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2020年1 月15日 (水曜日)

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自動車メーカーのトヨタが次世代の都市づくりを提案!

トヨタの未来都市構想  「えっ! こんなこと、一昔前では考えられなかった!」
  朝の新聞を開いて(写真は1月8日付の朝日新聞)、おじさんは思わずそう叫んだほどだ。開発中のテクノロジーを住民が実際使い、そのなかで暮らしてみることで実証する、そんな街づくりを、いち自動車メーカーがスタートさせるというのだ。トヨタ自動車の豊田章男社長が、ラスベガスで開かれたCES(電子機器の見本市)で発表した。
  富士山のふもとにある工場の跡地約70万㎡(ポルテやJPNタクシーを組み立てていた東富士工場)で、広さは東京ドーム約15個分もある。ここを自動運転や人工知能(AI)などの先端技術とサービスの開発を目的とした実証実験都市「コネクティド・シティ」をつくるべく、世界中の企業や研究者などの参加を呼び掛けるというのだ。
  この未来都市は別名「ウオブン・シティ(WOVEN CITY);網の目のような情報を張り巡らした都市のイメージ」とよばれ、街は3つの道路で構成されるという。
  「クルマ専用』「歩行車専用」それに「低速者と歩行者共用」。スマートホーム技術、ロボット、モビリティ・アズ・ア・サービス(MaaS)などが投入され、自動運転のEVである「eパレット」をはじめとする近未来車がヒトやモノを運んだり、移動店舗として活躍……。
  この未来都市、来年の2021年に着工し、5年以内に人が住みはじめ、整備が進めば2000人以上の住民が住む町になるという。この都市をゼロからデザインするのは、NYの第2ワールド・トレードセンタービルやグーグルの本社ビルを手掛けたデンマーク生まれの新鋭の建築家ビアルケ・インゲルス(45歳)だという。
  それにしても、21世紀は家電メーカーがクルマ業界に乗り込んだり、自動車メーカーが都市づくりや家づくり(トヨタホームは昔からあるが)に手を伸ばす、そんな境目が見えずらい世の中なんだろうか?

カーライフ大助かり知恵袋1

知られざるダイハツの歴史―国産エンジン開発の情熱から始まった!(第22回)

123P_ハイゼット  ミゼットの爆発的活況に恵まれるなか、ダイハツは軽4輪トラックの時代が早晩やってくる、という予想のもとに、軽4輪トラックの開発を昭和33年ごろから始めている。当時は、この分野の需要はせいぜい月数百台であった。
  開発から2年後の昭和35年11月にピックアップタイプの軽4輪「ハイゼット」を世に送り出している。駆動方式はフロントエンジン・リアドライブのFRレイアウト。エンジンは、強制空冷2サイクル2気筒356㏄で、17PS、前進3段後進1段のフロアシフトタイプだった。
  前輪には独立懸架式のサスペンションで、注目を集め販売開始から半年後の昭和36年5月には累計3000台を超えた。その後「ハイゼット・ライトバン」も発売し、乗用車的な要素を加味することで「ビジネスだけでなくレジャーに使えるクルマ」として好評を得ている。
  この時代、ハイゼットのエンジンは、ミゼット同様2サイクル。取り扱いしやすく出力が大きく軽量ということで、当時としてはごくポピュラー。エンジンの潤滑には燃料のガソリン内に2サイクルオイルを混ぜる混合タイプ。ところが、当時のSS(ガソリンスタンド)には混合油を常備していないところもあり、ユーザーには不便。そこで、昭和37年に「ダイハツ・オイルマチック方式」という潤滑方式を採用した。これは、ガソリンとオイルを別々に給油し、自動的にこの2つを混合してエンジン内に送り込むというものだった。

カーライフ大助かり知恵袋2

キープコンセプトの新型ハスラーの魅力はどこにあるのか?

