みなさん!知ってますCAR?

2012年3 月 1日 (木曜日)

フィンガーチップラチェットの実用度

フィンガーチップラチェット  480円といえば、ほぼ牛丼1杯分の値段である。
  そんな、あまりにもリーズナブルな値段で、手のひらサイズのラチェット装置が手に入る。
  直径35ミリ、重量55グラムの文字通り、手のひらに入れれば隠れてしまうほどのコンパクトなところに、32ギアのラチェット機構を組み込んである。へこみ部分は1/4インチ(6.35ミリ)、でっぱった四角部も1/4インチ。つまり、ヘコミには手持ちのビットを組み合わせ、出っ張り部には1/4インチのソケットのコマをドッキングさせることで、コンパクトなハンドツールに仕上げるという寸法だ。
  左右の切り換えはブルーのハウジングとローレット加工してあるギア部をカチカチと回すことでできる。ギアフィーリングも軽やかで悪くない。1/4インチならオーバートルクになる心配はあまりないので耐久性も十分だと推理できる。3/8インチタイプ(価格は750円)もある。http://www.straight.co.jp

2012年2 月15日 (水曜日)

ビット差し替え式スタビドライバー

マグドラ22  狭いところで活躍するスタビドライバーの決定版のような商品を見つけた。
  ドライバーの専門メーカーANEXから発売している≪マグドラ22≫がそれ。外寸が30ミリ×22ミリとコンパクトで、全長19ミリという超短なビット5個との組み合わせ。ビットは、よく使うプラス2番が2個、プラス1番1個、プラス3番1個、それにマイナスビット(6×19)。
  通常スタビドライバーは小さいのが身上ゆえグリップも小さく、これが逆にトルク伝達を妨げる結果に陥るケースが少なくない。その点、これは指がぴたっとフィットする形状のグリップで、トルク伝達性が高い。しかも、グリップの裏側にマグネットが内蔵されているので、ホワイトボードなどにピタリとくっつけることができ、紛失の心配がない。2面巾の精度もよく考えてあるらしくビットを交換する際も引っ掛かりがなくスムーズだ。ビットの2面幅は6.35ミリ(1/4インチ)なので、手持ちのビットも使える点も悪くない。価格はホームセンターで598円だった。ANEXのホームページは、http://www.anextool.co.jp/

2012年2 月 1日 (水曜日)

使えるか? 1480円の「自在じょうご」

自在じょうご  「じょうご」という道具をご存知だろうか?
  口の小さい容器に液体を入れるときに活躍する道具で、円錐状の上部の底が筒状になっている薄板金属の製品。漢字で「漏斗」と書くだけに「ろうと」とも呼ばれる。昔は酒屋や万屋で樽から一升瓶に酒や醤油を注入するときに必要不可欠な道具で、昭和の家庭の台所には必ずあった。クルマの整備では、今でもオイルジョッキがないときフィラー口からエンジンオイルを注入するときにこれを使う。バイクのミッションオイル注入口はタイトなので金属製のじょうごを少し変形させて使ったものだ。
  写真の「自在じょうご」は、外寸170×370ミリ、厚みが2.4ミリ。指で触るとやや柔らかく、文字通り自在に形を変えられる。材料は耐油ゴム(NBR)にアルミを混ぜ合わせたものだという。クルクル巻いて、円錐形にして、オイルを入れるときに使ったり、廃油を4リッター缶に移し替えるときにも使えそうだ。金属製のじょうごは、カタチが変なので収納に苦労させられるが、こちらは、クルクルと巻物状に巻けば、工具箱の隅に収納できる。使用後はもちろんウエスでふき取ればいい。平たくできるので拭き取り作業もしやすい。重量は210gなので300ページほどの文庫本ほど。価格は、1480円とリーズナブル。ストレート製だ。http://www.straight.co.jp/

2012年1 月15日 (日曜日)

COSTCOで見つけた不思議なミニ・ラチェットハンドル

1/4ソケット&ビットドライブ・ラチェット  “台湾工具、侮るなかれ!”である。
倉庫型スーパーマーケットCOSTCOで発見したラチェットハンドル。ブリスターパックにはいっているユニークな4つのラチェットハンドルのうちの一つを、今回は見てみよう。はじめに告白すると4つで、なんと価格が1880円とウソみたいな値段。1個あたり470円なり! デノミもここまできたかっている感じ!?
  いまや価格だけで判断する時代ではない。この工具を使うとそんなことが痛いほどわかる。
  そもそも鏡面加工で、一見するとスナップオンと錯覚するほどフィニッシュがいい。それだけでなく、基本が指し込み角1/4インチ(6.35ミリ)のラチェットハンドルなのだが、逆側に、同じく1/4インチのビッドを差し込める仕掛けになっている。全長86ミリ、単体重量が105gと実に小柄で軽量。手のひらに隠れるほど。エマージェンシー工具の仲間に入れておいたり、オートバイでのツーリングツールなどにもってこい。切り換えレバーのフィーリングも悪くないし、ギアも72と細かいので、振り角5度だ。ブランド名はMASTERGRIPだ。

2012年1 月 1日 (日曜日)

肉薄軽量のスパークプラグ・ソケット発見!

