3月にお台場でおこなわれた「国際オートアフターマーケット」に足を踏み入れたら、実に奇妙なマシンに出くわした。先端部にかけて鋭いくさび形状をしているので、一見するとF1マシンに見間違えそうになる!
フランスからやってきたレスキューロボのEAS TRACTなのである。
じつは、これ、イタリアでつくられているが、あらゆるシーンで、事故ったクルマを移動する万能選手的レスキューマシンなのだ。コンパクト(3520×1800×1280ミリ)なので、手狭でこれまで回収作業に難儀した地下駐車場でも,らくらく事故った車両を運び出せるというのだ。油圧ポンプを3個搭載し、リモコン操作でスピーディに回収作業ができる。自走用にエンジンは、面白いことにホンダGX690という発電機用の空冷V型2気筒OHVガソリンエンジンなのである。
最大2500㎏の車両を搭載したまま、回送車両の荷台に自動して乗り降りできる。マシン自体の重量は1850㎏で、価格は600万円代後半だという。問い合わせは、広島県にある「ヤマモトロックマシン㈱」http://www.yrm.co.jp