みなさん!知ってますCAR?

2008年11 月 1日 (土曜日)

★ バッテリーインパクトドライバーに注目!

Img_0630  材料費の高騰と言われながら、ここ数年で価格がこなれ、使い勝手もがぜん向上したのが電動工具。ところが電動工具は国産、輸入物いろいろで回っているが、なかには信頼性が低いものがあるのであまり安いものは敬遠すべし。

 工具は愛着を持ち永く使えるものがいい。

 先日、マスコミ向けのボッシュの電動工具コンフェランス(説明会)があったので、好奇心120%で出かけたところ、いい匂いがするツールを発見。

 「バッテリーインパクトドライバーGDR 10.8V-LI」がそれ。長すぎて製品名を正確に覚えられないのが欠点だが、1.3Ahのリチウムイオンバッテリーを2個使い最大トルク100Nm発揮。乗用車のホイールナットの仮留めから鉄板への穴あけまで幅広くこなせる。普通ボルトでM4~M12、高力ボルトでM4~M10までカバー。電子無断変速で、3灯式のLEDライト付き。気になる充電時間は、空から70%ターボ充電で約15分。空からフル充電でも約30分だという。重量はバッテリーを含んでわずか1.0㎏。

 気になる読者はマキタ製、日立製などと比べてみるのも面白い。

2008年10 月15日 (水曜日)

スーパークッション・ドライバーの実力度

Img_0573使用頻度ナンバー1のハンドツールであるドライバーは、グリップの樹脂製と木柄製の2タイプがある。樹脂製がおおむね丈夫、木柄はなごみ感が高いが、酷使すると割れることがある。どちらを選択するかは、好みに左右される。

今回紹介するドライバーは、樹脂製グリップだが、いままで体験したことのないクッション性の高いゲル状のエラストマー(ゴム状の弾力を持つ高分子材料のこと)。握るとなるほど手にやけにフィットしてくれる。手のひらにあわせてグリップ自体が変形し、滑りにくく回しやすい。手が痛くなりづらいので、ドライバーの宿命であるカムアウト(外に逃げる現象)しづらいともいえる。

愛着を抱ける1本になりそうだ。

発売元のベッセル(http://www.vessel.co.jp/)によると「従来品と比べ締め付け力はほぼ同じだが、クッション性は約4倍」という。

写真は品番700というタイプのプラスドライバーとマイナスドライバーだが、このほかに貫通タイプ、スタビタイプなどがあり、バラエティに富んでいる。

2008年10 月 1日 (水曜日)

ラチェットドライバーのワイドバリエーション

Img_0535  締める/緩めるの両方向で、早回しができるラチェットドライバーは一度使うと手放せない工具のひとつ。ちなみにラチェットドライバーのなかにも安っぽいタイプと高級タイプがある。チープタイプは論外だが、高級タイプは使える。
 その高級タイプのKTCラチェットドライバーに仲間が増えた。
 使用頻度の高いプラスビット、マイナスビットはもちろん、ヘックスビット、トルクスビット、いじり止めトルクスビット、1/4インチ角のソケットが使えるタイプなどがある。これ一本で、かなりの作業が楽にできるわけで、たとえばバイクのツーリングにこれを荷物に忍ばせておくと安心だ。ビット類はグリップエンド部に収納できるのでスマートだ。
 スナップオンの同タイプと比べるとギア数が48に対しKTCは25と少ないためフィーリングに見劣りがするものの、重厚感があるし、愛着を抱くことができるハンドツールといえる。
 写真:奥はスナップオン

次回は2008年10月15日掲載予定です。どうぞお楽しみに!

