みなさん!知ってますCAR?

2010年2 月 1日 (月曜日)

3/8ドライバーハンドル

Pho4  ≪エクステンションバーなのだが、ドライバーとしての機能を有する≫そんなハンドツールが以前からある。
 先端にソケットが収まる差し込み部を持っていて、樹脂製のグリップが施されている一品である。筆者が、長年愛用しているKO-KENの1/4インチのスピンタイプハンドル(品番2769F)もそんなひとつで、知る人ぞ知るアイテムである。
 ここに登場するSTRAIGHT(www.straight.co.jp)製の3/8ドライバーハンドルは、一言でいうと≪無骨さ、丸出し≫の工具である。どこが無骨かというと、全長150ミリの割りに、重量が168g。とんでもなく重くできている。ドライバーとして使う場合を考えると、この重さは致命的とすら言える。たとえばKO-KENの同じ長さのエクステンションバーは98g~125gなのである。2倍とはいわないが、限りなく2倍に近い!? 数本のビスやボルトを相手にするのならいいかもしれないが、あまり重いと疲れるのである。しかも、工具箱に入れたときにも重くてかさばる原因となる。
 ただし、この工具、値段が580円とこれまた、とんでもなく安い。通常の商品なら重量が大きいと高くなるが、工具の世界ではこの常識がどうやら逆転しているらしい!?

2010年1 月15日 (金曜日)

3/8ラチェットハンドル・ワンハンドタイプ

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とくに「工具フェチ」を自認しているわけではないが、いつの間にか100本近くの3/8インチのラチェットハンドルが手元に横たわって(!?)いる今日この頃。

そのなかの1本を今回は紹介しよう。ライト感覚のラチェットレンチとひそかに呼んでいるもののひとつだ。

台湾製のSTAIGHT「3/8ラチェットレンチ・ワンハンドタイプ」である。手に持った感覚がライトであるのと、片手で左右に切り替えができるところからライトなフィーリングを醸し出す。試しにふだん料理に使う家庭用の秤(はかり)で重量を測定したところ218グラム。3/8のラチェットハンドルのなかでは軽い部類。片手で左右に切り替えができる理由は、切り替え装置がグリップ部のヘッド寄りに備わっているからだ。ヘッドからグリップにかけて長めの裏ブタが2本のトルクスネジ(T8)で取り付けられているので、これを取り外すと写真のような仕掛けが顔を見せた。長いリンケージでパウエルと呼ばれるギア部を動かす仕組みなのである。ギアの数は59ギアで、わりと小回りが利く。

価格が驚くなかれ2000円。凝ったつくりに愛着がわく一品である。

2010年1 月 1日 (金曜日)

DEENのラチェットリング

IMG_7476  ハンドツールがアドバンテージを得るというか、使い勝手が高いと評価されるのは、狭いところでの機動力。早い話、手が入りづらい部分でいかにスムーズに作業ができるかである。
 DEENのラチェットリングは、なかなかに鋭い商品だと思う。
 差し込み角3/8インチのごく小さなものだが、ソケットやエクステンションバーをつなげると、手のひらでくるくるラチェットを作動できるすぐれもの。ギア数が72と細かいのも使い勝手に大いにプラス。
 中の差し込み角部(プッシュボタン付き)だけを簡単に取り外しでき、裏返すことで右回し/左回しが簡単に選択できる。汎用のビットを差し込み、ドッキングできるのもなかなか便利なところ。価格は3/8インチ・タイプが2100円で、1/4インチ・タイプが1900円。DEENのホームページは・・・・http://www.f-gear.co.jp

2009年12 月15日 (火曜日)

