みなさん!知ってますCAR?

2019年10 月 1日 (火曜日)

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フルチェンジした12代目のカローラとは?

新型カーローラ  かつての国民車の代名詞「カローラ」が、このほどフルモデルチェンジした。初代から数えて12代目である。
  初代は、例の元航空機設計の長谷川龍雄(1916~2008年)のチーフデザイナー(当時は主査)で、1966年、昭和41年に発売されている。「隣のクルマが小さく見えま~す!」というライバルの日産サニーをうえから見下したCMが、なぜか今でも耳に残っている。“他人と比較したがる日本人のココロネ”をうまく掬(すく)い上げたキャッチコピーである。累計5000万台にならんとしているというからすごい!
  でも……いまやその明確なライバルもいなくて、振りむけば同胞でもあるプリウスやアクアといった異母兄弟と実質的な戦い!? 
  というか、上級のコロナやマークⅡがいなくなったあと、かつての日本にあった家族の理想や夢を具現化するファミリーカーが、すでに遠い昔の幻想になっている。でも、カローラは、生き残りをかけ新たな魅力を見つけなくては! 
  そう考えると、今回のカローラは、頑張っているといえなくもない。リアサスペンションをウイッシュボーンにしたり、エンジンを1.8リッター(NAとハイブリッドの2本立て)と1.2リッター直噴ターボ(マニュアルだけ)とシンプル構成。
  ボディも、思い切ってすべて3ナンバー(全幅がプラス50㎜の1745㎜)としている。だから、おじさんにはこれは抵抗があるかも。ホイールベースも40㎜伸ばし2640㎜としているのだ。スペックだけ見ると、かつてのカローラとは名乗れないほど大きく、立派なのである。細かい話では、スマホと連動して、地図アプリや音楽が楽しめる機能が付いた。
  セダンのカローラ、ワゴンのカローラツーリング、それにカローラスポーツ、この3つのボディ構成だが、全体の予定販売数はトータル約1万台、うち主力の「カローラツーリング」は半分以上の5400台を見込んでいる。価格は消費税込みで、200万以上、上限300万円である。

カーライフ大助かり知恵袋1

知られざるダイハツの歴史―国産エンジン開発の情熱から始まった!(15回)

3輪自動車生産台数  オート3輪は、とにかく日本の国情だけでなく、国民性にもフィットしたらしく、右肩上がりで需要が伸び、ダイハツ号は最盛期とされる昭和12年ごろには年間生産5000台を超えた。工場設備を増設し、販売会社が国内28社、海外5社、内外の特約店を含めると国内外で131店舗を数えている。国内におけるシェアは57%に上っている(昭和9年)。
  技術陣は、次なる目標として「小型4輪自動車」の開発をもくろんでいた。
  昭和12年、陸軍自動車学校の主催による「4輪駆動式自動車比較審査会」が開かれ、試作車を出品している。空冷2気筒、1200㏄強制通風型エンジンを載せた2人乗りで、最高速度70㎞/h以上、前輪独立懸架、後輪別駆動方式の4WDで急こう配や泥田を走行したという。同じころ、これとは別に「小型4輪トラック」を製造・販売している。全長2.8m、全幅1.2m、全高1.58m、空冷水平対向2気筒、732㏄サイドバルブエンジンで、トランスミッションは前進3段。車両重量790㎏。改良を加え、本格的に販売しようとしたものの、不幸にも日中戦争が起き、軍需生産が優勢となり、資材不足もあり、約200台の生産販売にとどまっている。

カーライフ大助かり知恵袋2

パラスポーツから生まれるボーダーレスな未来!

車椅子レーサー  モータースポーツの最高峰F1で生み出された技術が、一般車にも落とし込まれるように、パラスポーツから生まれた技術を、日常の人々の暮らしに落とし込み、人間のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上につながる。
  技術系のベンチャー企業RDS(杉原行里社長:社員数30名ほど)では、モータースポーツ・ロボットなどの先行開発で生まれた技術を医療や福祉の現場に活用するという。その一つの挑戦が、車椅子陸上アスリートの伊藤智也(いとう・ともや)選手の競技用車椅子の開発だ。
  伊藤選手は、北京パラリンピックやロンドンパラリンピックで、金メダルや銅メダルを複数獲得したベテラン選手ではあるが、来年には58歳になるので、東京パラリンピックには、無理だとしてあきらめかけていた。
  ところが、杉原社長と知り合い、新たなマシンづくりを共同で開発し、記録更新への道筋が見え始めたという。マシン素材のCFRP(炭素繊維強化プラスチックス:軽くて強度が鉄の約10倍、しかも変形しづらい)を駆使したモノづくりノウハウと、モーション・キャプチャーと呼ばれる最新鋭のシミュレーション・システムで、選手のパフォーマンスを120%発揮するための車椅子のデザインを完成させたという。ちなみに車両重量は約7.8㎏、価格は250万円ほどだという。
  このテクノロジーは近い将来、小さなチカラで効率的に動かせる車椅子の実現や、普通の人が長時間座ってもあちこちが痛くならない疲れにくい椅子の開発につながるという。

愛車メンテのプラスアルファ情報

977円なり! チタン・コーティングのドリルビットセット

ドリルセット1

ドリルセット2

  “チタン・コーティングのドリルセットが、オシャレで重厚な樹脂製プラスチックボックスに入って、なんと977円!”(注:9770円ではなく977円。1000円で23円のお釣り!)
  毎日、どこかのTVのチャンネルをのぞくと、通信販売の甲高いセールストークが聞こえてくる。独特の構文で、視聴者を引き付ける。「何かを買わないと時代に遅れる!」とでも思わせるのかしら・・・・。
  今回取り上げる「チタン・コーティングのドリルセット」は、いっけん魅力あふれるTVの通販を連想させる。
  なにしろ1.5㎜から始まって、2.0,2.5,3.0,3.2,3.5,4.0,5.5,6.0,6.5,7.0,7.5,8.0,9.0,10,11,12(単位:㎜)と21サイズのドリルビットが複数セットされている。合計131ピース(本)。使用頻度の高いサイズ、たとえば1.5㎜は22本、2.0,2.5㎜はそれぞれ18本もある。サンデーメカニックならざっくり30年分ほど? 11㎜以上のサイズは咥えるチャックは、細く仕上げているので9.5㎜でOKだという。ブランド名はMASTER GRIP という中国製だ。
  それにしても価格が、間違いではないかと思うほど、とんでもなく安い。税込みで977円だ(消費税8%の時期に購入)。COSTCOでの購入品だ。しかも、オシャレだというのは、ケースである。360×250mm厚さ90㎜のゴールドに淵取りされた黒色の樹脂ケース。重量1.9㎏。穴をあける相手は「鉄、樹脂、木」のどれでもOKとあるが、今後使っていくうちに真価が判明すると思う。穴あけ作業は、あまりないけど……。


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