みなさん!知ってますCAR?

2010年12 月 1日 (水曜日)

軽自動車専門のエンジンリビルト基地を発見!

BRE関東 「東日本にはエンジンのリビルト(再生)事業会社というのはないのです。ですからうちはBRE関東と命名したのです」
BREというのはベスト・エンジンエンジニアリングの略だそうだ。埼玉県越谷市大松にその工場はあった。設立が平成17年というからまだ6年ほどしかたっていない成長著しいリビルト工場。注目したいのは、この工場の扱うエンジンの大半は、軽自動車のエンジンだということだ。タイヤの径が12インチ(13インチもあるが)にもかかわらず軽自動車は普通乗用車同様ハイウエイを時速100キロ、120キロで走行している。これを考えるとタイヤが受ける負荷だけでなく、エンジンだってつらい。しかもエンジンオイル容量が普通車に比べ1リッター近く少ないし、かてて加えてユーザーの意識も下駄代わりの感覚。しっかりエンジンオイルの管理を励行している向きも少ないようだ。しかも低収入時代で、いまや維持費が安いことが受けて軽自動車はどんどんシェアを伸ばしている。
この工場は約20数名の作業員は分解、洗浄、機械加工、組み付け、テストの各工程で活躍中だ。出来上がったエンジン1機1機に責任者の手書きのメッセージを添えて、全国に送られていた。このエンジンリビルトのマネージメントをしているのが面白いことに、10数年前までF1エンジンの組み付けやメンテナンスで、世界を回っていた山浦靖雄さん(39歳)。当初は、レーシングエンジンのノリで、過剰なオーバーホールで採算が合わなかったが、徐々にF1で培った独自の許容領域でのリビルト技術を完成され、他では真似できないという滑らかで高い信頼性のリビルトエンジンを提供している。http://www.bre-kanto.co.jp

2010年11 月15日 (月曜日)

ゼロエミッション小型トラック・水素ハイブリッドの実用度は!?

水素ハイブリッドトラック 真新しいトラックは、イグニッションをひねると事も無げにエンジンが始動。ディーゼルエンジンとは異なる軽やかにアイドリングし始めた。
水素を燃料とする水素エンジンは、マツダやBMWが知られているが、40年前からこの実用化に取り組んでいる組織が日本にある。武蔵工業大学、現在の東京都市大学(本部・世田谷区)である。この大学の総合研究所ではここ40年の間に10以上の水素エンジンをめぐる研究成果を公開している。
このほど、その最新の成果をマスコミに公開した。公道を走れる水素ハイブリッドトラックである。日野自動車のデュトロをベースにしたもので、水素を燃料にするためシリンダーヘッドと吸気系を改造し、ナンバーを取得している。デュトロのエンジンはもともとディーゼルなので、インジェクターを取り外し、そこにスパークプラグを到着しているのである。水素エンジンは、排ガス浄化性能は飛び抜けて高いが、低速トルクの不足と最高出力不足が実用化を阻む大きな壁だった。ところが、この車両は、ハイブリッドの特技を生かし、低速時にはモーターのチカラでトルクをアシストし、高速領域ではVGタイプのターボチャージャーと、点火系を強化したCDIシステムで、ほぼノーマルのディーゼルハイブリッドエンジンと同等の動力性を発揮するという。
キャブと荷台の間にカナダ製の74リッター容量の水素タンク4個を搭載し、航続距離は約100kmだという。もちろん、万が一の水素漏れが起きて大丈夫なように、2重3重の安全装置を付けている。小口の宅配便がゴミ収集車などには、ぴったしのトラックだ。トラックの場合、電気自動車化はトルク不足を補うには莫大な量の電池を搭載しなければならず実用的ではないが、この手の水素ハイブリッドなら十分実用化が見えている。課題は、やはりコストになるようだ。

2010年11 月 1日 (月曜日)

次期デミオはハイブリッドではないがリッター30kmの好燃費!

