このところ台湾ツールに驚いたり、感心したりしているが、今回もメイド・イン・台湾ツールである。
使用頻度の高い3/8インチのスタビ・ラチェットハンドルだ。
ハンドルという名称を付けるのが気の引けるほど、ハンドル部は小さい。全長わずか100㎜。通常のタイプが180㎜前後なので、約半分の長さ。文字通り、手のひらにすっぽり収まるコンパクトさである。
ということは、手首のスナップを利かせて、早回しするのにじつに具合のいい大きさである。ハンドルエンド部を少し膨らませているのも、理にかなう。
逆に言えば、ショートのハンドルということは、大きなトルクを掛けることはできない。そこで、たとえばパイプを延長して使う、なんてことは、「ご法度!」と但し書きがしてある。
手にした時のフィールは、表面加工で、悪くないが、小ぶりでもずしりと重い感じ。重量は、全長のわりには129gと通常の約6掛けの重さである。肝心のラチェットフィールはどうか? これは悪くないのである。心地よい。72ギアもあるからうなずける。
ただし、切り換えレバーはやや引っ掛かりがあるのが玉にキズ。プッシュボタン式だが、そのプッシュボタンの操作力も軽くもなし、重くもなしでマル。ボタン自体も一回りデカくして、好感が持てる。ただし、こうした構造上、エクステンションバーやソケットを取り付けた時のジョイント部の遊びはやや大きい。あえて点数を付けるとしたら? 価格も1,229円とバカ安なのを考慮して、百点満点中85点だ。
発売元は三木市の「藤原産業」(℡0794-86-8200)
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