みなさん!知ってますCAR?

2013年1 月 1日 (火曜日)

ショートラチェット・コンビ

ショートラチェットコンビ  FF車のオルタネーターを取り外すときなど必要度を痛いほど感じるのが、短めのメガネレンチだ。しかも、それがラチェット機構を持つものなら、スピーディに作業ができるのに!
  そんな痒いところに手が届くハンドツールが、この「ショートラチェット・コンビ」ではないだろうか。片側にスパナ、もう片側がラチェットタイプのメガネレンチになっているので、≪コンビネーションレンチ≫の仲間である。写真はサイズ10ミリだが、全長94ミリで文字通り手のひらサイズ。サイズ12ミリでも全長104ミリしかない。重量はサイズ10ミリで、60グラム、サイズ12ミリでも80グラムしかない。メガネ部のギア数は72なので、送り角度はわずか5度。締める方向と緩める方向が黄色と黒のリングで識別できる。もちろん本締めができるほど、保証トルク値は高い。
  アイテムは8ミリから、10,12,13,14,17,19,21ミリまで、8種類。価格は、たとえば10ミリで1380円だった。(ホームセンター調べ)これはRCWシリーズと呼ばれるものだが、メガネ部が首振りをするFRCシリーズもスタンバイしている。発売元は、新潟県三条市にあるTOPだ。

2012年12 月15日 (土曜日)

GISUKE フリーレンチ

フリーレンチ  長引く不景気で、DIYが日本でのある程度定着したのか、ときどき足を踏み入れるホームセンターは、平日にもかかわらず客は少なくない。そこで工具コーナーに直行すると、なんかしら不思議な工具を見つけることができる。今回の工具もそのひとつ。
  高儀(たかぎ)製の「GISUKE フリーレンチ」という万能レンチで購入価格は798円。先端がYの字型になっていて、内側の股の部分にギザギザが付けられ、ボルトの頭をそこでとらえ回すという仕掛け。使い方はレンチの奥までボルトの六角部を押し付けることがポイント。片側が大きなギザギザでもう片側が小さいギザギザ。大きなギザギザでボルトの角を押さえ、細かいギザギザで面を押さえる。チカラを入れすぎると工具が外れるので、徐々に回す。使ってみると、緩めるときはたしかに上手くいくが、締めるとなるとなんだか手応えがないので、ボルトの角を舐めるのではないかと不安に駆られる。フリーレンチと謳うだけあり、2面巾が8~19ミリ、インチだと11/32~3/4インチまでをカバー。重量は133グラム、全長195ミリ。台湾製だ。
  使用もごく限られ、あくまでのエマージェンシー用ツールだが、人が使う道具は無限大の広がりを感じる。ちなみに、高儀という企業は、大工道具や電動工具などを幅広く供給する新潟三条市にある企業。慶応2年創業というから、95年以上の歴史を持つ老舗。

2012年12 月 1日 (土曜日)

3/8インチのインパクト用ダブルジョイント

3/8インパクト用ダブルジョイント  手が入りづらいところで、スピーディにボルトやナットを緩めることができたら・・・そんな一昔前なら夢のような工具が登場した。
  差し込み角が3/8インチ(9.5ミリ)のインパクト用のダブルジョイントだ。もちろん、ハンド用のダブルジョイントとしても使えるが、インパクトツールと組み合わせれば、スピーディにことが運ぶ。しかも、首振り部が2つあるので、最大60度の角度で相手のボルトに対することができる。早い話、機動力抜群なのだ。
  ハンドツールにくらべ、頑丈なつくりのため、重量は120グラムと重いが、ハンドツールとして使えなくはない重さ。全長は75ミリ、最大直径部22ミリ。実は、このインパクト用ダブルジョイントは差し込み角1/2インチ(12.7ミリ)がすでにデビューしていたのだが、その下の3/8インチの登場が待たれていた。価格は、6040円と少し高いが、インパクトツールで作業する向きには、大活躍してくれるアイテムになること請け合いだ。KO-KEN製で品番は13772-Pだ。

2012年11 月15日 (木曜日)

COSTCOで入手したスクラッチ・リペアスティックは使えるか?