2008年9 月15日 (月曜日)

サイズをカラーで識別できるヘキサゴン・レンチセット

9  6角ボルトについで多くなったヘキサゴンボルトは内6角ボルトとか、キャップボルトと呼ばれている頭部がコンパクトなボルト。エンジンのヘッドボルトなどにも多く使われている。
 このヘキサゴンボルトを脱着するのがヘックスレンチ(ヘキサゴン・レンチ)である。ヘックスレンチにも、L字型、ドライバー型、ナイフ型、ラチェットハンドルと組んで使うソケット型などいろいろあるが、使用頻度の高いのはL字型。長いほうの先端部はボールポイントタイプで、短いほうが6角部をしているというのが一般的。ボールポイントは30度ほど角度をつけられるので使い勝手が高い。
 このL字型ヘックスレンチ、全身が金属でしかも細身なのでサイズの読み取りが難しいのが欠点。とくに暗がりだとアウト。そこで樹脂カラーを付け色でサイズを判断できるのが登場した。ANEX(兼子製作所:新潟県三条市)の「スピードハンドル・ボールポイントレンチ」がそれ。このレンチ、サイズが一目で判別できるだけでなく、樹脂カラー付なので早回しもでき、しかも使用頻度の高い8ミリと10ミリにはボールポイントに樹脂ねじを埋め込み相手のボルトをしっかりキャッチして落下を防ぐ仕掛けがある。1.5~10ミリ、9本組みで価格は8、500円だという。

次回は2008年10月1日掲載予定です。どうぞお楽しみに!

2008年9 月 1日 (月曜日)

ECOペダルと実用度

22 日産の2009年度に発売するニューモデルに、≪ECO(エコ)ペダル≫が付いてくるという。ECOペダルは、従来からあるインパネ上のECOマークとは異なり、積極的にECO運転を励行させる仕掛け。ペダルASSYにモーターを組み付けている。もしドライバーが燃費に悪い運転をするとエコランプが点滅すると同時に、モーターが働き、押し戻す力を受けドライバーがアクセルを踏みすぎに注意する…というもの。「燃費に悪い運転」かどうかは、もちろんエンジンやトランスミッション、走行状態などでコンピューターが判断する。
 こうした積極果敢なECOペダルのおかげで、燃費が5~10%も向上するという。クルマのロボット化、あるいは延長線上には自動運転が待ち受けているとの見方もできる。

2008年8 月15日 (金曜日)

ソケットツールの基本セット

272_7265 ソケットツールの専門メーカーKO-KENのセットシリーズに新しい顔を登場した。
 プラスチックケースセットである。工具セットは通常、冷たい感じの板金製ケースが常識だった。もちろん台湾製などの中には、樹脂製ケースもあったが、使い勝手や重厚感などの視点から愛着を抱けるほどのクオリティのものはなかった。
 その点、KO-KENのセットは、長年ソケットを作り続けているだけに、ユーザーの琴線に触れるハイクオリティ。ケースに開閉器具の出っ張りがないし、開閉フィーリングも上々。肝心の内容(写真は基本セット)も、ハンドルとエクステンションバーが2本に、使用頻度の高い8,10,12,13,14,17,19ミリのソケットが入っている。ちなみに、価格は1万4000円だ。

2008年8 月 1日 (金曜日)

ドライバーの先端を即マグネットタイプに変身

270_7090 ビスをネジ穴に合わせてドライバーを使い取り付けようとしたとき、ついうっかり床に落として難儀した経験はよくある。
 そんな時、≪マグネタイザー≫があると便利。
 これは、筆者が長年使っているWERA(ベラ、と読む)の製品で、20年以上前に手に入れたもの。WERAは、ドイツのスクリュードライバーの専門メーカーで、エルゴノミックス(人間工学)を踏まえた樹脂製グリップをいち早く製品に取り入れたメーカー。スイスのPBなどとは違ったスクリュードライバーメーカーである。
 このマグネタイザーの使い方はとても簡単。
 プラス表示の四角い隙間にドライバーの先端を挿入し、引き抜くだけで、ドライバーの先端部が磁力を帯びるというものだ。磁力を消す場合は、隣のマイナス表示部の穴にゆっくり差し込み、引き抜けばいいだけ。52×50×29ミリの小さなものだが、いい仕事をする。

2008年7 月15日 (火曜日)

