みなさん!知ってますCAR?

2009年9 月 1日 (火曜日)

緊急時のボディの補修に使えるパワーテープとは

Img_5152 林道を走行中、フェンダーがめくれた! サーキット走行中に小クラッシュしてバンパーが破損した! トリムを何度も剥がしたので樹脂クリップの一部がバカになり浮いている! 少しクルマを乱暴に扱うユーザーにはさほど珍しくないシチュエーション。

そんなときにトランクに入れておくと便利なものに「パワーテープ」という製品がある。このパワーテープ、“強力粘着・多用途”という枕詞がつく製品で、たとえばホースやパイプの水漏れ補修、住まいの樋(とい)の補修、アウトドアでのテントの補修、ガーデニングの添え木作り、ゴム長の破れの補修、もちろん梱包や結束・・・実に多方面で使える万能テープ。通常のガムテープや布テープよりはるかに耐久性と粘着力があり、頼りになる。

このパワーテープは、天然ゴム系粘着剤とポリエチレン・フィルムの間にポリエステル・メッシュをサンドイッチした3層構造。水に強く、強い粘着力を持ち、手でらくに切れ、しかものりが残らずきれいに剥がせる。70℃の高温化、マイナス5℃の環境でも十分使えるという。接着面のほこりや油分を取り去り、よく乾かした後、手で貼り付けるだけ。使い方は通常のテープと同じ。
発売元は、アサヒペンhttp://www.asahipen.jp である。

2009年8 月15日 (土曜日)

クルマの内装を触れるときの高感度感触とは?

Img_4915 少しかたぐるしい言い方だが、自動車の分野は、機械工学から法律、人間工学、材料学、環境学、流体工学など実に多岐にわたっている・・・・といったことは頭では理解しているのだが、取材のなかでは意外な世界が顔を出し、目からウロコが落ちることが少なくない。

クルマのシート、インパネ、アームレストなどのいわゆる内装のエンジニアに取材していたとき・・・「人はクルマの内装を触れているときどのように心地よさを感じるかというと、押すように触れるときと、撫でるように触れるときとは大きく異なります」という。言われてみれば、たしかに・・・「押すように触れるときには、指に限りなく近い柔らかさを持つものほど心地よいと感じます」なるほど、赤ちゃんの柔肌に触ると誰しも心地よいことは経験済み。「撫でるように触れるときは、指の指紋の奥を刺激されるとしっとり感じ心地よくなるのです」・・・思わず左右の手の指でこすり合わせて、その言葉を確かめる・・・。

クルマの内装の世界にもこんなに深い領域がある。ちなみに、この触れて感じるという領域は人間工学ではなく、衣服の世界だという。人は有史以来付き合ってきた衣服とクルマの内装。意外なところで繋がっている。しかも、自動車メーカーには、こうした触れて感じて判断するプロが数人いるというのである。数字での判定だけでなく最終段階ではプロのエンジニアの指が良否を判定するのだという。

2009年8 月 1日 (土曜日)

次世代のCVTの全貌が見え始めた!

Img_4944 第3の変速機といわれるCVTは、徐々にではあるが、コンベンショナルなATを凌駕しつつあるようだ。

CVTが登場した1980年代、たとえばスバルのジャスティなどがいまから思えば酷い代物だった。当時は制御が油圧式だったためギクシャクした走りでCVTイコール駄目機構という烙印まで押されていた。それを思えば最近の電子制御方式CVTは目を見張る進化である。

来年登場する新型マーチあたりから、再びより進化したCVTが登場する。ジャトコ製のCVTで、プラレタリーギア式の副変速機(2段式)をクラッチ内部に組み込み、変速幅を6.0から7.3へと大幅に広げたのである。

これにより、大排気量の高級車などに使われる7速ATよりも変速比幅を広くでき、低速から高速までスムーズな加速を楽しめるものとしたという。しかも、構造を大幅に見直すことで、約10%の全長を短縮し、プーリーを小型化することなどで約13%の軽量化を果たしている。しかも従来ドライブプーリーがトランスミッションオイル(CVTF)に少しかかっていたためオイル攪拌抵抗があったが、新型ではこれがなくなり、そのぶんフリクションロスが約30%も低減。トータルで燃費が10%向上している。従来エンジンのエコ度向上作戦のひとつがこれだ、ともいえる。

2009年7 月15日 (水曜日)

