みなさん!知ってますCAR?

2017年4 月 3日 (月曜日)

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コンパクト・ガソリンスタンドとは?

コンパクトスタンド (2)  数年前から街のガソリンスタンド(SS)がどんどん消えている。
  あわてて統計を調べると、いまから20年ほど前の1994年に全国で約6万店舗あったガソリンスタンドが、いまや半数の3万2000軒ほどだという。都心ほど減少傾向がつよいようで、実感ではそれ以上だ。
  SS激減の原因はいくつも挙げられる。燃費のいいハイブリッドカーなどエコカーの登場による売り上げ減だけでなく、経営者の高齢化と後継者不足による廃業というケースが多いようだ。肝心の地中のタンク(約4万8000リッター。ハイオクやレギュラー、軽油などの3層構造)は、耐用年数40年となっていて、旧いガソリンスタンドでは、この回収&更新作業が必要で、これも廃業のキッカケとなっているようだ。
  20年後には電気自動車や燃料電池車が多数派になるとの予測とはいえ、完全に化石燃料に背を向ける生活にはならない。このままではユーザーにとっても不便さを感じるし、「うっかりするとガス欠でエンコ!」という、危機感も覚える。
  『コンパクト・ガソリンスタンド』が注目されつつある背景にはこうした事情があるようだ。
  「整備工場の片隅100坪ほどの敷地があれば建設可能です。費用ですか? 通常のガソリンスタンドが7000~8000万円が相場ですが半分以下の3500万円から建設ができます」(担当者)という。修理工場にガスステーションがあれば、修理工場としてもわざわざ宣伝もしなくても顧客が集まり、一石二鳥というわけだ。いままで一部のガソリンスタンドで、車検の代行業〔窓口〕があったが、修理工場なら、車検ビジネスをダイレクトに展開できる。こう考えると、いいこと尽くめで、マイナス要素があまり見えない? このSSの運営会社『サンフィットジャパン㈱』はいまのところの実績は29店舗に過ぎないが、今後激増するかもしれない。

カーライフ大助かり知恵袋1

自動車部品センター街だった“なにわの自動車部品物語”第12回

上田さん  日本陸軍の自動車連隊は、インパール作戦など戦争ドキュメント映像で知るのみだが、いまからみると想像を絶する光景が展開された。道なき山を越えたり、川を渡るときは、車両を分解して兵士が担ぐなどして移動する。松田さんも、車両分解の現場に参加している。あらかじめ、エンジン、ミッション、デフなどの主要部位が納まる井形形状の木製枠を持ち歩き、ばらした部品をこの枠に載せて、下に木製のコロをかませ、ごろごろ転がしたり、あるいは持ち上げたり・・・人海戦術で移動させたという。「フォードなら、ばらす時間は3~4時間。いすゞの6輪車はまる一日かかった」という。
  100名の兵士がいたら100通りの戦争体験がある。
  昭和15年に大同自動車工業(現SPK)に入社し昭和18年から終戦の年20年まで同じ自動車連隊に配属されていた上田長之輔さん(上田興業㈱社長・84歳:取材当時)は、いささか異なる体験をしている。上田さんは、松田さんとほぼ同じ北支から中支にかけて活動した輜重兵の自動車連隊にいた。満21歳のとき自動車運転免許を取得していたので、3ヶ月の訓練をへて1936年式のB型フォードをベースにした軍用トラックの運転手を命じられた。大阪の大正区でノックダウン生産されたシボレートラックも軍用として活躍していた。
  輜重兵ゆえ、燃料、機材などの軍需物資を部隊から部隊に運ぶ役目であった。八路軍の急襲や敵の機銃攻撃を避けるため、もっぱら夜間に走行したという。
  〔写真は、昭和18~19年ごろの北支派遣軍のころの上田さん(右)。背後にフォードB型トラック〕

カーライフ大助かり知恵袋2

ディーゼルエンジンの主要部品のテスター登場!

