今年にはいり今のところ、関東の平野部では積雪はないが、昨年11月に実は積雪があり、大いに戸惑ったドライバーも少なくないと思う。
朝一番、急いでいるときに窓ガラスや屋根に積もった雪を取り払うのは、意外と厄介。とくに、屋根の高いワンボックスやSUVだと背伸びしてホーキで雪を払う・・・なんてことも。
そんなとき、これがあればスマートに朝のスタートができる。
「ミシュラン製」とは銘打ってはいるのでフランス製かと思いきや、小さな文字で“メイド・イン・チャイナ”とある。価格も1180円(コストコ調べ)で、手に入れたので、「あまり期待できない!」。ところが・・・じっくり眺めるとなかなか悪くないことに気づいた。
英語の「VERY LIGHT AND VERY STURDY」はけして大げさではない。実測0.455kgと軽く、本体の軸部分がアルミ製なので、数回使って壊れるという製品ではないと見た。(辞書を引くとSTURDYはSTRONGより堅い用法で、こんなときに使うんだ)
使い勝手もよく考えられている。全長を77ミリ、95ミリ、115ミリと3段階に可変でき、背の高いクルマの屋根にも有効だ。ただ、一番長くしたときヘナヘナになるのでは? と考え、目いっぱい伸ばしてグニュグニュ動かしてみたが、問題なしのようだ。
幅30センチほどのブラシ部分は、ワンタッチで柄に対して角度を直角、ストレートに変えられ、しかもブラシ部を取り外せるので、ガラス部に付着した雪落しにまことに便利。逆側のスクレーパーは、付着した氷を削り落とす役目だが、幅が110ミリもあり、なかなか頼もしい。色もブルーとシルバーのツートンで悪くない。
トランプ大統領が、中国貿易を締め出せば、こんなに安くていいものがアメリカ国民のみならず日本のユーザーが手にできなくなる! スクレーパーを眺めながら、そんな心配までしてしまった。