KO-KENのホイールナット専用薄肉インパクトソケット

14145PM  そろそろ冬タイヤに履き替えるシーズン。
 タイヤ交換作業にあると重宝するのが「薄肉インパクトソケット」である。ソケットツールの専門メーカーであるKO-KENの製品。インパクトツールをすでに持っている人にお勧めである。
 ホイールナットの脱着専用に設計したソケットなので、ナット穴の狭いアルミホイールにも無理なく使えるだけでなく、リムの深いホイールにも対応できる全長110ミリである。しかもホイールナットの頭部があたる恐れのある部位に樹脂ストッパーをセットしているので、キズ付きの心配なしの親切設計だという。
 差し込み角は1/2インチ(12.7ミリ)である。サイズは17ミリ、19ミリ、21ミリ、22ミリと4サイズ。軸がそれぞれ青、赤、黄、白とカラーリングされ、加えて白文字で本体にサイズが印字されているので、ひと目で判別ができる。価格はそれぞれ、2,690円、2,770円、2,920円、3,070円。KO-KENのホームページは、http://www.koken-tool.co.jp/

2009年12 月 1日 (火曜日)

DEENのアングルアダプター

Img_7298 よく言われるようにソケットツールというのは、1個だけではなんの役に立たない。2つ、3つと組み合わせることで、従来にない工具以上の働きをするものである。少し聞きなれないが、今回紹介するアングルアダプターもまさに、そうした仲間のひとつである。

差し込み角部のオス側とメス側の2つを持つ、写真のような小さな「コマ」状の物体。

どんな具合に使うのか? この工具に定説的な使い方はない。たとえば、スピンナーハンドルの先端に取り付け、ソケットを90度振るという使い方。カラスの足の形状をしたクローフットと呼ばれるソケットツールとハンドルの間に介在させて使う。エクステンションバーの先端に2つのアングルアダプターを取り付け、段差を避けて相手のボルトに対する・・・言葉で表現すると、困難な気分になるが、要するに通常の工具ではなんともならないケースに、このアングルアダプター外力を発揮する可能性が高い、ということだけは確かである。

ファクトリーギア(フリー℡0120-40-2233)のDEENブランドで、価格は3/8インチタイプが900円、1/4インチタイプが750円とスナップオンの半値以下で手に入る。

2009年11 月15日 (日曜日)

4ウエイ・ラチェットめがねレンチ

Img_7045 前回に引き続き、今回も前田金属、TONE(トネ)のハンドツールの紹介である。

1本のレンチで、4つのサイズのボルト・ナットを脱着できるというのが、この4ウエイ・ラチェットめがねレンチ。
8ミリの裏には10ミリが、12ミリの裏には13ミリがあるという具合。節度のいい切り替えレバーが付いているので、左右いかようにもラチェットがきくというわけだ。

「二兎を追うも一兎をも得ず」ということわざがあるが、この工具に限っては「四兎を追って成功なり」といったところ!? というのは、ギア数が72なので、使ったときのフィーリングがとてもいい点。相手のボルトやナットの頭を捉える部分が深い点も悪くない。それに、軸の中央が少し膨らんだ丸みを帯びた形状で、握ったときの感触が具合いいことも、この工具に愛着を感じる点だ。

なお、13ミリというと日本のクルマにはあまり使われていないボルトサイズで、意味がないと感じるかもしれないが、欧州車の中には時たま見かけるサイズなので、あって損はない。工具箱に1本入れておくと何かと便利だ。

2009年11 月 1日 (日曜日)

ラチェットめがねレンチ

Img_7044 前田金属、TONE(とね)というブランド名で古くから馴染みのある老舗工具メーカーである。どちらかというと質実剛健というか、無骨さが強調されてきたハンドツールを世に送り出してきた。

ところが、このところ、そのTONEにも丸みを帯びてきたのである。たとえばニューモデルの「ラチェットめがねレンチ」。コンビネーションレンチのめがね部をラチェット化したもので、使い勝手にすぐれた工具。ギアは72ギアで、振り角度5度とこまかく振れ、めがね部の外形もとてもスリムなので、狭いところにあるボルトやナットに相対することができる。

評価すべきは軸が丸みを帯びた柔らかい曲線で、手で握ったときのフィーリングがとてもいい。長く工具を持って使っていても手が痛くなりづらい。サイズ表示も小さくないので、一目で必要なサイズの工具を手にすることも出来る。表面の仕上がりも悪くない。

