いわゆる“掃除魔”ではないが、気分としてはいつも車内をきれいにしておきたい。
そこで、コンパクトで強力な吸引力のあるカークリーナーを熱望するのだが、12Vシガーライターから電源を取るタイプは、過去散々裏切られたので、論外だ。そもそも吸引力がまるで期待できないからだ。カーペットの隙間に入ったごみを取り除くのは相当の吸引力が必要なのだ。
かつては、コード式の家庭用電気クリーナーに延長コードをつなげ、車内の掃除をおこなった経験がある(昭和の頃)。いまや充電式のコードレス掃除機がいろいろ出ている。TVのコマーシャルで謳うサイクロン方式がよさそうだが、この方式のものは価格が3万円以上とちょっと手が出せない。
そんなある日、コストコを散策していたら、「SHARKエボパワー」という名称の充電式ハンディクリーナーが目に飛び込んできた。中国製だ。コンパクトで、吸引力が高く、価格が1万800円と比較的リーズナブル!(ネットだと1万6000円ぐらいだ)
正直、衝動買いに近かったが、あらためて冷静に使い、観察してみると、そう悪くない買い物だったので報告したい。本体が600gと軽く、全長が420㎜とコンパクト。手に持った感じも悪くない。デザインもストレートな感じで好感が持てるので、掃除機をかけることが楽しくなる。
肝心の吸引力についても、「まぁ、こんなものか!?」という程度。驚くほどの吸引力はないが、後悔を覚えるほどでもなかった。たまったゴミの排除も、本体にあるスイッチを押すと、透明のダストカップがパカッと開き、直接ゴミをゴミ箱の中に捨てられる。これすべて片手でできるところがミソだ。
ただ、いちばん気になるのが、やはり騒音である。従来品に比べ高周波の高い音を響かせる。比較的甲高い音。これさえ我慢すれば、悪い買い物ではないと思う。充電時間や1回の充電での使用時間など、その後の経過が分かればリポートしたい。