ボディの修復を業者にたのむ場合のコツ

2    7年、8年以上もたった愛車なら,ある程度の凹みはあきらめもつくかもしれないが,そのクルマが購入したばかりとか、少し目立つほどの大きな凹みは,業者に頼んで修復することになる。(無論タッチアップペイントで修復できるぐらいならDIYを勧めるが・・・)

≪小さな凹み、キズの修復≫となり、いわゆる軽板金の世界である。軽板金の業者は、ディーラー、軽板金専門店(たとえば全国に1000店舗近くあるカーコンビニ倶楽部:写真)、街の板金塗装業者などの選択肢がある。板金塗装の仕上がる具合で決めるというのもあるが、素人にはその出来具合をあれこれいうのは不可能に近い。そこで勢い価格競争である。
たとえば、ドアのへこみの場合、キズの広さと深さで料金は大きく異なるが、業者によってはかるく1~2万円の差ができる。ときには3万円ぐらいの差も珍しくない。これは各業者で修復技法、修復時間が微妙に異なるからだ。そこで、ノーテンキにいち業者に依頼するのはばかげている。

   少なくとも2軒、3軒を駆けずり回り相見積もりを取るべきだ。むろん、見積もり自体に料金は発生しないのでドライに割り切り手間隙を惜しむことなく楽しむべし。お店の対応、料金体系、技術的な差が見えてくるハズ。むろん、最終兵器としてリサイクル部品(同じ色に限るが!)のドアと交換という手法もあるぞ。ドアの交換ぐらいなら素人でもさほど難しくないぞ。

2009年7 月 1日 (水曜日)

タイヤ空気圧監視システム

Img_4434   タイヤの空気圧が30%ダウンするだけで燃費は8%も低下する。しかもタイヤは1ヶ月に空気圧が4%自然現象するとされている。加えて、「タイヤの空気圧の減りは30%ぐらいまでなら見た目ではまったく見分けが付かない」のである。

   タイヤの空気圧はもちろん安全性にも大きく影響するわけだし・・・意外とタイヤのメンテナンスは厄介だといえる。そう考えると夜も寝られないドライバーがいるかもしれない!?
もし金銭的に余裕があれば、「タイヤ空気圧監視システム」を装着したいところ。

   ホイールのバルブと共締めに取り付けられたセンサーが得たタイヤ内部の情報を微弱な電波で定期的に発信。運転席に取り付けられたモニターで表示し、異常が発生したときには音と光、それに画像で知らせるというものだ。4つのタイヤの空気圧を常に表示するのとタイヤ内部の温度もモニタリングしてくれるので、スノードライブでも有効だということらしい。発売元は東洋精器工業㈱ http://www.toyoseikico.co.jp だ。

2009年6 月15日 (月曜日)

レガシーのチェーン式CVTの完成度とは?

Img_4051   前回の予告どおり、新型レガシーのチェーンタイプのCVT(ドイツのルーク製)「リニアトロニック」に試乗した。排気量2.5リッターの水平対向NAエンジンにチェーン式のCVTとの組み合わせである。

   ドライビングシートに座り、少しアクセルを踏み込むとまるで滑るようにスタートする。金属ベルトタイプとは明らかに異なる滑らかさである。そのままアクセルペダルを踏み足すと車速はどんどん伸びていく感じ。全速度域にわたり、いやな騒音やバイブレーションはなかった。エンジニアに言わせると、チェーンのピンの端面がプーリーに接する際に点接触のため、面圧が高く、金属ベルトよりもフリクションが少なく、伝達効率が高速巡航時に5%も高いとされる。ちなみに、10・15モード燃費は14.0㎞/lだという。

   金属チェーンのいい面は大きなトルクを受け持つこともあるという。金属ベルトが350Nm(ニュートンメーター)でほぼ限界とされているのに対し、金属チェーンは400Nm近くまでいけるという。このレガシーのエンジンは229Nmなので、たとえターボチャージャーを追加しても十分トルクに対応できるということだ。

   気になる生産コストは、3速ATと5速ATのちょうど中間ぐらいだというから、車両価格への大幅な跳ね返りはないといえる。

2009年6 月 1日 (月曜日)

一般向けのドライブレコーダー登場!

