「貧乏人の銭(ぜに)失い!」
子供の頃さんざん聞かされた、そんな格言がふと頭に浮かんだが、面白そうなので買ってしまった。なにしろ181ピースの工具、それもすべてブラッククローム仕上げ! ときている。樹脂ケースにぎっしりと入った工具セットなのである。それがラチェットハンドル1本分の価格で手に入る。
49×38×10cmのビジネスバッグの大きさで、重量が10.3㎏もある。コストコの特価で1万1780円(税込み:ちなみにアマゾンではジャスト2万円です)。コストコ特価で計算すると、1ピース当たりなんと65円!
内容は、ソケットレンチのシリーズが差し込み角1/4インチ、3/8インチ、1/2インチが、それぞれmm(メトリックといいます!)とインチのフルサイズ。たとえば、使用頻度の高い3/8だと、6ミリから18ミリのスタンダードソケット計13個のほかに10ミリから18ミリのディープソケット8個、1/4インチから13/16インチのスタンダードソケット10個にスパークプラグソケット2種類、ユニバーサルジョイント1個などなど。これだけ見てもサイズが多すぎて目が回る。このほか、コンビネーションレンチが10ミリから17ミリ、5/16インチから5/8インチまで各6丁ずつの計12丁。それにミリとインチのヘックスビットが40個以上。
とにかく、この工具セット、ドライバー類は手薄だが、自動車やバイクの整備の世界でおよそ6~7割はカバーできる勢い。でも工具は、その中身というか、使いやすさ、性能、愛着度数などが大切。次回から数回アイテムごとにリポートしてみたい。