インジェクターテスター  「クリーンディーゼルの高性能インジェクターのテスターが日本初上陸したんですよ」
  先日お台場の東京ビッグサイトでおこなわれた「国際オートアフターマーケット」でのひとコマ。
  ディーゼルエンジンのインジェクターと聞いても、「ああ、あれだね!」とイメージできる読者はごく少数かもしれない。エンジンの燃焼室に燃料である軽油を1000バールから2000バールという超高圧で吹き付ける最重要な精密部品である。ソレノイドバルブを動かす電気装置も組み込まれているため、不具合が出ることもあるという。
  これまで、エンジンの不具合が疑われればノーテンキに新品に取り替えるしかなかったが、このテスターがあれば、目視で噴霧状態を確認し、噴射量を緻密に測定でき、即座に良否判定ができるという。
  「インジェクターはボッシュ、デンソー、デルファイなどの部品メーカーが作っているのですが、いずれもテストできます。ディーラー工場や整備工場さん向けのテスターで、価格は130万円です。インジェクターには、個々の噴射特性を微妙に変更するチューニングをする必要があるのですが、これをチューンする機能を持つテスターはその上のプロ向けで350万円です」
  かなりマニアックなテスターだが、面白いことに、操作画面にはタブレット・コンピューターのような8インチのタッチパネルが組み込まれている。そのため、とくにスキルを必要とせずに誰にでも扱えるという。しかもWIFIに対応して、データをパソコンに送れ、プリンターに繋げばプリントアウトできる。ちなみに、このテスターは、ギリシャにあるCARBON ZAPP社製で、日本ではターボチャージャーとディーゼルの噴射ポンプの再生専門メーカーの㈱昭和(☎052-751-3493)が代理店だそうだ。もちろん乗用車ディーゼルインジェクターにも使えるが、おもにトラック&バスの需要のようだ。

愛車メンテのプラスアルファ情報

これって、スマホ車載ホルダーを選ぶヒントになる?!

モバイルホルダー  「いまやスマートフォンなしでは生きていけない!」
  そんな読者が多いのではなかろうか? かくいう筆者もそのひとり。カーナビとしてもTVとしてもラジオとしても、音楽ソースとしても、実にマルチに大活躍。からだの一部となっている人も少なくないと思う。そこで、車内でもスマホをごくごく身近に置いて、使いまわしたいという欲望が繁殖する。カーショップコーナーだけでなく、ネット通販サイトには、それこそゴマンと『スマホ車載ホルダー』が販売されている。
  ざっくり見渡したところ、オーソドックスなインパネに強力吸盤で取り付けるタイプからはじまり、ドリンクホルダー固定型(イマドキのクルマはドリンクホルダーが多いので!)、フロントガラス吸盤タイプ、サンバイザー取り付けタイプ、CDスロット取り付けタイプなど実に百花繚乱だ。
  今回面白半分の気分で手に入れたのは、≪エアコン吹き出し口取り付けタイプ≫である。㈱ニアバイダイレクトジャパン(http://www.ravpower.jp/)で発売する「マグネットモバイル・ホルダーセット(MOBILE HOLDER & CHARGER SET)」。従来タイプのインパネ上に取り付けるゲル吸盤式モバイルホルダーも付いているが、エアコン吹き出し口にも取り付けられる部品もあり、ユーザーが2者択一できる。
  ウリは、アルミボディのUSBが2口付いているカーチャージャーで、これをシガーライターに差し込み電源を取る。保護回路が内蔵している割には実に軽く、振動で、外れるというトラブルが起きづらい。
  使い方は、スマホ本体は非磁性体なので、あらかじめスマホ裏に付属の鉄板を張り付け、マグネット機能を持たせてモバイルホルダーに取り付ける。「スマホ本体をエアコン吹き出し口に取り付けると熱風が当たり逆によくないのでは?」と思われたが、夏場は逆に冷風がスマホボディにあたり冷却してくれ都合がいいという理屈のようだ。なるほどね・・・イマドキのカー用品の開発陣の苦労を垣間見た気がした。COSTCOで購入したのだが、価格は1498円と格安だった。


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