SKYACTIV-G_02 159万円といういささか衝撃的なプライスでデビューしたフィットのハイブリッドは、リッター30km(10・15モード)という燃費。ところが、『ハイブリッドだから燃費は一番!』という神話が崩れそうなニュースが飛び込んできた。
マツダが、来年前半に発売するデミオに次世代型ガソリンエンジンを搭載。これがなんと“エンジンだけの大改善”などで、リッター30kmをマークするというのだ。ハイブリッドではないため、当然フィットのハイブリッドよりも価格は安くなるハズ。予測だが、120万円~130万円ぐらいになる? ということは、「ハイブリッドという電気デバイス車vs通常のガソリンエンジン車」という構図の戦国時代が起きるということ!?
それにしてもマツダは、なぜ、ハイブリッドではないのにリッター30kmという好燃費を出しえるのか? 秘密のひとつは、14という、いまだかつてない高圧縮比エンジンを実現したから。最近のエンジンは普通10~12ぐらいが常識。それ以上になるとノッキングといって異常燃焼を起こし逆に出力が低下し、エンジンが壊れる、といわれる。ノッキングの主原因は、燃焼室に高温の残留ガスが残り、それが次の圧縮工程での熱を上乗せし、ノッキングするということを突き止めた。そこで、マツダは4-2-1という排気システムを構築し、高温の残留ガスを燃焼室に持ち込まない工夫をした。加えて、燃焼時間の短縮で、高温状態にさらされる時間を短くした。これは空気流動の強化、噴射圧力の強化、マルチホールのインジェクター、上部にへこみを持ったピストンなどの合せワザだ。エンジン自体をゼロから設計したので、ピストン、コンロッド、クランクシャフトなどのムービング部品の軽量化ができ、オイルポンプも電子制御化し余計な仕事をさせないようにすることで、エンジンの効率を高めている。以上がマツダのマジック。
すでに知られているようにマツダはトヨタからハイブリッド技術を購入している。ハイブリッド化する前に、既存のレシプロエンジンでどこまで燃費を高めることができるか? ロータリーエンジン開発という苦難の経験を持つマツダは、そのことに挑戦したのである。実はレシプロエンジンは、効率で言えば、せいぜい30%。排気損失、冷却損失、機械損失、ポンピング損失などで、70%のエネルギーが途中で逃げている。逆にいえば、まだまだ改善の余地が大いにあるともいえるのである。

2010年10 月15日 (金曜日)

レンジ・エクステンダーEVを熟成できるか? スズキの近未来車

スイフト・レンジ・エクステンダー レンジ・エクステンダー(RANGE EXTENDER)」とはあまり聞きなれないが、直訳すると“航続距離延長装置”のこと。ふだんはEVとして走り、バッテリーが空になるとエンジンで発電しながら走るハイブリッドカーのことを指すのだ。エンジンは直接ホイールを回さずに、バッテリーの充電に専念するのである。純粋のEVのように、高価で重いバッテリーを大量に搭載する必要がないため、コストを下げられ、軽量化にも大いに貢献する。しかも駆動系をEVに近いシンプルな構造。
メリットはそれだけではない。通常のEV車では必須である急速充電機も必要ない。
スズキは、日本で始めてこのレンジ・エクステンダーEVという新ジャンヌのEVを64台つくった。充電所要時間は100VのACで1.5時間、200Vの交流ならわずか1時間なのである。スイフト・レンジ・エクステンダー(定員5名)は、エンジンルームにワゴンRと同じK6A(排気量660cc)の3気筒エンジンを搭載。EVで約15km走行でき、バッテリー残量が少なくなると、エンジンを適宜稼動させながらモーター(交流同期電動機:最大出力55kW,最大トルク180Nm)で走行する。信号待ちなどの停車時にはエンジンを停止させるアイドルストップ機能を持っているし、ブレーキをかけると、回生ブレーキ機構が働きバッテリーへ充電される。
このレンジ・エクステンダーというジャンヌのハイブリッドカーは、実は欧米の自動車メーカーに1日の長がある。来年発売予定のGMのシボレー・ボルトがこのたぐいである。ボルトは、1400ccの4気筒エンジンを備えている。このボルトのほかに、クライスラーの「タウン&カウントリーEV」もレンジ・エクステンダーEVである。今年3月ジュネーブショーでお披露目となったプジョーの「A1 e-tron」も荷室下部に小型のロータリーエンジン(20PS)を載せたレンジ・エクステンダーである。こちらは満充電で約50km走行可能だという。
スズキのレンジ・エクステンダーは、すべてナンバーを取得し、25台を浜松市内で、残りを全国のスズキ・ディーラーで実証実験をおこない、それを踏まえ本格的に量産すると思われる。リチウムイオン電池のコストダウンとコンパクト化、それにEV走行での航続距離の延長など、課題をいかに克服するかに成功の鍵がかかっている。