スクラッチリペアスティック  お買物というのはときとして、あてが外れガッカリすることがあるものだが、今回もそれに近いものだった。
  「デュポン・スクラッチ・リペアスチック」という製品。米国流巨大スーパーマーケットのコストコでたまたま見つけた車の修理ケミカル用品。3本入りで価格が1198円とバカ安。
  ボディの引っかき傷をこのペン1つですばやく修復できるという。
  さっそくキズ部分を洗い乾かし、キャップをした状態で充分に上下に振り、いざキズになぞる。ところが、いくらなぞってもキズが消えたところと消えないところがある。ふたたび説明書に目を通すと、「クリアコーティングについた浅いキズ、引っかきキズの補修剤」だとある。つまり、あくまでもボディ面のクリアコーティングにできた浅いキズが対象なのだ。塗膜がなくなり、地金が出ている場合は駄目なのだ。だからどんなボディカラーでも使えるのだ。タッチアップペイントのつもりで購入したのが大きな間違い。安かったので、途中で思考停止して早合点したのだ。要はコンパウンドとほぼ同じ役割をすると考えていいらしい。いやはや、今回は大失敗。

2012年11 月 1日 (木曜日)

KO-KENのアルミソケットツール

アルミソケットレール1/4  上質のソケットレールを所有するというのは、なかなか気分がいい。そんなことを、ふと感じさせるのがKO-KEN製の「アルミ製ソケットレール」だ。
  差し込み角3/8インチのタイプは、すでに紹介済みだが、このほど1/4インチタイプがデビューしたというので、さっそく取り寄せ使ってみた。レール自体は、3/8と同じだが、樹脂製のクリップが1/4インチタイプ専用となる。全長は、125ミリで、重量が200グラムだ。価格は2150円とリーズナブル。レール自体は、3/8インチタイプが300ミリなので、1/4インチタイプは2/3の短さ。1/4インチ同時に発売した1/2インチも3/8のレールと共通の300ミリ。こちらは価格が2650円。
  追加のクリップはいずれのサイズ(1/4、3/8,1/2インチ)の5個セットで500円なので、300ミリタイプをまず購入し、しかるのちにクリップを買い足すというのがベストなのかもしれない。レールの背面が強力マグネットを内蔵しているので、金属部分に貼り付けられて便利だ。http://www.koken-tool.co.jp/

2012年10 月15日 (月曜日)

低頭タイプのトルクスナット用ソケット

トルクスナット用ソケット  ソケットツールメーカーの老舗KO-KENから、渋い製品が登場している。
  低頭タイプのトルクスボルトやナットに対応できるソケットだ。品番が“4425-サイズN”。ここ数年、自動車で使われるボルトは、より軽量化を目指している。エンジン内部で使われているコンロッド・ボルトやフライホイールで使われているボルトなど、ムービングパーツ(駆動部品)の周辺で活躍しているボルトなどだ。同じネジ採用の部品のスパークプラグなども、どんどん細軸化していることからも、それはわかる。
  そうした流れで、頭部が浅いというか、低いトルクスボルトが登場している。従来のソケット(写真左)では、テーパー部があるため、くわえ込みが不足する。早い話、しっかり相手のボルトを掴まえづらくなる。そこで、ソケットの内面取り部を専用にデザインすることで、しっかりとボルトをキャッチして、脱着を確実なものにしたのが、このソケット(写真右)だ。もちろん、従来タイプのトルクスボルトやナットにも使える。サイズはE10N、E12N、E14N,E16N,E18N,E20Nの6サイズで、価格は1310円~1360円。6サイズをすべて揃ったレールセットもある。こちらの価格は8010円。

2012年10 月 1日 (月曜日)

1600本入りのタイラップバンド・セットは価値あり!?

タイラップキット  クルマのハーネスを束ねたり、パソコン周辺コードを整理するために活躍したり、あるいは庭仕事でも重宝する・・・タイラップバンドは、いつの間にか日本人の生活になじみのある道具になりつつある。ホームセンターでも手に入る。
  ここで紹介するのは、例のアメリカンスタイルの巨大スーパーマーケットCOSTCOで手に入れた「タイラップキット」。正式には「CABLE TIE VALUE PACK」とある。ハンバーガーセットではないが、「ケーブルタイのバリューセット」である。
  全長100ミリのタイプから、150ミリ、200ミリ、300ミリタイプまで4タイプ。カラー白、黒、ブルー、レッド、イエローとさまざま。これら計1600本が樹脂ケースに入ったセットがこれ。樹脂ケースは、330×270×80ミリで、工具&部品ケースとして再利用できる。よく見るとMADE IN CHINAである。品質にとくに不具合はないように見える。欲をいえば、幅広で再使用ができるタイラップがセットに入るとベスト。注目の購入価格は、1580円。