プラグソケット  スパークプラグの清掃・交換作業は、近頃ではあまりやらなくなった。10万キロ無交換のイリジウムプラグなどがポピュラーになったからだ。
  それでも、旧いクルマのユーザーには、自分のクルマのエンジンにあったプラグレンチを持っていたいものだ。プラグレンチのサイズは、スパークプラグの6角部の2面巾できまる。14ミリ、16ミリ、18ミリ、それに20.8ミリの4サイズがある。差し込み角は使用頻度の高い3/8インチ(9.5ミリ)がいい。最近そのプラグレンチの決定版ともいえる製品が出ている。
  KO-KENの新シリーズZEAL(ジール)の品番3300CZだ。
  最新のプラグレンチはどこが違うかというと、薄肉で軽いという点。ポピュラーなサイズの16ミリでいえば、従来品が91gだったのが71g。サイズが18ミリのスパークプラグレンチの場合、従来品が140gもあったのが、ほぼ半分の75gというのには驚く。劇的な軽量化の背景には、外形の形状を見直し、中間部の贅肉を落としたからだ。プラグ本体の保持スタイルは、クリップタイプでフィーリングも悪くない。作業性がだんぜん向上したといえる。価格は、20.8ミリのみ3180円で、他のサイズは2710円だ。http://www.koken-tool.co.jp/

2011年12 月15日 (木曜日)

KTCの新型アジャスタブル・オイルフィルターレンチ

オイルフィルター  オイルフィルターレンチは、いわゆるオワンタイプが主流派になってきているが、やはりアジャスタブルタイプもひとつあると、友人のクルマのメンテができて、なにかと心強い。
  ところが、世にあるアジャスタブルタイプは、“帯に短しタスキに長し“の感じ。「これはいい!」という製品を見出せなかった。かつて、KTCにも4角の形状のAF-6580というアジャスタブルレンチがあった。10回以上使ったが、フィルターとへの食い付きというかフィット感が芳しくなく、しかも動きがギクシャクしていまひとつだった。そのせいかいつの間にかKTCのカタログから消えてしまった。ところが、このほど東京モーターショーのKTCのブースで、新型のアジャスタブルタイプを発見。AVSA-6379という品番で、適用径がφ63~79ミリ。軽自動車から普通車のカートリッジタイプに対応。旧型のボックスタイプ形状のカドを丸くしたようなタイプ。見て触れて、撮影しただけなので、その良し悪しの詳細は正確には不明だが、動きもスムーズで、食いつきを高める爪形状にも工夫がある。一見してよさそうだ。価格7700円だ。イマドキ価格としては高い感じがするが。近々取り寄せて、使用リポートを報告したいものだ。

2011年12 月 1日 (木曜日)

廃油処理箱が4個で578円!

オイルイーター  エコカーは、おしなべてエンジンオイル交換時期が早い。だいたい5000キロ~7500キロごと。そこで困るのは廃油の処理だ。新油の入っていた缶に、廃油を入れガソリンスタンドに持ち込むという手もあるが、手が汚れがちで面倒。それに費用もかかる。地域の条例で多少の違いはあるが、カーショップなどで手に入る廃油処理箱を使えば≪家庭ごみ≫としてゴミの日に出せる。段ボール箱のなかに再生綿などが入っていて、そこに廃油を染み込ませることで、こぼれなくして≪家庭ごみ≫とするのだ。ところが、これも1箱400~500円と、けっして馬鹿にならない値段。
  先日アメリカの倉庫型巨大スーパーのコストコで、絶好の商品を発見。『OIL EATER-OIL CHANGE BOX』という名称で、4個でなんと578円。アメリカイリノイ州にあるKAFKOという会社製だ。1箱あたり144円50銭の勘定。これなら、一年に3回、4回オイル交換しても廃油処理箱のコストが気にならない。ただし、あらかじめ中の袋を破らないように注意すること。廃油を万遍なく染み込ませること・・・などの注意を払わないと、外にこぼすので、心配な人は新聞紙を大きく広げておくといい。廃油を入れたら、ビニールの袋を付属のバンドで閉じ、箱のふたをガムテープで閉じるだけ。5リッター近くは入れられそうだ。

2011年11 月15日 (火曜日)

8500円で手に入れたガレージジャッキを使ってみた!

