ヘキサゴンボルトは、ごくふつうにみられる。
その専用の工具は、言わずと知れたヘキサゴンレンチである。ドライバータイプ、ソケットタイプ、ナイフタイプなどいろいろあるが、一番ポピュラーなのが、L字型である。短いほうと長いほうで使い分ける…‥‥のである。短いほうでボルトの頭にジョイントして、長手で大きなトルクをかける、逆に長手の先端にボルトの頭を差し込み、短いほうで回す、という使い方である。長いほうで回るときは、大きなトルクをかけけられるが、問題は、短いほうで大きなトルクをかけたい時だ!
「パイプ状の延長棒があればうまくいくのに!」
そんな思いをした読者は少数とは思うが、いないわけではあるまい。
そんな時、この道具があれば課題は解決する。「6角棒レンチ用エクステンションバー」(写真下部は5ミリのL型レンチ)というのがこの製品の名称だ。
使い方は簡単だ。このパイプに指定のサイズの6角棒を挿入するだけだ。2本のパイプで構成され、片側を太くして、1個のパイプで2つのサイズの6角棒の延長ができるのがミソ。サイズは小さいのが5ミリと6ミリ、太いのが8ミリと10ミリだ。
表面の仕上げ度合いはざらざらして、触れてあまり気持ちがいいものではないが、価格が799円となれば、「まぁ、こんなものか」と合点がいった。細いパイプが太いパイプに収められるので、便利である。台湾製で、扱いは(株)高儀(電話0256-70-5100)である。