みなさん!知ってますCAR?

2006年10 月15日 (日曜日)

愛車メンテのプラスアルファ情報

ヘキサゴンレンチ

181_81101  ヘキサゴンボルトは、別名「内6角ボルト」とも呼ばれ、ボルトの頭部が通常の6角ボルトにくらべコンパクトにできるため、エンジンのヘッドボルトをはじめ最近はどんどんポピュラーなボルトになりつつある。
 このヘキサゴンボルトを脱着するのがヘキサゴンレンチである。先端が6角部をした黒色またはシルバーのメッキを施したタイプである。ドライバータイプ、L型タイプ、T型レンチタイプ、ソケットタイプ、ナイフタイプなどさまざまなスタイルがあり、使い勝手が微妙に異なる。一番低価格で手に入るのがナイフタイプで、一見使いやすく見えるが、ガラが大きいので周辺事情が狭いと使えないし、大きなトルクを伝えるには不利。ドライバータイプは、大きなトルクを伝えるにはやや不利。T型はトルク伝達にすぐれるが、何本も工具箱に収めるとかさばるのが欠点。広田が薦めるのはソケットタイプもしくはL型レンチタイプである。
 ヘキサゴンレンチのサイズは、3,4,5,6,7,8,10で、単位はミリである。この7つのサイズがあればたいていの作業で不足はない。
 通常のヘキサゴンレンチは、相手のボルトの頭に対し垂直に使うので、ともすれば周辺の部品が邪魔をして工具が入らないというケースがある。そんな時、先端がボール状になっているタイプが使い勝手はいい。30度ぐらいまで傾けることができるからだ。これをボールポイントタイプというのだが、あまり大きなトルクをかけると首がもげることもあるので注意を要する。

カーライフ大助かり知恵袋2

カーオーディオが突然壊れた!(後編)

00581  カーオーディオの取り外しは、プラスドライバー1本あればできる、と考えていい。ただ、車種によっては手が入りにくいところのビスを緩めるので、手のひらサイズのスタビドライバーが必要になるケースもある。
 クルマによって多少異なるが、カーオーディオの周辺は樹脂カバーで覆われている。この樹脂カバーをまず取り外す。樹脂カバーを外すためセンターコンソールの樹脂カバーを外すケースもあるし、エアコンのエア吹き出し口を取り外さないと樹脂カバーの取り付けビスが顔を見せない場合もある。いずれにしろ、よ~く観察することがとても大切。急いで作業をはじめると余計な部品まで取り外す羽目になり時間の無駄。
 樹脂カバーを取り外せば、オーディオ本体を車体に留めているビスが顔を出すはず。あとは、ドライバーでこのビスをひとつずつ取り外せばいい。数多くのビスを外すことになるので、紛失しないように注意する。オーディオ本体を手前に引き出し、後ろのコネクターを注意深く引き抜く。チューナーにはアンテナのコネクターもあるので、これも取り外すこと。取り付けは逆におこなえばいいが、不具合がないか、完全に取り付ける前に配線をして音を出してみると間違いない。スピーカーの取り外しは機会をあらためて説明するつもり。

カーライフ大助かり知恵袋1

ヘッドガスケットの不思議な世界

180_80771  いきなりですが、ここで質問です。「エンジンのなかで一番つらくてシンドイ部品は何ですか?」
 排気バルブ、スパークプラグ、ピストン・・・いろいろな答えがあると思うけど、少し強引だが・・・「ヘッドガスケットです」という答えである。というのは、ヘッドガスケットという部品は、シリンダーヘッドとシリンダーブロックのあいだで押し付けられた状態で、つねに高温の燃焼ガスにさらされ、その燃焼ガスをはじめ、潤滑油、冷却水の3つを外部に漏れないようにシールする役目をしている。ちかごろのエンジンは、高性能化、軽量化、低燃費化などで新技術が採用され、いわば集積化が進んでおり、ますますヘッドガスケットへのストレスが高まるばかり・・・。
 単体で見れば単なる≪薄い板状の部品≫のヘッドガスケット。むかしは、アスベスト(石綿)を素材としていたが、いまどきのクルマはメタル製のガスケット。アスベスト時代は、車検2回目ごとにヘッドの増し締めといって緩みを修復する整備が必要だったし、寿命も8万キロぐらい。それがメタルになってから耐久性が劇的に高くなり、ほぼ一生モノ。
 見れば≪ただの鉄の板≫にしか思えない部品にも多くのノウハウが隠されているのである。

TOP NEWS

ロードスターのハードトップの秘密!

