みなさん!知ってますCAR?

2019年3 月15日 (金曜日)

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レベル4の自動運転車に公道で試乗する!

レベル4の自動運転  わずか5分ほど、という短時間ではあったが、それは夢のような体験だった!
  運転席にドライバーのいない自動運転車の後席で不思議な移動体験をしたのである。要はドライバー不在の車に乗ったのだ! レベル4の自動運転車両。
  ゆりかもめ、シーサイドラインといった無人の電車には何度も乗ったが、ドライバーシートに人がいないクルマに乗せられるというのは、なんとも不思議な異次元感覚である。公道を何事もなく、右左折し、信号が赤ならきちんと停まるし、横断歩道に人がいるのを見つければ、粛々と停止する。なかなか賢いクルマ・ロボットの印象だ。ところが、耳を澄まし、こころを落ち着かせて、そのロボット運転テクニックを評価すると、いくつもの疑問符が付いた。たとえば、ややブレーキングがヘタッピーなのだ。路面が荒れたところを通過するとき、上手なドライバーはアクセルとブレーキでうまくいなすものだが、これもできていない! 乗員にやさしいフレンドリーな運転ができていない。
  開発担当者に聞くと、「いまのところせいぜい初心者かシニアの下手なドライバーのスキルどまり」だと正直に告白してくれた。ライダー(Lidar)で障害物を感知し、詳細で常にアップデイトする地図で自立運転を実行している方式だ。
  まだまだ課題があるようだ。ところが、その開発者たちは、プログラム製作が東大初のベンチャー企業、通信はNTTの関係企業、それに3Dの地図製作の企業がそれに絡んでいた。およそ、かつてのカーガイといわれた、どこか油の匂いがする“自動車野郎”はそこにはいない。
  『自動車はここにきて大きな曲がり角!』という言葉が、真に迫っているのが痛いほど感じられた。

カーライフ大助かり知恵袋1

知られざるダイハツの歴史―国産エンジン開発の情熱から始まった!(第2回)

37P_安永さん  ダイハツのルーツである発動機製造㈱は、地元大阪の機械工学の学者たちの「熱意」から誕生したのである。明治40年、西暦1907年のことだ。
  明治時代の後期、日本が欧米の先進国に学び、近代国家への道をひた走っていた時代だ。日清、日露の戦争に勝利して、時代の針が大きく回り、日本の産業革命期が佳境に入ろうとしていたころ。繊維工業から始まり、製鉄、石炭、電力などの基礎産業、造船、車両、機械などの製造工業が大きく伸びつつある、社会全体が大きく変わる時代でもあった。
  当時、こうした産業の中心にいたのは、三井・住友・三菱・安田などの財閥系。
  ところが、ダイハツのルーツは、こうした流れとは趣を異にし、機械工学の学者たちの熱意から始まっている。企業を起こして、利益を追求するというより、むしろ学究的な動機が先行したようだ。いわば純粋理工系のアウトサイダー的事業集団。何しろ「内燃機関の国産化」が主な設立趣旨だった。
  設立の中心にいたのは、官立大阪高等工業学校(現・大阪大学工学部)の校長・安永義章(写真:1855~1918年)。安永は、肥後佐賀生まれ。明治16年陸軍省の技師になり、2年後の18年からドイツとフランスに兵器製造技術研究のために留学。「日本を工業立国にするには内燃機関の製造と普及が不可欠」という思いが高まっていた。そこで、同学校の機械科長の鶴見正四郎教授を仲間に引き入れ、当時の大阪在住の財界人に働きかけ、国産の内燃機関を開発する株式会社を設立したのである。
  「発動機製造株式会社」である。このとき専務取締になったのが、大阪財界の有力者・岡實康である。事務所兼本社工場は、大阪駅の北約500メートル、現在の新梅田シティ。当時の徽章は、エンジンのフライホイールに中央部にアルファベットのE(エンジンの頭文字)を配したものだった。

カーライフ大助かり知恵袋2

やっぱり凄い! デントリペアのテクニック

デントリペア1

デントリペア2

  「隣のクルマのドアが開いた拍子に傷つくドアパンチ。停めていたクルマに自転車がぶつかり線状のへこみができる。あるいは布団バサミが2階のベランダから落ちてきてボンネットとかルーフをへこませる。まぁ、この3つのアクシデントのどれかでやってくるお客様が大半です」と明快に答えてくれたのが、小平市花小金井にあるデントリペア専門店「インプレッション」の店長・高橋人史さん(55歳)。
  デントリペアとは、雹(ひょう)の被害で凹んだボディをスチール製の特殊な工具で、修復するところから始まったテクニカルな技だ。通常は2か月の研修を受け、その後武者修行に近い努力をおこない一人前になる、という職人技だ。使う工具を見せてもらったところ、100本ほどの先端が異なったツールは、プッシュ式とツイスト式の2カテゴリー。通常はプッシュ式で、てこの原理で、凹みを少しずつ修復。ツイスト式は、ドアパネルなどプッシュタイプでは不可能なところを工具をツイストさせて凹みを徐々に元通りにする。・・・・と言葉にすると、簡単に聞こえるが、やってみると逆に傷が広がること請け合い。
  ひとつとして同じ凹みがないので、その都度何処に支点を設けるか、工具をどう挿入するかなど、頭はフル回転する。傘の先端で鋭く凹ませた凹みは、パネルが伸び切っているので、修復ができない。逆に凹み面積が大きくても深くなければ修復可能だという。
  面白いというと語弊があるが、お客様はリピーターが多く、男性ユーザーが99%だという。女性は年に一人ぐらい。塗装がはがれたりしない限り女性は、平気でいられるのだろうか? 謎である。

愛車メンテのプラスアルファ情報

エーモンの「ショート防止2WAYレンチ」に感激!

エーモンのショート防止ⅡWAYfレンチ  バッテリーのターミナルを取り外す際、誰しもがショートさせないように心がけるものだ。でも、とくに初心者の頃や手暗がりの状態で、うっかりショートさせ、怖い思いをした経験があるハズ。だから、事前に手持ちの10ミリスパナの金属部にビニールテープを巻いている、そんなナーバスなサンデーメカニックもいるかもしれない。
  このあたりのユーザーの不安を見事に解消してくれるのが、この「ショート防止2WAYレンチ」である。レンチの回りを赤色の樹脂で覆いつくしているだけ、といえばそれまでだが、いままでこんなレンチがなかった!! 思わず拍手を送りたい。
  2WAYと呼んでいるが、どこが2WAYかというとスパナ部の逆側に「バッテリーキャップを開けるための先端部が付いている!」のである。これまでは、10円玉を流用していたところだが、専用ツールがあれば、カッコいい。全長118ミリ、重量35グラム。購入価格598円。
  ちなみに、小さな穴が付いているのは、紛失を防ぐストラップなどを取り付けられる親切設計らしい。台湾製ではあるが、兵庫県にある自動車用品と工具の老舗・エーモン工業㈱の製品である。


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