いまや世の中、家の中もクルマの照明もLEDの天下である。
白熱球なら1000~2000時間の寿命が、LEDに換えるだけで4万時間、つまり20倍以上の超寿命。しかも、熱がこもらず、消費電力が小さく省エネだというのがうたい文句。値段も量産効果が徐々にあらわれつつある。
ところが、価格については自動車用のバルブは、2周遅れ以上である。とにかく価格が高い。先日、車検整備で、ライセンスプレートのバルブが切れていた。意外とこれ、見落とされるポイントで、車検場に行って再検の原因となるケースが少なくない。
このライセンスバルブのLEDが登場しているのである。
近くのカーディーラーで、見つけ1個だけ手に入れた。価格はなんと1個2700円なり! 白熱球(12V5W)がわずか119円に比べ、22倍強の超高値。おかしな譬えだが、軽自動車が150万円だとすると、その22倍なら3300万円。早い話フェラーリ一台分なのである!
というわけで、勝手に「クルマでいうとフェラーリのような超豪華なライセンスバルブ」と命名。これに取り換えてみた。
変わりはありやなしや?
よくよく見ると少し明るく、白っぽい光で照らされはするが、さほどの変化なし。
追尾のクルマが、「あっ フェラーリ級のお高いバルブが付いている!」なんてことも言われることもなく、ただ自己満足の世界のようだ。