179_79401  マツダのロードスターに電動式のハードトップが登場した。
 ロードスターは初代が1989年にデビューして以来、3代目でオープンカーとしては異例の77万台以上を販売している。比較的低価格のライトウエイトスポーツカーにベンツなど高級車と同様の快適装備の電動式ハードトップがプラス20万円で選択できるということ。
 開発者に聞くと、実は3代目の発売である昨年に同時デビューする予定が予想外に手間取り1年遅れの発売になった、いわく付き。通常、ハードトップは収納するとトランクの半分ほどをないがしろにされ、収納容積が縮小するのだが、このロードスターの場合は、キャビンの背後に上手く収めることでトランクルームの容積犠牲はなし。しかも、開閉速度は12秒と世界トップなのである。
 このハードトップ、SMC(シート・モールディング・コンパウンド)と呼ばれる樹脂を外側に、PP(ポリプロピレン)にグラスファイバーを混ぜた樹脂を内側に、そのあいだに薄い鉄板で剛性を持たせたもの・・・と言葉で説明するとそれまでだが、この製造にえらく苦心したという。比較的面積の大きな薄い樹脂を2枚張り合わせるモノづくりは、それまで経験していなかったからである。
 この電動式ハードトップの重量増は約37kg。小学生の上級生がルーフに乗っている状態・・・と言えなくもない。人馬一体を表明するロードスターとしてはコーナリング時のロールが大きくなり、このままではとてもスポーツカーとはいいがたい走り。そこで、リアのコイルスプリングのバネ常数を高め、前後のダンパーの減衰力をチューニングしている。かくして・・・足踏みも含めスタートから約5年、ようやく世に出たのである。

2006年10 月 1日 (日曜日)

愛車メンテのプラスアルファ情報

メガネレンチ

179_79661  スパナ、コンビネーションレンチ、ソケットレンチなどハンドツールの仲間でもレンチと呼ばれる工具は数多い。その中で、一番信頼性が高く確かな作業に応えてくれるのがメガネレンチではないだろうか。
 相手のボルトの6角部やナットにがっちり捕らえトルクをしっかり相手のボルト・ナットに伝える。ゆえに堅く締まったボルト・ナットを緩めるのが大得意の工具である。
 よく言われるようにメガネレンチを揃えるときはサイズをダブって購入する。たとえば8-10,10-12,12-14,14-17ミリといった具合。これは通しボルトなどを緩めるときに同じサイズがあったほうが作業をしやすいからだ。(同じサイズのスパナを活用する手もあるが)
 メガネレンチをいろいろな作業で使い込んでくると、長いメガネレンチ、短いメガネレンチが必要なときがでてくる。長いのになると300ミリぐらい長いタイプもあるし、短いのとなると100ミリほどのタイプもある(いずれもサイズは10-12ミリで)。もうひとつはメガネレンチには「立ち上がり角度」というのもある。軸とメガネ部のなす角度がストレート、15度、25度、45度、75度という具合で、これもさまざまな状況にあるボルト・ナットと付き合うと遭遇する。
 基本は45度なので、初心者の場合、3~4本メガネレンチを手に入れ、必要に応じて買い足してゆくのが楽しい。一度に買い揃えるというひともいるが、不足を感じてモノを求めたほうがそのものの価値が数段深くなるのである。
 言い忘れたが、メガネレンチの表面の仕上がりの違いは2つある。
 多少油がついていても滑りにくい≪梨地仕上げ≫と、油が付着していた場合、さっとウエスで拭き取りいつも輝きを維持する≪鏡面仕上げ≫の2つである。前者はドイツの工具メーカー(ハゼットやスタビレー)が専門だし、後者はアメリカンツール(スナップオンやMAC)だといえる。実際の作業ではあまり気にならないともいえるので、趣味というか好みの領分である。

カーライフ大助かり知恵袋2

カーオーディオが突然壊れた!(前編)

