いきなりですが、ここで質問です。「エンジンのなかで一番つらくてシンドイ部品は何ですか?」
排気バルブ、スパークプラグ、ピストン・・・いろいろな答えがあると思うけど、少し強引だが・・・「ヘッドガスケットです」という答えである。というのは、ヘッドガスケットという部品は、シリンダーヘッドとシリンダーブロックのあいだで押し付けられた状態で、つねに高温の燃焼ガスにさらされ、その燃焼ガスをはじめ、潤滑油、冷却水の3つを外部に漏れないようにシールする役目をしている。ちかごろのエンジンは、高性能化、軽量化、低燃費化などで新技術が採用され、いわば集積化が進んでおり、ますますヘッドガスケットへのストレスが高まるばかり・・・。
単体で見れば単なる≪薄い板状の部品≫のヘッドガスケット。むかしは、アスベスト(石綿)を素材としていたが、いまどきのクルマはメタル製のガスケット。アスベスト時代は、車検2回目ごとにヘッドの増し締めといって緩みを修復する整備が必要だったし、寿命も8万キロぐらい。それがメタルになってから耐久性が劇的に高くなり、ほぼ一生モノ。
見れば≪ただの鉄の板≫にしか思えない部品にも多くのノウハウが隠されているのである。
いまどきのクルマは丈夫で長持ちなのでガソリンさえ入れれば大丈夫! そんなイメージを勝手に抱いているドライバーが少なくない。
ところが、くたびれたクルマ(といっても走行8万キロ以上のクルマ!)に乗っていると、時として計器板(インパネ)のなかの警告灯がパカパカとときどき点灯することがある。
よく見ると、そのウォーニングランプは≪チャージウォーニングランプ≫。オルタネーター(交流発電機)の発電不良から警告灯が点灯するのである。ブラシの摩耗が原因、と考えていい。オルタネーター内部の電子部品がパンクすれば即発電不良でバッテリーが上がり、クルマは走行不能となる。
こんなとき、新品のオルタネーターに交換するのはセービングマネーの精神に違反するだけでなく、エコのスピリッツにそむく。中古(リサイクル)部品はリビルト部品に替えるのをお勧め。水平対向エンジン車はロータリーエンジン車などごく一部のクルマは、ボンネットを開けるとすぐ手前の上部にオルタネーターが見え、それこそハンドツールさえあれば日曜大工の気分で交換できちゃうがFF車だと素人には少し無理。整備工場に頼むことになるがそのときにも「リサイクルパーツで修理してください!」の一言を忘れずに。よほどマイナーな車種でない限り必ず見つかるハズ。まずは、車検証を横に置き「昭和メタルパーツセンター」に電話しよう。
いまどきのクルマは丈夫で長持ちなのでガソリンさえ入れれば大丈夫!
そんなイメージを勝手に抱いているドライバーが少なくない。スパークプラグはかつてはクルマに乗るユーザー誰しもが交換できた部品のひとつだったが、いまやそれも遠い昔。プラグの顔さえ見たことのないドライバーも少なくない。
高性能なイリジウムプラグが付いているクルマなら10万キロまでノーメンテナンスだが、フツーのプラグの場合、3万キロ~4万キロで不具合が生じてくる。どんな不具合かというとラフアイドルだったり、坂道で力不足を感じたり・・・・ラフアイドルというのはアイドリングでときどき息つきをしたりしてタコメーターが上下に不安定になること。プラグの電極が摩耗して時々ミスファイアーしていることが原因の症状だ。
もしこんな不愉快な症状があったら、自分でプラグ交換にチャレンジして欲しい。ディーラーに電話で愛車のプラグの番手(たとえばBKR5Eとか)を知り、カー用品店で手に入れる。プラグを脱着する工具のプラグレンチを用意し、チャレンジ。プラグ上部の点火コイルを細心の注意で取り外し、レンチでプラグを取り外す。電極に目を近づけると新品にくらべ丸みを帯びているのはわかるはず。後は新品プラグを取り付けるだけ。締め付けは手で締め込んでからレンチでさらに1/2回転ほど締めればいい。ラフアイドルや力不足はすっきり解消するはずだ。
筆者が若者だった35年前の日本ではエアコン(クーラー)なしのクルマは珍しくなかったが、いまやエアコンは1年を通してクルマの必需品。北海道で活躍するクルマにもエアコン付きがごく当たり前なのだ。
エアコンのトラブルの大半はコンプレッサーの故障。コンプレッサーは、新品で購入すると値段が高く、少し旧い輸入車のオーナーは、こうしたトラブルに見舞われると大半はそのクルマ自体をあきらめるケースも少なくない。そんなときは、ぜひ中古のコンプレッサー、もしくはリビルトのコンプレッサーの在庫の有無を確かめてもらいたい。昭和メタルパーツセンターに電話すれば、在庫の有無や技術情報をいろいろ教えてくれる。
フリーダイヤル 0120-815-301だ。