★金属板の切断ツール

268_6892 よほどDIY精神が豊かな読者でも、いまどき板金作業を自分でおこなう人は、まずいないと思う。
 でも、カーオーディオの周辺カバーを手持ちのステンレス板で細工する。あるいは、くたびれて錆び付いたフェンダーの一部を当て板するなどオールドカーのリストアを趣味とする人は、金切りバサミが必要不可欠である。かくいう筆者は、これまで板金作業は何度も取材してはいるが、自分でやったのはバイクのナンバープレートのブラケットを自作したぐらい!?
 KTCが扱っているプロスニップ製のSNIP・103Gは直線の切断も曲線の切断もできるタイプ。250ミリと全長が長く、支点が奥にあるのでかなり厚い鉄板もカットできる。
 カタログ上の切断能力は1.25ミリ(ステンレス鋼板だと0.8ミリ)。価格も3800円と比較的リーズナブルな値段なので、加工に目覚めたい人は1本手に入れるのも悪くない。ちなみに重量は420グラムだ。グリップを握るだけでリリースする仕掛けである。
 ちなみに、プロスニップには、この「直線・全方向用」のほかに「直線・左カーブ用」と「直線・右カーブ用」の計3タイプがある。

2008年7 月 1日 (火曜日)

★狭く奥まったところにあるボルト/ナットを確実にグリップ

268_68631  エンジンルームにある部品を取り外したり、取り付ける際にうっかりしてボルトやナットを途中で落っことしてしまうことがある。だから・・・指が何とか入るところならその心配はないが、そうでないときには、祈るような気持ちで作業することが多い。
 こんなときに使って便利なのは、「ナットグリップ・ソケット」だ。
 KO-KENから差し込み角1/4インチのナットグリップ・ソケットがデビューした。標準タイプとディープタイプである。ディープタイプは、たとえば10ミリで全長が50ミリと長い。標準タイプは、8ミリサイズでわずか18ミリと通常よりさらに全長を短くしている。
 ナットをホールドするのは、内壁に設けた2つのボール。外側からスプリングでテンションをかけ続けることでナットを落下させない、という仕掛けである。
 標準ソケットのサイズは、7,8,10,12,13,14ミリの6サイズで価格は1030円~1130円。ディープのサイズが8,10,12,14ミリの4サイズで、価格は1640円~1800円。全部揃える必要はないが、とりあえず10ミリだけでも工具箱に入れておくと使えるぞ。

2008年6 月15日 (日曜日)

★自動車部品のなかで一番シーラカンスしている部品は何だろう?

262_62251  自動車部品のなかで一番シーラカンスしている部品は何だろう?
  バッテリーだ、と答える人が少なくないだろう。クルマのバッテリーは、相変わらず重い鉛バッテリーを採用しているからだ。しかも、突然何の前触れもなくダメになる部品である。カメラの世界ではリチウムイオン電池が当たり前なのに、なんと遅れていることか?!
 そんな罵声が聞こえたのか、新神戸電機から新型ハイテクバッテリーがデビューした。
 極板自体は鉛に変わりがないが、特殊カルシウム軽合金を採用し、自己放電が少なく、寿命が長いのがまずアドバンテージ。
 注目は、それだけではない。バッッテリー自体に自己診断機能を備えており、異常を検知するとエンジン停止後約30秒間アラーム音でユーザーに知らせ、バッテリー寿命の間際まで安心して使える。しかも、マニュアル診断として、バッテリー上面のチェックボタンを押すとLEDが5秒間点灯し、バッテリーの状態(良好・要注意・要充電・要交換・過充電の5パターン)を教えてくれる。これまで万が一出先でダメになったら・・・という心配から、まだ使えるバッテリーを泣く泣く廃棄し環境負荷をかけてきたユーザーが、これで少なくなる。
 ≪もったいない精神≫が籠もったバッテリーとして注目したいね。

« | »

▲ページの先頭に戻る

Copyright © 2006-2010 showa-metal .co.,Ltd All Rights Reserved.