6角ボルトの角が丸まったとか、つぶれた場合、取り外すのに実に厄介だ。
ロッキングプライヤーがかませる空間があれば、なんとかなりそうだが、タイトな場所だと難しい。そんな時、スーパーマンのように活躍をするのが、この「サイクロンソケット」といえそうだ。
ソケットのドライブ部(ボルトの頭にかぶせる側)を見ると、確かに“サイクロン“を思わせる形状である。ギザギザ形状というか、タービン型というか。角が丸まった6角部の頭は、通常のソケットだとなすすべもなくクルクル回るだけだが、このドライブ形状では、ガシッと捉えてトルクを伝達できる! という理屈。
ただ、極端にすり減ったケースだと、さび付いて動かない場合は、取り外せないこともあるようだ。
写真は、差し込み角3/8インチのサイズが12㎜で、重量が38gだ。価格はホームセンターで449円だった。台湾製だからだ。
手持ちの通常の6角タイプのソケットで同じサイズが22~27g。ということは、2割がた重いつくりである。ちなみに、ネットで調べると、3/8タイプでは8,10,11,12,13,14,15,17㎜。その上の1/2インチ角だと14,15,17,19,21,22,24㎜がラインナップしているようだ。扱いは、(株)高儀 ℡0258-66-1233。