サイズは8ミリから10,12,13,14,15,16,17,18,19,21,22,24まで計13サイズ。単品価格はたとえば写真の12ミリが2290円とリーズナブル。8ミリから19ミリまでの7本セットで1万8700円、8ミリから21ミリの11本セットが3万3910円だ。

2009年10 月15日 (木曜日)

ラチェットスピンナー

Img_5799 たとえばスパークプラグを脱着するとき・・・・ラチェットハンドルを外しエクステンションバーだけでクルクル回すケースで、指の力がうまく伝わらずイライラするときがある。そんなとき、あると便利なのが、ラチェットスピンナーという小道具。

あまり聞きなれない工具だが、エクステンションバーに取り付け使うだけでなく、ラチェットハンドルとソケットの間の繋ぎとして使えば、実に便利。ラチェットハンドルで大きなトルクをかけ、小さいトルクで回せる時はラチェットスピンナーを回せば作業性は格段に向上する。同じサイズのボルトやナットを脱着するときにはこれがないとつらいかもしれない。

いろいろな工具メーカーから出ているが、ここで紹介するのはファクトリーギアが取り扱うDEENというブランドの製品で、差し込み角は3/8インチ。スチールとアルミの組み合わせ素材(ハイブリッド?)で、ある程度重量があり、使いやすい感じ。レッド、ブルー、ブラック、ゴールド、パープル、スカイブルーの6色があり、いずれもカラフル。工具箱の中ですぐ見つけやすい色を選択するのもひとつだ。価格は1200円。1/4インチの差し込み角を3/8に変換できるアダプター(価格1300円)もある。ホームページはhttp://www.f-gear.co.jp

2009年10 月 1日 (木曜日)

スリーフィンガーグリップ

Img_5616 たとえばエンジンルームの整備などで、ごわごわした作業用のグローブをしていると、細かなネジや部品を取り落としたり、うまく掴めずにイライラすることがある。
そんなときに、「親指と人差し指だけが抜けているグローブがあればいいのに!」そんな思いに駆られたことはないだろうか?

スリーフィンガーグリップは、まさにそんな要望にジャストフィットのグローブだ。
伸縮性に富んだ素材(掌部は合成皮とPVC皮、甲部はポリエステルとネオプレン製)でつかみやすく作業しやすい。甲部はメッシュタイプで通気性もある。親指、人差し指、中指の3本の先端が抜けている状態なので、文字通り素手で小さなものを掴めるし、ボールペンを使いも字を書くこともできる。

面白いのは指抜けの甲部に、耳が付いているので、これを引けば簡単に脱着ができる工夫がある。クルマのメンテナンスだけでなく、釣りなどにも重宝するグローブだ。サイズはMとLがあり、価格は1480円。
発売元はスイストゥールジャパン 電話047-449-8384。

2009年9 月15日 (火曜日)

ラチェットモンキー

Img_5484 モンキーレンチというのは、アゴ部分を相手のボルトの大きさに合わせてウォームギア式で調整して使うため、どうしてもガタが多く、どちらかというと緊急の工具の色合いが強い。言葉を換えればアバウトな要素が強い。

そのモンキーレンチにラチェット機構を組み込んだタイプがこれ。ウォームギアの根元にスプリングを付けていて、レンチを戻すときに下アゴが下に動くことで、ボルトの山を越える。これがラチェット機構の仕掛け・・・と言葉で説明してもたぶん意味が十分伝わらないが、とにかくグリップ部と上アゴが通常は1ピースなのだが、これは2ピースで実に凝った作り込みをしているのである。使ってよく観察するとなかなか面白く、飽きることがない。これを考え出した人物に会ってみたくなるほど。グリップ部の根元に固定とラチェットONの切り替えノブがあり、片手で操作できる点も悪くない。

最大口幅25ミリ(品番RM-200)と最大口幅32ミリ(品番RM-250)の2タイプがある。本体はクロームバナジウム鋼で、グリップに滑りにくいエラストマー樹脂を配している。発売元はスイストゥールジャパン 電話047-449-8384。

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