2010年10 月 1日 (金曜日)

スバルのボクサーエンジンが21年ぶりに大変身!

スバルのJBエンジン  スバルのエンジンは、軽をのぞき基本的にすべて水平対向エンジン。クランクシャフトを中心に、左右対称にピストンを配置、ピストンの運動の様子がまるでボクシングの選手が繰り出すパンチのようであることから、別名「ボクサーエンジン」とも呼ばれる。ライバルの直列エンジンやV型エンジンなどにくらべ、エンジンの全高がぐっと低く抑えられるので、車両の重心を下げられ、そのぶん運動性能を高められるメリットを持つ。
  そのボクサーエンジンが21年ぶりに全面的に改良された。11月にデビューするマイナーチェンジ版のフォレスターに搭載される。水平対向4気筒DOHCという基本は変わりない。排気量は2リッターと2.5リッターの2本立て。
  従来のFJエンジンは、パワー重視のエンジンだったが、今回の新世代(1966年デビューのスバル1000から数えて3代目)ボクサーエンジンは、時代を反映して環境重視型エンジン。限られたエンジンルーム幅から困難とされてきた、ロングストローク化を実現したのが一番の目玉。従来の75ミリだったストロークを90ミリにしている。タイミングベルトからタイミングチェーン化、直打方式のバルブレイアウトからロッカーアーム方式に変更し、コンパクトな燃焼室で、燃費向上とトルクアップを実現している。具体的な燃費性能は、従来とくらべ10%アップ、加速性能は2%向上し、アクセルレスポンスも確実に高まったという。基本の燃焼を向上させることで、排ガス浄化のためのレアメタルの使用量を約30%も削減できた。これは触媒コストに直すと、約半減だという。
  この新世代のFBエンジンは、自然過給(NA)を念頭に開発されたエンジン。ターボチャージャーを付けるには相当の補強をやるしかない。だが、開発者いわく「直噴エンジン化やハイブリッド化を視野に入れたエンジンだ」という。

2010年9 月15日 (水曜日)

40年以上前の歴代名車トラックをリストア!