ガレージジャッキ  ブレーキパッドの交換、オイル交換それにタイヤの交換などガレージジャッキがあると便利なシチュエーションがある。30年ほど使って、いつの間にかリリース機構が固着して難儀していた旧いガレージジャッキを、思い切ってお払い箱にして、新しいジャッキを物色した。そして見つけたのが、コストコで販売していた中国製のARCANというプロ仕様の「ローリフトジャッキ XL35」だ。軽いアルミ製が併売していたが、最低地上高が高いので、あえてスチール製にした。8500円とバカ安。
  ところが自宅に持ち帰り、使おうとしたところ、あまりの重さに閉口。104ポンド、つまり47kgもあるのだ。たしかに最低地上高が9センチ弱で、最高高さが54.9センチというスペックは文句のつけようのない。地上高の低い、ロードスターNA6CEにもらくらく使える。平坦なガレージならごろごろと転がせば、なんら問題ない。だが、段差とスロープで構成されている筆者のガレージでは、そのつど50kg近くの重い物体を抱かかえないといけない。あらかじめストレッチしてかからないと腰を痛めるほど。しかも、この取扱説明書が英語、スペイン語、それにフランス語だけなのだ。日本語がどこにもない。見れば分かるというものの、なんだか差別されているような気分。英語の勉強にはなるけど。ちなみに、問合せ先はフリーダイヤルではあるが、アメリカの東海岸にあるサウスカロライナ州である。

2011年11 月 1日 (火曜日)

KO-KENのZ-EAL「クイックスピンナー」

クイックスピンナー  ハンドツールの中には、小粒でもキラリ! と輝くアイテムがある。
  クイックスピンナーもそのひとつだと思う。エクステンションバーに差し込み、手でクルクル回してボルトを締めたり緩めたりできる。ラチェットハンドルと組み合わせて、早回しができる。あるいはTバーとエクステンションバーの中間に入れることで、早回しができるTレンチを構築することができる。とにかく、このツールだけではまったく使い道がないが、他のツールと組み合わせるとシナジー効果ががぜん出ちゃうのだ。
  そのクイックスピンナーに新顔が登場した。KO-KEN製だ。新世代の自動車整備用ツール・ブランドZ-EAL(ジール)に加わったのだ。差し込み角は、3/8インチ。従来品にくらべ、2回りほどコンパクト。具体的にいえば、重量が54g→40g、直径が35ミリ→28ミリ。長さは25ミリで同じ。径が小さくなったので、狭いところでの使い勝手も向上。工具箱に1個入れておくと何かと便利だけでなく、愛着の高いアイテムになりそうだ。価格は2030円。http://www.koken-tool.co.jp/

2011年10 月15日 (土曜日)

ANEX「ネジピタ目盛りドライバー」のココロザシ

ネジピタ目盛りドライバー  手工具(ハンドツール)のなかで一番ポピュラーなのはドライバー。普通の人にはドライバーは≪工具≫の代名詞で、ひとつの家庭に4~5本はあるともいわれる。
  そんなポピュラーさをとことん追求したと思われるのが、ここで紹介するANEX「ネジピタ目盛りドライバー」だ。目の覚めるような赤色の丸型樹脂グリップに、差し込み式の軸。プラスとマイナスの両方のネジにも対応。プラスネジ部に目を近づけると、正直に驚く! 刃先が3段階のピラミッド形状になっている。プラスビスは、小さいほうから1番、2番、3番とあるが、通常それぞれ専用のドライバーを使うところ、これはその3つにズバリ対応できるのだ。早い話精密ドライバーが見つからないとき、エマージェンシー的に使えちゃうのだ。「パソコンで使われている小さなビスには、不向きなケースがあるので注意ください」とは開発者のひとり羽賀貴広さん。
  軸には、5ミリ刻みの目盛りが付いている。木工などの作業中に距離感の目安やガイドとして活躍する。マイナス部は、通常のマイナスではなく、ややフラット形状にすることで、コネクターに差し込み配線の取り外しに活躍。さらに樹脂グリップエンド部には、横一文字の大きな凹みを施し、蝶ネジやヒートンと呼ばれる金具回しに使える。いやはや、1本のドライバーに、てんこ盛りの機能を盛り込んだ製品。ドライバー専門メーカー・兼古製作所(http://www.anextool.co.jp/)ならではの“視線”を感じる一本だ。

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