そういえば、18歳のロードスターは、今年夏に入る前にエアコンの効きが悪くなったので、冷媒を再充填したおかげでビンビンに車内は冷えるようになった。ただし、古い冷媒のためかつての価格の約10倍の1缶3000円に高騰しており、自動車リサイクル法の思わぬ矛盾を発見しました。(使用済み車両内のフロンガスは再使用できないのです)
ガソリンスタンドなどでもし愛車がリフトアップされたとき、クルマのお腹を覗いてみよう。≪ドライブシャフト≫という部品を発見してもらいたい。ドライブシャフトはデファレンシャルギア(デフ)で左右に振り分けられた動力を、最終伝達先のタイヤに伝え回転させる役割を担うもの。
走行中、路面のでこぼこによるタイヤの上下動によってデフとタイヤの位置関係、つまり高さ、角度、距離が変化する。このため、ドライブシャフトには左右別々に位置変化ができる能力を持たせている。FF車の場合、操舵輪にドライブシャフトが付くので、いきおいジョイント部のカバーのゴムブーツが破損した。雪道で堅い氷にぶつかったり、空気中のオゾンで劣化したり・・・とにかく数年前までのゴムブーツは早いもので3年、遅くても6~7年で破れたものだ。
ところが、数年前からドライブシャフトのブーツは樹脂に変更され、いちじるしく耐久性が高くなった。でもくたびれたクルマに乗っているユーザーがもしドライブシャフトにまつわるトラブルに遭遇したら、迷わずリビルトを指名して欲しい。交換は特殊工具と経験が必要なため素人には出来ないが、せめて格安で信頼性の高いリビルトのドライブシャフトを使うことで修理費を劇的にダウンさせてもらいたいね。リビルトのドライブシャフトの問い合わせも昭和メタルパーツセンター(フリーダイヤル 0120-815-301)に聞いてほしい。
地球環境にやさしいリサイクルパーツは、ユーザーの財布にもやさしい。新品部品にくらべ、リサイクルパーツは確実に安い。
リビルトパーツのなかの代表選手として今回は「リビルトエンジン」を取り上げてみよう。
エンジンはクルマのなかの心臓であり、もし不具合が起きれば燃費悪化、出力不足、排ガス過大など大ごととなる。走行不能に陥ることも少なくない。しかもエンジンは新品で購入するにしろ、修理するにしろ大枚が消える。そこで、リーズナブルな値段で手に入り保証が6ヶ月~12ヶ月付くリビルトエンジンが注目される。リビルトエンジンについては、これまで日本国内に限らずオーストラリア、オランダ、アメリカあわせ5~6つほどの専門工場を取材しているが、長い歴史を持つ企業だった。そのせいか、「このエンジンにはこうしたウイークポイントがあるので、ここを解決すれば大丈夫」といったそのエンジンを開発したエンジニアが聞けば顔面が真っ青になるほどのテクニカル情報を持っているケースも珍しくない。
シリンダーヘッドにクラック(亀裂)が入ったケースでは溶接で埋め合わせ機械加工する、なかには見ていてワクワクするシーンが少なくない。もちろん、ガスケットやシール類などの消耗パーツはすべて新品部品に交換している。ちなみに、昭和メタルパーツセンター(フリー℡0120-815-301)でも、リビルトエンジンを扱っているので、詳細はフロントの方に聞いてもらいたい。
地球環境にやさしいリサイクルパーツは、ユーザーの財布にもやさしい。新品部品にくらべ、リサイクルパーツは確実に安い。
リサイクルパーツの仲間に「リビルトパーツ」というのがある。これは簡単に言うと不具合になった部品を専門家の手ですべて分解し、機械加工で元通りにしたりゴム類などの消耗部品を新品に交換し、再組み付けしテストし完成させた部品。エンジン、AT(オートマチックトランスミッション),ターボチャージャー、ディーゼルエンジンの噴射ポンプ、スターター、オルタネーター、ドライブシャフト、エアコンのコンプレッサー、ステアリングなど機能部品を中心に10~15品目ある。アメリカの部品市場では、ブレーキキャリパー、インジェクションノズル、バルブボディなど全部で50品目もある。新品よりも安く、保証も6ヶ月~12ヶ月と長期間付くため、長くクルマを使うユーザーにはお勧めする。英語ではリビルトパーツの別名でAS GOOD AS NEWという言葉もあるほどポピュラーな部品。今後のリビルトパーツが増えるというのがもっぱらの予測だ。ちなみに、昭和メタルパーツセンター(フリー℡0120-815-301)でも、リビルトパーツを扱っているので、詳細はフロントの方に聞いてもらいたい。
地球環境にやさしいリサイクルパーツは、ユーザーの財布にもやさしい。新品部品にくらべ、リサイクルパーツは確実に安い。
では、安くて、安心できるリサイクルパーツを入手するにはどうすればいいのか?
