「長時間の作業にも疲れにくく、軽くて耐久性にすぐれたニッパーが欲しい。そんなお客様の声をもとに企画・開発したのです」と新潟のスリーピークス技研の担当者は説明してくれた。
品番はLN-125S。持ってみると、たしかに軽い。バランスも悪くない。エラストマー樹脂のグリップが手にやさしいし、樹脂製のリターンスプリングが、いかにも軽さを表現している。軽いだけでなくライトな感覚でニッパーを使える。これなら女性でもらくらく使えるし、長く愛着を持って手元においておきたくなる。
面白いのは、この製品は時代遅れのJISの規格からは外れる。より使いやすい製品を目指して企画したもので、切断能力や耐久性はJIS同等だという。ならば、時代にあったJIS規格を構築すればいい、と素人の筆者は思うのだが・・・。
重量は、従来品の14~27%も軽くなった。幅があるのは、サイズ(呼び寸法)が125,150,175と3タイプあるためだ。ちなみに、125Sは、重量が実測で81グラム、切断能力は、ピアノ線や平形のVVF2芯ケーブルはカットできないが、鉄線ならφ1.5ミリ、銅線ならφ2.6ミリまでOKだ。http://www.3peaks.co.jp