みなさん!知ってますCAR?

2017年9 月15日 (金曜日)

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“豊かな暮らし広がるクルマ”とは軽自動車である!?

ホンダ 新型N  「“日本の家族の幸せのために“をコンセプトにして、この軽自動車を開発しました。いい暮らしをつくりたいというのが、このクルマのコンセプトです!」
  東京の南青山にあるホンダの本社。お披露目した軽自動車「N-BOX」の担当者の晴れやかな第1声だ。“家族の幸せのために”というフレーズは、昭和の時代に何度も聞かされたキャッチコピーである。この家族自体がかなり怪しくなってきた時代、聞きようによっては、皮肉に響く。「いまさら! 当たり前のこと言うなよ!」と冷ややかに受け取る向きもあるかも。戦後70数年、日本の家族は、軽自動車でつつましい幸せを紡ぎ出している! そんなものなのかと思う一方、どこかわびしさが襲ってくる。Nというのは日本のことだとホンダの深謀遠慮がここでガテンした。
  ホンダのN-BOX,6年前にデビューしたのだが、累計112万台(国内で)を売りさばいている。日産の電気自動車が、7年でようやく28万台(グローバルで)セールスしたのとは、ずいぶん開きがある。いまや、ホンダのNシリーズは、ホンダの屋台骨の一つのようだ。だから、ついつい冒頭のいささか時代錯誤のキャッチコピーを、コピーライターがひねり出したからといって目くじら立てることはないのかもしれない。
  そのNのフルチェンジから、数日後ベンツの発表があった。180度異なる世界を見せてくれた。まさにジャジャジャ~ンだ! 
  最高級セダンのSクラス「メルセデス・マイバッハSクラス」。従来のSクラスより前輪と後輪の距離、つまりホイールベースを20センチも伸ばしたという。後席では大画面のモニターを楽しめる。居心地最高! しかも現時点での最高峰の自動運転技術が組み込まれ、ハイウエイで、自動で車線変更するのだ。車内から専用ボタンを押すと、24時間体制のオペレーターが対応! 至れり尽くせり! 「これ以上何を求める!?」といっているようなクルマである。価格ですか? 2200万円台~2700万円台! ホンダのNの10倍以上。ベンツの上野金太郎社長は自信満々で、こういわく、「日本の富裕層は、こういうクルマを欲している」。へ~っ、そうなの?
  Kカーで家族の幸せを追求するのか? はたまた2000万以上のクルマで、富裕層のジレンマに悩み続けるのか? いつから日本はいまにも崩れそうなフラジャイルな2元化社会になったんだろう?

カーライフ大助かり知恵袋1

自動車部品センター街だった“なにわの自動車部品物語”第23回

長安さん  ここから登場願うのは、いわば「起承転結」の≪承≫の時代を生々しく語ってくれた長安敏夫さん(取材当時70歳)である。オイルフィルター、エアクリーナ-のフィルター、それに最近ではエアコンのフィルター。クルマにはこの3つのフィルターという自動車部品が活躍しているのだが、この3つを一手に引き受けているパシフィック工業(ロゴはPMC)の会長である。
  パシフィック工業は、長安さんの父親が昭和28年に始めた会社である。長安さんは学生だったので、先代が何をきっかけにフィルターにのめりこんだのかはいまとなっては明確ではないが、「おそらくは東京の芝にあった東洋エレメントの創業者木村社長などからの話からエレメントの将来性を見出したのでは・・・」と語る。
  昭和30年代初め関西学院大学在学中は英語クラブであるESSの一員で、当時の大学生としては例外的に英語には自信があった。「ロード&トラック」や「カー&ドライバー」といったアメリカのクルマ雑誌、あるいは自動車部品の英文パンフレットを父親から渡され、翻訳した。父親の覚えをよくしておけば当時父親が所有していたオースチン・ケンブリッジA20のハンドルを握らしてくれるし、ときには小遣いもくれる。そんな下心があったからだ。
  それになりより、当時憧れのアメリカの文化にじかに触れることができる喜びが何物にも替えがたかった。そうしたなかでフィルターの材料はどんなものであるのかを、ぼんやりとではあるが掴んだという。

カーライフ大助かり知恵袋2

7万円台と少し高価だが、意外と使えるかもしれないホンダの蓄電池

ホンダ蓄電池 2011年3月の東日本大震災以来、蓄電池が注目されてきた。万が一の時に電気を何とかしたい! という願いが背景にはある。
  N-BOXのフルチェンジと同じ日に、「ハンディタイプの蓄電池E500」が発売された。クルマの12Vソケットや家庭のコンセントから繰り返し充電できるリチウムイオン電池を搭載する。充電時間は約6時間、300Wの電気が約1時間、500Wの場合は約35分間使えるという。たとえば、アウトドアで55Wの電気毛布なら約4時間使え、卓上の12WのLED照明器具なら約10~14時間、65Wのノートパソコンなら約4回も充電できるという。
  重量は5.3㎏。2台並列に繋げば、より消費電力の多い電気製品が使えると、複数の電気製品を同時に使える。なかなかかわいいカタチをしている。
  このホンダ製品の自慢のポイントは、独自の正弦波インバーターを搭載しているので、パソコンなどの精密機器やマイコン搭載の電気製品など、電気の質を受けやすい製品を安心して使える点だ。定格出力300W、最大出力500W。内蔵の電池容量は377Whで、充放電サイクルは、1000回以上。価格は7万9920円。

愛車メンテのプラスアルファ情報

マルチタイプのスナップリング・プライヤー

スナップリングプライヤー  サンデーメカニックにとっては、どうだろう、数年に1度ぐらいしか遭遇しないかもしれない。スナップリングを取り外す状況である。このとき絶対に必要となるのが「スナップリング・プライヤー」だ。この工具がないと前に進めない。
  「穴用」と「軸用」の2タイプがある。「穴用」というのは、内壁にスナップリングがある場合で、「軸用」というのは丸棒の外側にスナップリングが留まっている場合をいう。だから基本的には、プロは最低でも2種類のスナップリング・プライヤーを工具箱に入れている。今回見つけたのは、1本のプライヤーで、「穴用」と「軸用」どちらもOK! しかも先端部がフラットと45度、90度。フラットは先端部の径が1.2ミリと1.5ミリの2サイズ。なんだか、至れり尽くせり感の強い究極のスナップリング・プライヤーに思える。
  こういう工具の老舗は、ドイツの「クニペックス」が有名で、日本の心ある整備士の工具箱にはきまって2~4本は入れているのだが、1本3000円はする。となると4本で1万2000円は覚悟。ところが、なんと918円(ホームセンターでの購入価格)! そのカラクリは台湾製だから。
  交換手順は、ピボット部を指で押し、ストップピンを45度動かしストレートにすればヘッドを交換できる。慣れればほんの数秒で交換完了だ。なかなかのアイディアを投入している製品である。
  肝心の先端部の強度だが、いじわる気分で、ためしにラジオペンチで曲げてみようとしたが、なかなかどうして変形しそうにない。丈夫にできているようだ。今後使い込んでからのリポートに期待してもらいたい。まぁ、緊急用のプライヤーとしてはとりあえず合格点を上げられそうだ。


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