三菱ふそう  日本のモータリゼーションが始まっておよそ半世紀。自動車は、化石燃料時代を脱するべく、次世代型のビークルとして電気自動車やハイブリッドカーがもてはやされる時代。ところが、そうした新時代への眼差しとは裏腹に、このところ、“旧きよきクルマ”が見直されつつある。
 スポーツカーや時代を画した乗用車は、つとにもてはやされているが、旧きよきトラックがレストアされ始めている。しかも日頃ニューモデル開発に熱を上げる、自動車メーカーのエンジニアたちの手で、再生作業が展開されていたのである。1970年前後の小型トラック・キャンターが3台レストアされた。うち1台はスターターの急なトラブルで試乗はかなわなかったが、2台を栃木県の喜連川(きつれがわ)にあるテストコースでハンドルを握ることができた。T210Cという型式を持った1975年式キャンター・ディーゼル(写真)とT95ADというガソリンエンジンを積んだ1970年式ダンプ仕様のキャンター。
 総勢29名のエンジニアが休日を使い、レストアに取り組んだという。ボディの錆びの部分を板金で手当てし、さび付いたUボルトを難儀して取り外し、新しいUボルトを取り付け、リーフスプリングのばらし再組付けするも前後を間違えるとなどのドラマが満載。その中で三菱の歴史に思いをはせ、当時のクルマ作りをタイムスリップするなど、想定以上の≪レストアの学習効果≫を話してくれた。今後、中型トラック5台、小型バス1台を含む計15台を動態保存状態でレストアする計画だという。そのほとんどが野外で保管されていたため、腐食が進んでいて限りなくゴミに近いコンディション!?
 ところが、今回の試乗で、なかでも元気よく走ったのは、T210Cだった。むろん、当時の車両はエンジン音や車体の振動、シャシーからの騒音など、あちこちからの音と振動がすごい。だが、日本電装(現:デンソー)製の列型噴射ポンプを備えた4気筒エンジンは、ことのほかよく吹けた。ハンドルを握るうちに・・・40数年前がアルバイトで運送業にいそしんでいた学生時代の思い出が甦りもした。昔を思い出させるのは何も流行り歌だけではないのである。

2010年9 月 1日 (水曜日)

オールラウンドSUVのすごさを理解させることができるか? 新型パジェロ

パジェロ  オフロードバイクでも腕がないとチト太刀打ちできそうもない、岩盤の急斜面を力強く登っていく・・・。前夜の雨で路面が大きくえぐれたV溝状の林道・・・。とにかく普通のクルマでは、5メートルも前に進めない悪路を何事もないように進む新型パジェロ。
 そのパジェロのエンジンルームには、世界で一番厳しいポスト新長期規制をクリアした3.2リッター・コモンレール式4M41型ディーゼルエンジンが収まる。今回、吸気ポート形状、燃焼室形状、低圧縮比(17→16)、インジェクションなどを一新し、エンジン制御の最適化により排出される窒素酸化物を低減。VGターボの過給圧を高め、インジェクターをチューニングすることで、出力、トルクともに10%以上向上させ、燃費もJC08モードで5%向上させ、10.4km/lと平成27年度燃費基準を達成している。出力向上にあわせ、熱対策もウォーターポンプやオイルポンプのチューンで万全だ。排ガス装置は、EGRクーラー、DPF(ディーゼル・パテュキュレーター・フィルター)、NOⅹトラップ触媒、酸化触媒などによる合わせワザである。
 思えば、石原都知事がススの入ったペットボトルを振りかざしいきなりディーゼル車バッシングを始めたのが、11年前の1999年。それ以来、街中からすっかりパジェロの姿が消えてしまった。06年にV6ガソリン車がデビューしてはいるが、やはりパジェロはディーゼルエンジンでないとサマにならない。低速トルクの豊かなエンジン特性を利して悪路を走破、あるいはハイウエイを颯爽と駆け抜けることもできる。まさにオールラウンドSUVである。このパジェロが戻ってきたのである。≪クリーンディーゼル≫という名の心臓部を備えて!

2010年8 月15日 (日曜日)

この秋登場のフーガ・ハイブリッドは1モーター2クラッチ!

フーガハイブリッド  EVの開発に力を入れていた日産も、ようやく本格的ハイブリッドカーの発売にこぎつける。ハイブリッドに関しては、トヨタとは2周半以上の遅れ、あるいはホンダとは1周半遅れと陰口を叩かれているだけに、期待値もあまりないようだ・・・。
 2010年の秋にデビューする予定の日産ハイブリッドカーは、フーガをベースにしたもの。V6で3.5リッターガソリンエンジンとモーターとの組み合わせだが、2つのクラッチを組み合わせ、ここでの電子制御と、ハイパワーなリチウムイオンバッテリーの採用で、ガソリン車を超えるレスポンスのよいリニアな加速、一体感のある走りができるという。エンジンの後ろには、クラッチがあり、その後ろにはモーター、さらには7速のオートマチック・トランスミッション、さらにその後ろに第2のクラッチというレイアウト。FRレイアウトのハイブリッドカーである。
 追浜のテストコースで、ほんのわずかだが、試乗した印象は、その悪くない実力を垣間見せた。ストレスなく加速する重量級の車体。静粛性も悪くない。低中速では前方のクラッチでエンジンを切り離し、モーター走行。中低速ではモーターによるパワーアシスト。減速では回生エネルギーをおこなう。フル加速時はモーターアシスト。頻繁にアイドルストップする設定なので、燃費は、コンパクトカー並みになるというから期待が持てる。これで、魅力ある価格を打ち出せるかが大きな課題だ。