2012年9 月15日 (土曜日)

絶版のハンドツールTOP製の≪システムラチェット≫

システムラチェット  自慢に聞こえたらごめん。銘柄・種類など数多くのラチェットハンドルをコレクターしている筆者だが、その中にかなり趣を異にした製品がある。早い話とんでもなく、ユニークというべき製品が手元にある。
  差し込み角3/8インチで、持つとずっしりと重い。重いはずで柄は鍛造製で50ミリのエクステンションバーとφ27ミリのスピンディスクが取り付いている。いささか旧い表現だが、“20世紀のロボット”をホーフツとさせる工具!? 
  ラチェットハンドルのギア数は24といまでは少なめだが、左右に切り換えが、横プッシュバー式で面白い。スピンディスクというのは、早回す際にとても便利工具。エクステンションバーも同じだ。だが、必要なときに素早く取り出すのが、いずれも難しいといえる。その点ハンドルに付いているので、実に具合がいいというのがこの工具のコンセプト。ハンドルを含め3つのパーツの組み合わせでいろいろな使い方ができる。いいアイディアではあるが、通常のラチェットハンドルの1.5倍に当たる重量360グラムがその魅力を台無しにしている。そのため、いつの間にかカタログから消滅。誕生の背景と生産中になった理由を知るため、TOP工業の社長の渡辺さんに電話で聞いた。ところが、その製品すら記憶にない。それを知る社員は定年退職したとのこと。う~ん、であるチタンで作るなどすれば再び花開くかもしれないコンセプトだけにもったいない。

2012年9 月 1日 (土曜日)

オイルフィルター・プライヤー

オイルフィルター・プライヤー  人の手の延長にある存在ゆえか、ハンドツールほどシンプルな割には奥行きの深い道具はない。
今回取り上げる「オイルフィルター・プライヤー」は、名称からしてユニークだ。オイルフィルターとくれば、≪レンチ≫と続くのが普通のところ、≪プライヤー≫と続く。実物を見れば、プライヤーと呼ぶにふさわしいハンドルを持つ。でも英語のWRENCH(レンチ)は≪グイッと回す≫という動詞からきているので、レンチの名を与えても間違いではなさそうだ。
  この工具が面白いのは、オワン型レンチとは異なり、ハンドルを持ちカートリッジタイプのオイルフィルターをグイッと回すことができる点だ。ピボット部分を3段階に調整できるので、直径60ミリから90ミリまでのオイルフィルターに対応できる。よほど手が入りづらいところのあるフィルターだと、この工具は使えないが、意外なところで大活躍した。家庭で、たまに苦労するビンのふたを回すというシチュエーションで、思わぬ大活躍をしてくれる。重量は290グラムで、価格は1800円。少し大きな直径85~115ミリ対応のタイプは価格が1980円だ。新潟三条市の涌井製作所製で、ブランド名はDENKO(デンコ)だ。

2012年8 月15日 (水曜日)

ラプター・フラット・バンジー

フラット・バンジー  今回は少し毛色の異なる用品を紹介しよう。
「RAPTOR FLAT BUNGEE(ラプター・フラット・バンジー)」である。米国式の巨大スーパーマーケットCOSTCOで手に入れたもの。要するに、長さ1.2メートルの両端にフックの付いたゴムバンドである。フック自体が指で押さえることで簡単に開く。通常は閉じたカタチなので、万が一にも外れての事故が考えにくい。
  トランクに入れる複数の荷物を縛ったり、バイクで運ぶ荷物を荷台に縛り付けたり・・・ルーフの上のサーフボードをこれで保持したり・・・使い方はいろいろ。2本以上をつなぎ合わせることができるので、トラックで引越し作業をおこなうときにも大活躍しそうだ。もちろん、家のなかや庭での作業、キャンプのシーンでも使えそうだ。
  価格は10本入りで、1398円と格安だった。

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