ひとりで出かけたときなど、車内で軽くランチを取りたい気分になったとする。そんなときイマドキのコンビニはとても便利。お弁当やおにぎり、サンドイッチなどリーズナブルな価格で手に入り、お気楽ランチにもってこい。
ところが、いざ車内を見渡すと食事をするようにはできていない。助手席のシートは食べ物を置くようにはできていないし、インパネはカーブしていることが多く、運転席回りにテーブルに替るような空間がないのだ。
そんな時かつてカーショップで見かけた用品を思い出した。ステアリングホイールに引っ掛けるだけで使える小型のテーブルだ。『ワンタっちゃブル』(SFJ㈱ www.sf-j.co.jp)という少し人を食ったネーミングの商品。“1秒ですぐ!”というのがキャッチフレーズ。2780円と少し高い気もしたが、思い切って購入した。40×29.6センチに厚みが2センチ。樹脂(ポロエチレン)製の黒色の四角いお盆と考えれば分かりやすい。丸ハンドルの下部に引っ掛けられるように形状を工夫しているところが最大のミソ。
逆向きに付けると、13.3インチほどのノートパソコンなら置けて使える。耐荷重が約5キロという。どんな具合か手で少し抑えてみたが、お弁当を2つ3つ載せても問題なし。フラツキ度も許容の範囲だ。
ただし、コーヒーカップや味噌汁カップも置けるヘコミがあるが、飲み物はやはり車内のカップホルダーのほうが無難だ。2、3回車内で食事をしてみたが、このテーブル1人用と考えればぎりぎり合格点が与えられるが、そもそも車内での食事自体に疑問符が浮かんだ。食べ物の臭いが染み込みやすい。臭い消し作業に苦労することになる。たとえば中華どんぶりなど強烈なものは車内に持ち込まないほうが得策だ。
このリポートを終了後、アマゾンで検索したところ、1783円で新品がゲットできることが判明して、ガーン! トホホな気分となった。この値段なら文句なく合格点だ。なお、大型車などには付かないし、プリウスなど異型ハンドルの場合、逆向きにして付けるそうだ。