55    ドライブレコーダーという装置をご存知だろうか?
フロントガラスに取り付けたカメラで前方の様子を撮影し続け、一定以上の衝撃(加速度)をセンシングすると、その時点の前後数10秒間の動画を記録するもの。

   事故状況の解析に使われ、より公平な裁判資料になるとして、もっぱらプロドライバー向けの装置として誕生したもの。
何も交通事故は、プロだけに限らない。ふつうのドライバーがクルマを運転していても起こる可能性がある。そこで、登場したのは一般ドライバー向けのドライブレコーダー『どら猫3』。
手のひらサイズのマウス上のスタイルの本体をフロントガラスに取り付け、シガーライターを電源とするだけ。自分で簡単に取り付けられるところがミソ。衝撃を受けると、事故前後20秒間の動画をメモリー(コンパクトフラッシュ)に記録する。不幸にして事故がおきたら、手持ちのパソコンにメモリーを挿入すれば事故映像を簡単に再生できるのだ。衝撃を感知しなくても、本体に付いている録画ボタンを押せば録画を開始する。

   こんな装置をすべてのクルマに装着するのはいかにも世知辛い世の中を象徴するが、石橋を叩くがごとく運転するドライバーにはいいと思う。

   製造元は、NOⅹなどの排ガス測定器を製造している京都の堀場製作所。問い合わせは「ホリバアイテック」http://www.itech.horiba.com/

2009年5 月15日 (金曜日)

LAの日本人メカニックは優雅なカーライフ!?

Img_3494    日本よりもちょいと自動車先進国とされるアメリカ。LAの修理工場を訪ねてみた。

   おもに日本車を専門とするリペアショップで、社長以下メカニック3名を入れ全員ジャパニーズ。20年以上の歴史を持ち地元にがっちり根をおろしている。レース用の車両の製作からメンテナンスまでおこない、技術力はかなり高い。

   ここで働く30代のメカニックを取材したところ、驚いたのは棺桶ほどにでかいMATCO(マトコ:写真)のツールキャビネット。もちろん、なかには、工具がぎっしり詰まっている。スナップオンをメインにスタビレー、KO-KEN、SK,クニペックス・・・。インチとミリの工具が整然と並んでいる。恐る恐る総額HOW MUCH? 答えは日本円で450万円はくだらないという。

   どんな愛車に乗っているのだろうか? ポンティアックのワゴン、アコードワゴンなど3台所有しているとのこと。仕事もさほど忙しくなさそうだったし、それにしても、よほどいい給料なんだろうね。それと自動車を所有し、使う場合の負担がずいぶん違う。税金の安さ、ガソリンの安さ、高速道路走行がごく一部を除き無料などまだまだ日本とアメリカのカーライフの開きを感じるね。

2009年5 月 1日 (金曜日)

LAのオイル交換専門店のお役立ち度は?

Img_3469  日本よりもちょいと自動車先進国とされるアメリカ。LAの街中をクルマで走るとよく見かけるのがオイル交換専門ショップ「JEFFY LUBE(ジェフィー・ルブ)」。アメリカン・フェイバリット・オイルチェンジというのがキャッチコピー。いわばクルマのオイル(エンジンオイルやトランスミッションオイル)の交換をマクドナルドのドライブスルー感覚でやってくれるショップである。

 お店に入るとピット内のサービススタッフが、スピーディーにドレンボルトをはずし、古いオイルを排出し新しいオイルを供給する。エンジンオイルなら10分程度、ATFでも30分足らずでサービスするという。価格はそれぞれ、36ドル99セント、119ドル。

  一日約50人の客がやってくるというから、さほど儲かっている感じではないが、すでに16年の歴史を持つビジネスモデル。

  面白いのが、朝7時~10時までの早朝にいけば、8ドルのディスカウントしてくれるという。これをアメリカ人は「アーリーバード」(早起き鳥)というそうだ。

2009年4 月15日 (水曜日)

USB出力付きソーラーライト

Img_3021  いやはや世の中にはどんどん便利なものが増えている。
 ソーラーバッテリーと携帯電話と、かけて? 「いつもお天道様のもと、明るく電話しています」少し寒かったけど・・・・おもしろいものを東京・青山にある「先端技術館@tepia」で発見。
「USB出力付きソーラーライト」というのがそれ。

  ソーラーバッテリーで専用のニッケル水素電池を充電。懐中電灯として使えるし、キャンプでの読書灯、あるいはクルマの整備の明りとして活躍できるというのが、サンヨーのソーラーライトSST-LT1S(品番名)。ライトは消費電流の少ないLEDタイプなので、ビームライトとしては連続50時間も使える。パネルライトは3段階に明るさを調節でき、一番明るい状態の9灯で約9時間持つという。USB出力端子付きなので、携帯電話の充電までしてしまう。なお、便利なようにAC100Vであらかじめ充電もできる。充電時間はソーラー充電で15~30時間、ACアダプターで約3.5時間。気になる価格は1万6000円前後だという。三洋電機製だ。

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