みなさん!知ってますCAR?

2017年11 月 1日 (水曜日)

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電動トラックeキャンターが日本で走り出す!

eキャンター  ついに電気小型トラックが姿を現した。
  三菱ふそうのeキャンターである。すでに、ハイブリッドキャンターは世に出ているが、オール電化の小型トラックのCO2を出さないゼロ・エミッションカーは世界初である。セブンイレブンに25台、ヤマト運輸に25台、計50台が日本の道路を走り始める。欧州とアメリカでも各50台ずつ、グローバルで計150台が今年中に走り始めるとのことだ。
  気になるのは性能だ。一充電での走行キロ数と、充電時間。それぞれ100㎞と11時間(単相200V、直流急速充電なら1.5時間)。物流センターから、近在のお店や顧客を回るのだから、100㎞の航続距離で十分。夜間充電するので充電時間も、ユーザーから見て不満はないという。運転したドライバーに聞くと、加速も申し分なく、なによりも静かなのがいい、とのことだ。車両総重量7.5トンクラスだ。
  このeキャンター、開発スタ-トからわずか7年で出来上がったという。こんなに速くできた背景は、三菱ふそうがダイムラーグループの一員であり、共同での開発ができた点。それにベンツのPHEV(プラグイン・ハイブリッド)のバッテリーやインバーターと互換性を持たせたことのようだ。バッテリーは、高電流のリチウムイオン電池パック6個(重量は720㎏)をフレームの側面と内側などに積んでいる。
  今後、トラックの電動化が進むか否かは、このeキャンターの将来にかかっている。三菱ふそうの開発者は、「年間10万キロを走るトラックはディーゼルに道を譲るが、ダンプカーや塵芥車、高所作業車などの走行キロ数が1日50~100㎞未満の大型車もEVできる」と意気込んでいた。

カーライフ大助かり知恵袋1

自動車部品センター街だった“なにわの自動車部品物語”第26回

オイルフィルター (2)  ガソリンスタンドでは、ときどき客寄せと販促をかねてキャンペーンを展開した。たとえば「エアフィルター&オイルフィルター祭り」と称して普段よりも少しディスカウントして販売する。昭和40年代から50年代なら10アイテムのフィルターをスタンバイさせればお客のクルマの8割をカバーできたという。ところがいま同じようなイベントを開こうものなら、100以上のアイテムを事前に準備することになるため、事実上不可能だ。
  昔の手法ではとてもビジネスにならないのである。いまを知る人間からはごく当たり前であるが、モータリゼーションの進化というのは、ことほどさようにビジネスの形態を変えたのである。
  モータリゼーション前後の福島の表情をもうひとつの企業を通してみていこう。
  上田さんが戦前から終戦後に籍を置いていた大同自動車興業は、その後SPKとなり、現在福島5丁目にある自動車部品の老舗卸商社である。
  それまで中之島にあった本社を、現在の福島5丁目に新社屋を建て移転したのは昭和39年。当時の大同自動車興業の扱っていた商品はトラック系のリアシャフト、シャックル、Uボルトだった。翌年がいわゆる日本のモータリゼーション元年だが、補修部品の世界では依然としてトラックの世界だった。

カーライフ大助かり知恵袋2

トラクターとトレーラーを結ぶカプラー!

トラクター  モノを運ぶ手段は、鉄道、船舶、トラックの3つだが、いまやトラックは全体の9割以上を占めている。ちなみに、半世紀前は、鉄道が物流のチャンピオンだった。
  これが交通渋滞を引き起こす一因ではあるが、その陰の部分を小さくしようと、トラクターとトレーラーはどんどん増えている。トラクターは牽引する車、トレーラーは牽引されるクルマだ。いわゆるセミ・トレーラーというものだ。
  トラクター(写真)は、キャビンの後ろにカプラーと呼ぶ連結装置を持ち、トレーラーの前方下部のキングピンと連結される。大量の荷物(最大50トン!)を一度に運べるだけでなく、荷台の切り離しができるので、運行と荷役を分離でき、トータルで素早い輸送が可能となる。だから、ここ数年でどんどん街中を走り回るトラクター&トレーラーの姿を見るようになったのだ。カーゴ系、ウイング系、タンクローリータイプ、車載専用車、海上コンテナタイプなどいろいろある。
  このジョイント装置「カプラー」をつくっているメーカーに出かけてみた。1963年からだからすでに半世紀以上という国内唯一のメーカーだ。
  面白いことに1軸タイプと2軸タイプがあり、前者は前後方向のピッチングのみ、後者はピッチングと左右のローリングにも対応するので荒れた路面でも追従性がいいというのだ。値段が2倍以上することもあり、日本では約7割が1軸タイプだという。
  カプラーの重量は、100~250㎏とかなりの重量物だ。
  調べると様々な安全装置も付いているものの、安全にジョイントしたり切り離すには、ある程度トレーニングする必要があるようだ。

愛車メンテのプラスアルファ情報

513円で手に入れた貫通ドライバーの完成度は?

ストレート  経済学を語れるほど知識はないが、このドライバーを手に取ると「デフレ経済はいまだに続いているんだな・・・」と思う。
  軸は、ニッケルクロム・モリブデン鋼だし、軸の根元には6角部を備えているし、なによりもグリップが悪くない。悪くないどころか、黒と黄色の2トーンタイプで、黒の樹脂がゴム弾性を持つエラストマー樹脂なのである。手にしっとりとなじみ、フィットする。親指が当たるところをきちんと考えているのも好感が持てる。これで513円だから、文句の付けようがない!?
  いっけん、難点がなさそうなこの貫通ドライバーだが、あえて言うなら、ずいぶんと重いことだ。2番のプラス100という番手だが、なんと167gもある。かつて10種類ほどの2番の貫通ドライバーを一堂に集め比べてみたことがあるが、軽いもので113グラム(ウッドの貫通だった)から重いものでも150gどまり。今回は、それよりも17gも重いのだ。グリップエンド部が重い感じだ。とにかく、平均で130gなので、通常のモノより37g重い計算になる。全長215ミリはごくごく平均的である。(株)ストレート扱いで、台湾製だ。
  試しに、空中で架空のビスを回すしぐさをした。いわば“エアドライバー操作”だ! これを、やったところ数分で腕が下がってきたのである。このドライバーで20本以上のビスを締めようとすると、かなり腕が疲れるのではなかろうか?


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