2010年8 月 1日 (日曜日)

2年後に日本投入!? マーチのダウンサイジング・エンジン搭載車

マーチのダウンサイジング  新型マーチは、タイの工場で生産し、日本に逆輸入するニュースが一時マスコミに取り上げられた。ところが、もうひとつマーチをめぐる注目ニュースがある。
 新開発の3気筒エンジンをベースにしたダウンサイジング・エンジン車である。直噴エンジン+スーパーチャージャー(過給機)で、排気量1.2リッターながら1.5リッター並の動力特性とガソリン車世界最高レベルの好燃費をマークするという。分かりやすくいえば、VWなどがこのところ盛んに売り出している小さな排気量で1クラス上の出力を持ち、好燃費をマークする環境車狙いである。
 このエンジン、吸気バルブを閉じるタイミングを遅らせることで、実圧縮工程より膨張行程を大きくするミラーサイクルの採用により、通常の4サイクルエンジンより熱エネルギーを有効に運動エネルギーに変換し、かつインテーク・マニホールド内が負圧になることで抵抗となるポンピングロスも低減。さらに高圧縮化で高温となる混合気は、気筒内に直接噴射された燃料の気化潜熱により冷やされるほか、ピストンに施されたクーリング・チャンネルやナトリウム封入バルブの採用で、燃焼室温度を下げ、ノッキングを抑制。これらの技術で13という高圧縮比を実現。加えて、スーパーチャージャーにはON/OFFクラッチを備え、街中などの低速走行時には過給をカットし低燃費と高い動力性を両立したという。ピストンリングへのフリーDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)コーティング、可変容量式のオイルポンプなどを採用し同等性能の4気筒エンジンに対しフリクションを30%も低減できたという。
 アイドリングストップとの組み合わせで、CO2排出量95g/km(欧州測定モード)だという。

2010年7 月15日 (木曜日)

反転フロアボードで、荷室空間のアレンジに新味を加えたフリードスパイク

フリードスパイク  一昔前のホンダ車には、どこか「びっくり箱」めいた世界が必ずあり、ユーザーを楽しませたものだ。だが、いつしかホンダもトヨタ流や日産流のクルマ作りが流れ込み、あまり魅力を放つクルマ作りとは言いづらくなった。ここ数年、自動車を取り巻く環境が大きく変化したこともあるのかもしれないが、ユーザーを驚かせる仕掛けをいまほど必要な時代はないともいえる。自動車はなにもハイブリッドや電気自動車だけが注目されているわけではないのだから!
 そんななか、このほどホンダからリリースしたフリードスパイクは、ある意味自動車の楽しみを精一杯表現するクルマの1台といえる。ミニバンの広さと実用性を備えたフリードに、かつてのモビリオ・スパイクの遊び感覚(荷室の活用法)をフル活用したものだ。
 なかでも面白いのが新発想の「反転フロアボード」。このボードは、アルミと樹脂材を使った軽量(左側4.7kg、右側2.7kg)で前後に180度回転させることでカーゴルームのフロア高を変えられるというものだ。自転車が2台積めるし、1800ミリのエアベッドを置いて車中泊を楽しむこともできる。
 ちなみに、フリードスパイクのエンジンは、1.5リッターⅰ-VTECで、トランスミッションはCVT。気になる燃費は、10・15モードで16.5km/ⅼ。車両価格は、159万8000円から。

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