近くに自動車中古部品店があれば、直接買いにいくのが一番間違いのないやり方。このとき、現物を持参するか、現物がないときは車検証のコピーを持参して「○○が欲しい!」と説明する。電話、FAX,メールで注文するときも同じです。必ず車検証に書いてあるデータをもとにして必要な部品を≪特定≫することが大切です。車名、年式、車体番号、類別区分番号、型式指定番号などが必要となります。ミッションやトリムなど、なかには車検証だけで部品を特定することができないケースもあります。この場合は、エンジンルームに取り付いているコーションプレートをメモすること。ミッション型式、トリムナンバーなどが明記してある。
チューニングパーツなどの社外品は、この限りでないので、現物を持参して探すしかないが、純正部品なら上記の車検証を元データにするという鉄則は変わらないので、クルマ好きの友人のなかにはつねに愛車の車検証のコピーを忍ばせている御仁もいるほど。
ちなみに、昭和メタルパーツセンター(フリー℡0120-815-301)は、リサイクルパーツ初心者の方にもわかりやすく優しく対応してくれます。
地球環境にやさしいリサイクルパーツは、ユーザーの財布にもやさしい。新品部品にくらべ、リサイクルパーツは確実に安いということは、ここまでお読みの読者はおわかりのことだと思います。
では、安くて、安心できるリサイクルパーツにはどんな部品があるのだろうか?
自動車部品はいろいろな分け方がありますが、ここでは外装部品、メカ部品と大雑把に2つに分けます。外装部品は、バンパー、ボンネット、ドア、リアゲート、フロントフェンダーなどです。それに、第1話と第2話で登場したテールレンズ、ヘッドライトも入ります。メカ部品には、エンジン、ミッション(AT)がすぐ頭に浮かびますが、ターボチャージャー、ステアリングラック、オルタネーター、スターター、ドライブシャフトなどです。このほか、足回り部品としてストラット、ブレーキローターなどもあります。新品だとたとえばストラットはストラットだけですが、リサイクル部品では「ストラット」を注文するとブレーキローター、ハブ、コイルスプリングなど周辺部品が「付録」で付いてくる。このあたりは第2話で話したとおりです。
いずれにしろ、リサイクル部品は、新品部品とは少し様子が異なるケースがあります。明快に言えることは“付けていると何かと便利”という周辺部品が付録で付いてくることが少なくないリサイクル部品は、断然に優位と言えますね。
地球環境にやさしいリサイクルパーツだが、実は、ユーザーの財布にもやさしい。つまり新品部品にくらべ、確実に安いということはすでにお話しました。
リサイクルパーツの優位点は、あげれば切りがないのですが、ここでは割安感に絞り込んでお話しましょう。リサイクルパーツは、ASSY(アッシー:アッセンブリー)で部品が手に入るということです。アッシーとはあまり聞きなれない言葉ですが、早い話≪必要な周辺部品をまとめて≫手に入るということ。しかもしつこいようだが、格安なので、割安感がさらにズームアップします。たとえば、一番分かりやすいのがドアです。新品部品でドアを注文するとドアパネル、レギュレーター、トリム(内張り)などなど4つから6つ、ときには8個近い部品を注文することになります。しかも塗装なしのパネルですから塗装代も必要です。それがリサイクルパーツだと、塗装済み状態でドアひとまとまりで手に入るのです。同じ色なら、ボルトオンで工具さえあれば取り付けられます。となると取り付け工賃までセーブでき、新品部品を使っての修理にくらべ5分の1ぐらいになることも珍しくありません。こんなに割安感のある商品も珍しいですね。
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