00561  「カーオーディオが突然壊れる」
 新車から新車に乗り継いでいるユーザーはあまり体験したことがないかもしれないが、カーオーディオが突然不具合になる、という自体はさほど珍しくない。家庭用のコンポステレオなら比較的安定した環境だが、クルマほど、ホコリが多く、振動や多く、夏の灼熱、冬場の低温・・・そうした厳しい環境下で使われるため、早ければ5年、遅くても8年でダメになるオーディオは少なくない。もちろん保証期間はとっくに過ぎている。「この際だから社外のゴージャスなオーディオに替えちゃおう」という考えもあるが、安い経費で元の素敵な音響環境に戻したい、というひとのほうが多いと思う。
 そんなときは、ぜひお勧めするのがリサイクル部品のカーオーディオ。 最近はDINなどの規格サイズなので、取り付きません! というケースはまずない。新品の半値以下、ときには4分の1ぐらいの予算で購入できるのが魅力だ。取り付けの実際は次号で。

カーライフ大助かり知恵袋1

チャージウォーニングランプがパカパカ!

179_79711  いまどきのクルマは丈夫で長持ちなのでガソリンさえ入れれば大丈夫! そんなイメージを勝手に抱いているドライバーが少なくない。
 ところが、くたびれたクルマ(といっても走行8万キロ以上のクルマ!)に乗っていると、時として計器板(インパネ)のなかの警告灯がパカパカとときどき点灯することがある。
 よく見ると、そのウォーニングランプは≪チャージウォーニングランプ≫。オルタネーター(交流発電機)の発電不良から警告灯が点灯するのである。ブラシの摩耗が原因、と考えていい。オルタネーター内部の電子部品がパンクすれば即発電不良でバッテリーが上がり、クルマは走行不能となる。
 こんなとき、新品のオルタネーターに交換するのはセービングマネーの精神に違反するだけでなく、エコのスピリッツにそむく。中古(リサイクル)部品はリビルト部品に替えるのをお勧め。水平対向エンジン車はロータリーエンジン車などごく一部のクルマは、ボンネットを開けるとすぐ手前の上部にオルタネーターが見え、それこそハンドツールさえあれば日曜大工の気分で交換できちゃうがFF車だと素人には少し無理。整備工場に頼むことになるがそのときにも「リサイクルパーツで修理してください!」の一言を忘れずに。よほどマイナーな車種でない限り必ず見つかるハズ。まずは、車検証を横に置き「昭和メタルパーツセンター」に電話しよう。

TOP NEWS

またまた新型軽自動車登場!

179_79311  「昨年の軽自動車販売台数が116万台、今年は120万台に限りなく近づく!」
 「これまでKカーを敬遠していた都内でも軽自動車に乗り換え需要が増加!」 このところ、日本の自動車シーンでKカーがやけに元気である。かつての見るからにアブナイイメージだった「軽四」がいつのまにか『安全・安心・経済的』という3つのアドバンテージを獲得し、小型車市場を浸蝕しつつある。“市場が活気づけば、より高みに到達する”という理屈通り、実に魅力的な軽自動車が増えた。このほど登場した三菱の『EKワゴン』もそのひとつ。
 2WDの10・15モード燃費を従来の16㎞/lからいっきに17.0㎞/lに向上しただけでなく、ボンネット型の軽の世界では初となる「インナーレール式電動スライドドア」をリアの左側に取り付け利便性をぐんと高めている。このスライドドア、ドアの内側にスライド部を組み込むことで、開口部を530ミリ。サイドシル部の地上高も380ミリと低いので、年配者はもちろん子供が乗り降りしやすい。
 「走る・止まる・曲がる」のクルマの基本の競い合いはいまや限界に来ている。そこで、よりひとにやさしく、環境にやさしいクルマが開発者の勝負どころ。
 このクルマ、従来のユーザーにこまめにリサーチするだけでなく、助手席や後席に座るお年寄りや子供からもとことんアンケートし、クルマづくりを目指している。≪ペットとクルマでお出かけ≫するユーザーも少なくない。そこで、動物病院でも数多くヒアリングし、”動物も車酔いすること。クルマのなかのニオイがペットにはストレスとなり、それが車酔いの原因”VOC(揮発性物質)を減らし、消臭天井を採用し、脱臭式のクリーンエアフィルターを取り付けている。
 ダイハツからも新型軽自動車が近々登場の予定。ますますK市場から目を離せないね。


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