2011年3月の東日本大震災以来、蓄電池が注目されてきた。万が一の時に電気を何とかしたい! という願いが背景にはある。
N-BOXのフルチェンジと同じ日に、「ハンディタイプの蓄電池E500」が発売された。クルマの12Vソケットや家庭のコンセントから繰り返し充電できるリチウムイオン電池を搭載する。充電時間は約6時間、300Wの電気が約1時間、500Wの場合は約35分間使えるという。たとえば、アウトドアで55Wの電気毛布なら約4時間使え、卓上の12WのLED照明器具なら約10~14時間、65Wのノートパソコンなら約4回も充電できるという。
重量は5.3㎏。2台並列に繋げば、より消費電力の多い電気製品が使えると、複数の電気製品を同時に使える。なかなかかわいいカタチをしている。
このホンダ製品の自慢のポイントは、独自の正弦波インバーターを搭載しているので、パソコンなどの精密機器やマイコン搭載の電気製品など、電気の質を受けやすい製品を安心して使える点だ。定格出力300W、最大出力500W。内蔵の電池容量は377Whで、充放電サイクルは、1000回以上。価格は7万9920円。