新型ハスラー

新型ハスラー (2)

  スズキのハスラーと聞くと、いまではオフロードバイクの「ハスラー」を思い浮かべる人はあまりいない。4輪の軽自動車である「ハスラー」をイメージするはず。例の個性的なスタイルの軽のクロスオーバー車。
  その4輪のハスラーがこのほどフルモデルチェンジした。ちょうど6年前の初代デビューから数え、2代目である。この4輪のハスラー、スタイルが斬新で、なんだかアウトドアぽい感じがあったので、「なんとなくアウトドア派」にも大いに受けて、累計48万台を販売した。ダイハツからキャストというライバル車が出たほどなので、スズキとしては、そこそこ成功したクルマだ。
  「そこそこ売れているクルマだから、何も大きく変えることはない!」
  スズキの首脳陣は、そんな守りの意識が働いたと見え、2代目のハスラーは、エクステリアはキープコンセプト。初代とほとんど見分けがつかない。
  そこで、従来車のユーザーのココロに波が立つ。「これならわざわざ新車に乗り換える必要ないか!」と思うか、逆に「ディテールが異なるから、やはり新車にしたほうがいいかな?」の二つに分かれる。
  この場合のディテールとは、リアのシートは荷室側からも操作ができるようになったとか、夜間の歩行者も検知する衝突被害軽減装置(早い話、自動ブレーキ)や後退時の衝突被害軽減ブレーキ、追従機能のアダプティブクルーズ、車線逸脱抑制機能などの安全装置類が追加された。エンジンも新型になり燃費もよくなった(NAエンジン車で最高30.4㎞/l)、それに前席の左右乗員間の距離が30㎜拡大したことも魅力と映るハズ。
  ……キープコンセプトは成功するかどうかは、ひとえに後者の“わずかな進化、わずかな変化をしっかり受け止め、これに大金を投入できる”そんなユーザーが多数派を占めれば、大成功となる。クルマを取り巻く世界とクルマのユーザーの気持ちの変化など、とかく変化の大きな時代といわれる今日、ハスラーの今後がとても気になる! なお蛇足ながら、今回の新型ハスラーの広告には、80年代のポップアートのパイオニアというべきキース・ヘリング(1958~1990年)の漫画が起用されている。この広告戦略の手法は一昔前のホンダを思い起こさせる。新型ハスラーの価格は、136万5100円~174万6800円。

愛車メンテのプラスアルファ情報

リチウムイオン電池に充電しておき、エアポンプを動かし空気を入れる!

インフレーター

インフレーター2

  リチウムイオンの開発でノーベル賞を受賞した吉野彰(よしの・あきら)さんのおかげかどうか知りませんが、リチウムイオン関連商品が、ここまで及んでいるとは知りませんでした。
  たかがタイヤに空気を入れるのに、リチウムイオンでおこなう装置があるのだ。
  中国製だけど「リチャージャブル・インフレーター」という商品がそれ。倉庫型スーパーマーケットのCOSTCOで3898円で手に入れたものだ。
  本体は、外皮がステンレス製である。長さ200ミリ、45×55㎜の断面は楕円形のずしりと重い魔法瓶状のものだ。この中に、タンクとポンプ(モーター)、それにリチウムイオン電池が内蔵されているらしく、あらかじめ充電しておくと、いつでも空気が入れられるというわけだ。充電時間の目安は約1時間30分。作動させると、ガガガっと意外とうるさい。
  充電は、AC100Vでも12Vのシガーライターソケットからもできる。乗用車のタイヤなら、ゼロからスタートして約10分で240kpa(2.4㎏/c㎡)まで充填できる。やや小さいがLEDの表示で、空気圧の表示を見ることができる。DC12VとAC100Vの充電器も付属しているので、過不足なく使える。あらかじめ設定した空気圧になると自動的に停止する機能もある。
  重量が約460gと意外と軽く、コンパクトなので、エマージェンシー用としても使える。なお、本体には2つのLEDランプがついているが、あまり役に立ちそうもない。自転車用、レジャーボール用、浮袋用などのアダプターも付いている。ただし、すべてを入れる袋がないので、百均で適当な収納袋を探すしかない。輸入元は、福岡市の徳士ジャパン(株)。


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