早い。もちろん工事中であっても速度標識は間違いなく正確に捉えてくれるので、ときどきこの速度メーター横の標識をチラッと確認すればまずスピード違反で捕まることはない。
  速度制限60キロのところを走っていると思い込んで、運悪くネズミ捕りで捕まったとき、おまわりさんから「事故が多いので、この道路は先月から時速50キロになりました」といわれて、真っ青になるなんてことはないのである。

愛車メンテのプラスアルファ情報

創業者魂を吹き込んだペンチ!?

フジ矢  いまや電気工事のプロぐらいしかブランドペンチを使う市場はないのかもしれないが、少し前までペンチという工具はどこの家庭にもひとつはあった。つまむ、切る、曲げる、回す、引っ張る・・・などずいぶんいろいろな作業をこなす万能選手的なツールだからだ。
  そのペンチの代名詞ともいう東大阪のフジ矢のペンチを取り上げる。
  フジ矢は、数年前創業80年を記念して発売したのが、「零(ゼロ)ペンチ」。品番3100-175というものだが、全長が200ミリ、重量が350グラムとあり、手に持つとずっしりときて、たくましい。昔のペンチは開閉が重かったが、いまのは女性でもらくらく扱える(重いが)。ピボットの位置も刃に近づいているので、テコの原理が働きこの面でも軽く太い針金(φ3.4まで)も切れる。刃面はマイクロミラーブレードと呼ばれる最先端研磨技術を採用したという。グリップは、エラストマー樹脂で、表面が網目状で滑りにくく、ペンチ先端部のつまむところはお約束のローレット(格子状)である。
  このペンチを持つと、なんとなく創業者の道本佐一郎の「品は少なくても、よい品だけを出す」といった戦後復興期のモノづくり魂の言葉が蘇る。www.fujiya-kk.com


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